「片山通夫」カテゴリーアーカイブ

現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

最近朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からのミサイル発射が多くなった。一日に複数のミサイルが発射されることもある。いったい北朝鮮、もしくは東アジアで何が起こっているのかはうかがい知ることは困難だ。 続きを読む 現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

現代時評《北朝鮮がミサイル発射した。》片山通夫

北朝鮮がミサイルを撃った。最高高度は1000㎞、飛距離は4600㎞。日本の「上空」をはるかに超えて、宇宙空間を飛んだようだ。高度400㎞では、国際宇宙ステーション(ISS)が回っている。その2倍以上の高度となるととてもじゃないけど「日本上空」ではなく「宇宙空間」としか言いようがない。
それを「日本上空を飛んだ」という表現はかなり無理があるというか、まったくの「為にする」嘘だ。ここでかなりの誤解があるようなので北朝鮮が発射する毎に日本国内で説明される「語句」を調べてみた。 続きを読む 現代時評《北朝鮮がミサイル発射した。》片山通夫

現代時評《近頃都で流行るもの》片山通夫

近頃都で流行るもの。

国葬談義に宗教カルト、いずれ劣らぬ低俗さ。安部元首相の国葬に国民の半数以上が反対と。盟友トランプも欠席と弔問外交の夢破れ、参加者集めに四苦八苦。カルトに浸食自民党。広告塔の安部元首相、言い訳ごまかしなんのその。それに引き換え英国国葬、カルトまみれの国葬にそっぽを向いた首脳たち。哀れ憐れの首相の岸田。地獄の門は永田町、今なお続く百鬼夜行の自民党。
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小さい旅:片山通夫

夏の終わりのある日。ふらっと電車に乗った。鞍馬へ行く叡電(えいでん)。貴船口という駅が途中にあった。清流が流れていて京都の奥座敷とでもいうべき小料理屋が軒を連ねている。夏なら素麺流し。電車はとことこともみじのトンネルを抜けて天狗と牛若丸で有名な鞍馬まで。   叡電

現代時評plus《三大がっかり》片山通夫

田沢湖のたつこ像

「●●三大がっかりというがっかり」が世界中にある。自民党と旧統一教会との関係だ。もしかして「すでにカルト宗教」にわが国の政府・与党は侵され尽くしているのではないかと言う危惧である。我々国民はこの問題から目をそらしてはいけない。実態が日に日に明らかになり、それにつれて「がっかり度」が上がってゆく。なんだか不気味な状況だ。この「がっかり」はいつになったら払拭出来るのか。 続きを読む 現代時評plus《三大がっかり》片山通夫

monolog「まどろむ」片山通夫

蚊遣りの煙

ねっとりと肌にまとわりつくような空気が、先ほどまで乗っていた電車のひんやりとした車内から出て感じる。そんな夕刻、ボクはサンダルで駅から自宅にに向かって歩いていた。昼間の熱気がアスファルトの道からサンダルを通して伝わってくる。誰にでもある経験。こんな時打ち水が恋しい。定番のは浴衣姿の女性が手桶に柄杓(ひしゃく)を持って下町の路地で打ち水をする・・・・。もう出来上がった景色だ。
筆者が子供の頃は、漫画や挿絵には縁台に座った大人達とその周りでちんちくりんの浴衣を着た子供、女性はバケツにいれた水を撒くという風景が描かれていた。絵だけでなく実際にそんな風景がそこここで見られた。もう少し時間がたって辺りが暗くなって来ると、線香花火の出番だ。勿論昔ながらの「蚊遣り」はすでに煙を出している。遠くで子供の歓声が聞こえてくる。本の文字を追う眼を閉じる。筆者の手から本が落ち、遠くの歓声も聞こえなくなった。しばしまどろむ。

現代時評《令和の国盗り》片山通夫

容易ならざる事態が安倍氏の死以来自民党や旧統一教会などで続いている。人心一新となるはずだった改造内閣も次々と旧統一教会との関連が浮かび上がってきた。まさに自民党や首相にしてみれば容易ならざる事態だといえよう。政権のタッグを組む公明党はバックに創価学会と言う巨大だがいささかならず評判の悪い宗教団体がついているのも心もとない限りだと自民党の面々は感じているかもれない.。

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monolog《俺のレンズにゃ味がある。004》片山通夫

ズミタール50ミリf2 T-MAX400→800

つまりこれはフィルム時代の話だった。それからボクは50ミリと言うレンズに惚れた。簡単に言うと、使い方によっては広角にも、中望遠のように使えることに気づいた。絞りも開けばバックはボケるし、絞ればそこそこ広角レンズのように表現できた。それにはf2という明るいレンズだったから。所でズミタールと言うレンズは余り値段の高いレンズではない。なぜか知らんけど‥‥。ズミクロンなど車が買えるほどの値段だった記憶がある。車にもいろいろあるけど。さてそんなズミタールだがとてもよく写る。ある夏、徳島の阿波踊りを撮りに出かけた。ズミタールを持って。
作例をあげる。見てわかるようにまともに逆光。ISO800 T-MAX400。f2。

俺のレンズにゃ味があるのだ。(完)

monolog《俺のレンズにゃ味がある。003》片山通夫

leica 3f

つまり色々不満だったわけだ。Nikon Fには。それでもFからF3に移り、FMで落ち着いた。そのころ、ちょこっとスポーツ写真も撮っていたので、一眼レフは必須アイテムだったこともある。レンズはNikkorと当時安かった、コムラーというレンズメーカーの135ミリf3.5という変哲もないレンズを買った。無論中古品で。当時はそれが一番長いレンズだった。スポーツ写真を撮ることになって、もう少し長いレンズが必要になったので、200ミリf4のNokkorを手に入れた。頼み込んでコムラーを下取りに。今から考えると、よくあの時とってくれたなと思う。 続きを読む monolog《俺のレンズにゃ味がある。003》片山通夫

現代時評plus《8月15日に思う。「まさかカルトに侵された日本」》片山通夫

インターネットから

第二次岸田内閣が発足した。報道の通り統一教会に世話になったり、献金をもらったりした閣僚をはじめ、親交のあった議員も数多いた。
参照:第2次岸田改造内閣 7閣僚 旧統一教会との関係明らかに 

中には「入閣できるなら」とだんまりを決め込んで、入閣が決まった後、自白(?)した閣僚もいたとか…。 続きを読む 現代時評plus《8月15日に思う。「まさかカルトに侵された日本」》片山通夫

暑中お見舞い申し上げます。

美しかった頃のキーウ。川はドニプロ川。

暑い毎日が続いております。また北日本では激しい雨に悩まされているようです。相変わらずコロナは我々の生活を脅かし、世の中は旧統一教会と政界の癒着で見苦しい様相を我々にみせております。一方海外に目を向けると、中国は台湾を脅かし、ロシアはもう何か月もウクライナを侵攻しています。
暑苦しい話題ばかりですが、負けずに乗り越えたいと思います。お体を大切にお過ごしください。ご挨拶まで。

 

現代時評《夏の思いで》片山通夫

小さな漁港が和歌山県にあった。加太港と言った。ある夏、隣接する海水浴場で民泊したことがあった。時期は定かではないが、「南国土佐を後にして」と言う歌が街中を席巻していた。最もボクはかなり後でないと、はやり歌は知らなかった。なにはともあれ、加太の民宿の前にあった岸壁は漁船の溜まり場だった。そして夕日が沈む頃の岸壁は近所の夕涼みの人々が集う場所だった。そんな時あの歌が聞こえてきた。きれいな声で何人かで歌っていた。聞くともなく聞いていたら、歌詞に「薩摩おろしがそよそよと・・・」とあった。 続きを読む 現代時評《夏の思いで》片山通夫

monolog《俺のレンズにゃ味がある。002》片山通夫

NikonF

話はどんどん飛ぶ。最初に使ったレンジファインダーカメラはレオタックス。このカメラは、かつて東京、葛飾区新宿(現柴又一丁目)に存在したカメラメーカーが作っていたという。柴又?!フーテンの寅と同じ生まれ。 続きを読む monolog《俺のレンズにゃ味がある。002》片山通夫

monolog《俺のレンズにゃ味がある 001》片山通夫

NikonS3 1958年に発売

レンズとはここではカメラのレンズのことを言う。古いカメラはボクが手にするものは、概して使い物にならない。蛇腹が付いているカメラはたいていその蛇腹の折り目に隙間が空いていて光線漏れを起こす。蛇腹が付いていないカメラはフィルムを出し入れする裏ブタから光線漏れが。おまけにヘリコイドが固くて動かない場合もありピントを合わせるのに苦労する。そんなこんなで古いカメラは選ぶのがたいへんむずかしい。
おまけにレンズもガラスが曇っていたり、カビがあったりしていずれにしても「撮ってみなければわからない」という難しさがある。 続きを読む monolog《俺のレンズにゃ味がある 001》片山通夫

現代時評《鉄道輸送の危うさ》片山通夫

ウクライナ危機、鉄道が支える「避難と物資輸送」 欧州各国、避難民輸送に「運賃無料」や車両提供

本年6月に防衛省が「自衛隊における鉄道輸送」と言う報告書を出した。
ウクライナの戦線で隣国ポーランド等からの武器弾薬は無論、首都キーウを訪れる西側の要人をはじめ、ポーランドへ脱出するウクライナの人々を輸送する鉄路の重要性に眼を向けた。
詳しくはこちら https://is.gd/YxUpZs

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7月31日(旧暦 7月3日)

 

インターネットから借りました。

夏休み真っ盛り。日曜日とあって花火大会が各地で盛んなようだ。
夏休みになると思い出すのが、筆者は子供の頃、いわゆる絵日記なるものを書かされた。毎日である。これはとても無理だと観念してある年「日付と天気」を先に書き入れて、近所の田んぼからオタマジャクシを数匹採って飼ってみた。何日かは所謂観察日記的なものを書いた。しかしオタマジャクシはカエルになる。なったカエルはおとなしく小さな水槽にはいなくて飛び出したようである朝見ていると水槽は空っぽ。

3日ほど「いなくなった」、「帰ってくるかな?」、「帰ってこないので絵日記はおしまい」と書き入れた。8月の絵日記は真っ白。私は真っ青。

・・・。

 

現代時評《参議院選を控えて》片山通夫

ウクライナ侵攻

10日が参議院選の投票日。自公および維新など憲法改正派ともいうべき政党は今の国際情勢を「利用」して勝利を目指している。北朝鮮の核脅威、中国の台湾政策、ロシアのウクライナ侵攻などきな臭いどころではない状況で危険をあおっている。例えば筆者が知った限りでは北朝鮮のミサイルや核実験などに「厳重」な「抗議」は、従来指摘されているように、北京の北朝鮮大使館に、北京の日本大使館から、ファクスにより抗議文を送付》するにとどまっているようだ。
片やミサイルをぶっぱなし、今一方は「ファックスで抗議」というバランスの悪さに恐れ入る。
以上を踏まえて参議院選のポイントを考えてみた。 続きを読む 現代時評《参議院選を控えて》片山通夫

現代時評《東アジア波高し」と煽る勢力が跋扈する。》片山通夫

台湾の霊峰ミサイル。量産?

6月13日の産経新聞(電子版)をみて驚いた。《「北京はミサイル射程内」台湾の立法院長が公言》とある。台湾の游錫?(ゆう・しゃくこん)立法院長(国会議長に相当)は12日、台湾メディア主催のオンライン講演会で「われわれには北京を射程圏に収める雲峰ミサイルがある。中国が台湾を侵略する前によく考えてほしい」と発言した。中国が台湾の武力統一に踏み切った場合には北京を攻撃する可能性があることを強く示唆した。 続きを読む 現代時評《東アジア波高し」と煽る勢力が跋扈する。》片山通夫

現代時評《理不尽が死を招く!》片山通夫

クライナの首都キーウ(キエフ)近郊・ブチャの道ばたには、後ろ手に縛られ、頭部に銃弾を受けた男性が倒れていた。(インターネットから)

我々は毎日人が亡くなったニュースを目にする。しかしそれはこう言っては良くないが所詮他人事である。原因は様々だ。病気だったり事故の場合もあるだろう。災害も考えられる。本当に思わぬ所に危険は潜んでいる。このように死は必ずいつか訪れる。ほとんどの人は、日頃そんなことを考えずに生活している。機会があれば、神仏にお願いする程度だろう。

 

そうして人は生活を楽しみ、また苦しむ。

一方理不尽だが世の中には戦争と言うものがある。大抵の場合、戦争もしくは紛争は個人の意志とはかけ離れたところで発生する。今起こっているパレスチナとイスラエルの紛争は第二次大戦の結果だ。簡単に言うとイスラエル人に戦勝国である米英がお前たちの居場所を作ろうなどと安請け合いした。しかしややこしいことに、その場所は旧約聖書に掲載された場所だった。エルサレムである。
少し説明をしておきたい。何がややこしいかと言うと、エルサレムは世界最古の都市の一つで、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖市とされている。そしてユダヤ教を信じるイスラエル人はこのエルサレムを首都としている。最も国連ではこれを認めてはいない。アメリカのトランプ前大統領が現職の時、テルアビブにあった米大使館をエルサレムに移して物議をかもした。
一方のパレスチナ自治政府は東エルサレムを「パレスチナ国の首都」と主張している。
この三つ巴の混乱は、ひとえに第二次世界大戦後の英米の勇み足だったと筆者は考える。煮えたぎる坩堝に手を突っ込んだわけだ。

そして今年2022年2月24日、プーチンのロシアは隣国ウクライナに攻め込んだ。ウクライナは広大な面積を持つ農業国で、ソ連時代は「穀倉地帯」と大切にされた。世界の食料の何割かを生産していた。今、世界の食料価格が上がっているし、絶対量が不足しているという国連の報告もある。ロシアがウクライナの小麦を「強奪」しているという報道も見られる。エジプトに売る話を持ち掛けたが、エジプトは断ったらしい。「強奪された小麦=盗品」を買って世界から避難されるよりもというわけなのかもしれない。
ともあれ、ウクライナでは一般市民が理不尽に殺されている。派遣されて戦っているロシア兵も、それを迎え撃つウクライナ兵も理不尽に殺されている。

報道によるとロシア兵は「演習」と言われていつの間にかウクライナとの戦争に参加していたという、信じられない状況も起こっているようだ。無論「演習などではなく」実戦で、それも同じスラブ系の民族だと言われるウクライナ人が相手。厭戦気分も脱走する兵も理解できる。

エルサレムをめぐる対立もウクライナに侵攻したロシアも庶民にとっては理不尽そのものだといえる。ましてそのために殺された人にとっては。
今もその理不尽が世界で進行している。

エルサレム問題⇒https://is.gd/b66WKH
ウクライナ問題⇒https://is.gd/Ic4EwA

現代時評《ロシアのインフラが危ない》片山通夫

ロシアでは最近旅客機はソ連時代のイリューシンからエアバスやボーイングにシフトしてきた。筆者も以前はサハリンへ行くのにアントノフ24(写真)と言うバスのように小さいプロペラ機(ターボプロップ)で通った。ところがある時から夏季にはボーイングに変更になった。ユジノサハリンスクの航空会社の窓口の女性は「機材はボーイングよ」といささか得意げだったことを覚えている。アントノフはウクライナの航空機製造会社だ。ロシアの侵攻後にロシア兵が「史上最大の重航空機」にして「史上最も重い航空機」であり、「現存する世界最大の航空機」であるアントノフAn-225を大破させたことは記憶に新しい。

余談はさておき、ロシアのウクライナ侵攻で西側諸国によるロシアへの経済制裁で思わぬところで影響を受けているのがインフラだ。航空機を例にとってみると、先に述べたようにエアバスやボーイングと言った西側の機材が使われている。ところが経済制裁によって航空機のメンテナンス部品が入らなくなった。定期的に交換しなければならない部品が入らないと航空機の安全は保証できなくなる。これは重大事故につながる恐れがあることは自明の理だ。以前筆者がウクライナのキエフ空港でヘリコプターを待っていたことがある。チェルノブイリの取材だった。ところが一向に搭乗出来ない。2時間も待っただろうか。ようやく乗ることができたが、本来乗るはずの機材に不具合が生じたらしい。そこで同型機のパーツを外して取り付けるのに時間がかかったと言う。
今、ロシアではそのような事態があちこちで発生しているのではないかと思う。経済制裁は思わぬところで思わぬ結果を生む。ロシアの新幹線にも影響が出ていると朝日新聞が報じた。新幹線の車両を製造するドイツのシーメンスが、ウクライナ侵攻によってロシアから撤退した。この鉄道は、サンクトペテルブルグ出身のプーチンの肝いりでモスクワ⇔サンクトペテルブルク間を走る。朝日新聞によると「存続の危機」らしい。
このような思わぬ事態がロシアでも起こっている。いや戦争が長引き事態が今以上に悪化すれば、ロシアの社会は混乱を極め、国民のプーチンへの不満が爆発する可能性も大だ。

そういえばまだソ連崩壊の記憶も新しかった2000年頃のサハリンでは誰もロシアの銀行やルーブルそのものを信用していなかった。一方でソ連時代と違って海外へ行くことがそれほど難しくなくなった。そこで目を付けたのが外国人の財布だ。と言っても泥棒やすりをするわけではない。外国の旅行者にとって必要なルーブルを銀行でなく、個人で外貨と交換して「タンス預金」する。そしてそれを貯めていつかは外国へ出かけるという遠大な計画をロシア人たちはたてていた。しかしウクライナ侵攻以前の生活を知ってしまった庶民はどの様に感じるのかはわからない。