現代時評《令和の国盗り》片山通夫

容易ならざる事態が安倍氏の死以来自民党や旧統一教会などで続いている。人心一新となるはずだった改造内閣も次々と旧統一教会との関連が浮かび上がってきた。まさに自民党や首相にしてみれば容易ならざる事態だといえよう。政権のタッグを組む公明党はバックに創価学会と言う巨大だがいささかならず評判の悪い宗教団体がついているのも心もとない限りだと自民党の面々は感じているかもれない.。

公明党にしてみれば、うかつに自民党の肩を持つわけにもゆかない。いつ火の粉が自分にかかって来るやもしれないのだから。ただ創価学会も以前ほど攻撃的ではなくなったと見えるのは筆者だけか。それは国政選挙のたびに公明党の得票が減っていることからもうかがえる。つまり公明党は自民党に肩入れするほどの余裕がなくなったのかもしれない。
そこへ安倍氏の事件だ。同じような構図が以前の創価学会にもあったと聞いている。やはりそこは慎重にならざるを得ないとも思う。

ともに政権を担う公明党が余り積極的でないので自民党は自ら単独で今の世間の荒波に立ち向かわなければならない。そこで岸田総理は人心一新とばかりに内閣の改造に着手した。ところがおそらく岸田首相の考えていた以上に自民党は統一教会にはまっていた。おそらく岸田首相は「全くどいつもこいつも」という気分だろう。自分のことは棚に上げて…。

国民の皆さんも、勿論筆者も含めて、この事態がどのような決着を見るか興味深々だろう。いや国民の皆さんも今の世の中だ、SNSやブログなどを駆使して、既に自らの考えを発表されているかもしれない。
筆者がここで言いたいことは、モリカケサクラ問題のように、中途半端で終わらせてはならないということだ。ことは反社会団体の統一教会や他の関連団体はモリカケサクラ問題のように決して一過性の問題では毎ところが恐ろしいし厄介である。彼らは自民党議員などを通じて、既にわが国の組織にまで食い込んでいるし、憲法などにも手をつけようとしている。彼らの組織を文科大臣を「手なずけて」名称の変更にまで至っている。過去にこのような手段を講じた団体があったか?憲法の草案も彼らの持っている草案と、自民党が用意した草案の酷似にも改めて注意を喚起したい。

彼らが目指して言いるのは日本と言う国の乗っ取りである。