「片山通夫」カテゴリーアーカイブ

Gallery 609studio 心象《酒蔵の町》片山通夫

京の都から少し南へ進んだ中に「鳥羽伏見の戦い」が起こった伏見の町がある。江戸時代には三十石船(さんじゅうこくふね)が伏見と大坂の八軒屋(現代の京阪電鉄天満橋付近)のあいだを結んだ。
その伏見は伏水(ふしみず・京都・伏見周辺の伏流水)から来た名前かは定かではない。そんな伏見の町を「心象」した。

 

現代時評《日本って悲しい国になってしまった》片山通夫

近隣諸国に見放されている気がしてならない。ここで改めて近隣諸国とは?と考えてみる。言うまでもなく、我が国は日本海を隔てて、ロシア、中国、北朝鮮、韓国と隣接している。そして沖縄の石垣島から西へおよそ100キロメートルで台湾である。
その台湾への支持もなんだかあやふや、曖昧模糊とした支持。何しろ中国に気を使っているのだから。きっと貿易関連、アメリカに同調、世界の風潮などが考えられる原因だ。いや、もしかして国際的な流行に乗り遅れるのを恐れたか?

一方、地理的には韓国が最短の隣国なのだろうが、安部政権時代には、嫌韓のオンパレードで書店ではまるで「お祭り」状態。韓国がわが安倍政権のいうこと聞かないので輸出を止めたら、韓国は他の輸入先を探し、挙句は自前で生産するという結果に陥った。これじゃ今まで輸出してきた国内企業は泣きを見ているのではないかと思う。
馬鹿のやることの馬鹿さ加減には驚いた。
北朝鮮とはミサイル騒動や拉致問題、中国とは台湾有事を画策(ホントかな?)していると騒ぎ新疆ウイグルの人権問題に(遠くから)吠える。何しろテロ国家らしい、北朝鮮は。 続きを読む 現代時評《日本って悲しい国になってしまった》片山通夫

◇◇現代時評plus《丹波篠山で考えたこと》片山通夫

秋の丹波の山と登り窯

過日秋色の丹波篠山で一日遊んだ。コロナもすこし落ち着いてきたのか人出は結構あった。江戸時代から城下町篠山の商業の中心として栄えた河原町妻入商家が残っている通りには、いわゆる丹波焼の丹波古陶館という美術館でがある。美術館としては小さいが好きな人には応えられない古丹波を満喫できる。美術館に入ると、昔、著名な写真家である土門拳氏が撮った古丹波の写真を思い出す。詳細は忘れてしまったが丹波の地、篠山近郊の今田地区に多くの窯元があり、土門氏は登り窯の妖艶に燃える炎が立杭焼を作っているというような意味のことを写真と共に書いていたように記憶する。 続きを読む ◇◇現代時評plus《丹波篠山で考えたこと》片山通夫

Gallery 609studio《晩秋の出雲街道》片山通夫

出雲街道とは主に播磨国姫路(兵庫県姫路市)を始点として、出雲国松江(島根県松江市)に至る街道のことを指す。出雲往来、雲州街道などともいう。他に、広島県・島根県内では石見銀山街道の尾道から赤名(現在の島根県飯南町)にかけてのルートや、それに三次で接続する広島方面からのルートを指すこともある。 (ウイキペディア)
写真は出雲街道新庄宿、がいせん桜通り。がいせんとは「凱旋」のことで、日露戦争の戦勝記念で街道の両脇に植えられた。この通りは出雲街道の宿場町で、参勤交代の松江藩主などが休息する本陣や脇本陣等があり、かつては大いに賑わった。
秋の歌
「見渡せば 花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ」定家

 

 

 

 

現代時評《壺から出られん自民党》片山通夫

冗談だろうが、「今年の漢字」に選ばれたというジョーク。

旧統一教会の政治家への浸透は驚くほどだ。特に自民党中枢と目されている安倍派。山際氏などはあの答弁を聞いていて、単なる小心者の保身の弁だと100歩譲って思われる。まあ、国民の中の不平氏の憂さを晴らす程度、言い換えればガス抜き程度だと失礼ながらそう感じる。しかし看過できないのが、実際はわからない部分が多い中で旧統一教会との「深い付き合い」をしている、もしくはしているであろう政治家。 続きを読む 現代時評《壺から出られん自民党》片山通夫

Gallery 609studio《奈良・今井町 1》片山通夫

奈良県・橿原に今井町というところがある。一向宗の布教拠点として生まれ、寺内町として発展した。寺内町(じないちょう、じないまち)とは、中世後期から近世前期の日本において、浄土真宗により建設された仏教寺院・道場(御坊)を中心に形成された自治集落のことである。濠や土塁で囲まれるなど防御的性格を持ち、信者、商工業者などが集住した。寺内町の呼称は町の全域が寺院の境内とみなされたことから生じたもので、参詣者相手の商業地として寺院の境外に形成された門前町とは異なる。 天文年間(1532~55)、本願寺の今井兵部によって建てられた称念寺が、今井町の起こりと言われて、農民などを門徒化し、ここを拠点に一向宗の布教を進めるためだった。後には、諸国の浪人や商人が集められ、町場を形成しました。このような町を寺内町と呼ぶ。世は戦国時代。野武士、盗賊、他宗派、大名などからの攻撃を避ける為に、周辺に濠と土居を巡らせ、僧侶や門徒を守るための武力が備えられました。見通しのきかない筋違いの道路や、九つの門跡がそれを物語っている。(橿原市HPなどから)

Gallery 609studio《地獄絵図・恐山》片山通夫

恐山では恐山大祭と恐山秋詣りの折に「イタコ」と呼ばれる人たちが集う。そしてそのイタコに「口寄せ」を頼む人たちもまた大勢集う。周りの風景から感じるのはさながら地獄絵図。いや死者の声を聴こうとする人々の煩悩渦巻く光景といえるかもしれない。写真はその恐山地獄。

 

◇◇現代時評《四面楚歌の日本》片山通夫

戦術核を使うか、いや、おそらくブラフだろう、まさか使えまい等々様々な思惑が交差している。実際、万一戦術核が使われたら世界は本格的な核戦争に陥るか、プーチンの核でとどまっているかは全く予測できない。それほど世界は馬鹿でもないかもしれないし、何かのはずみで・・・。いやいや、そんなことを考えたくない。 続きを読む ◇◇現代時評《四面楚歌の日本》片山通夫

好評発売中!《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》編集室

片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME 表紙

2022年10月23日発売開始!
60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。
全286頁。モノクローム写真239点を収録。


本体価格 3600円(税込)+送料(370円)

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現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

最近朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からのミサイル発射が多くなった。一日に複数のミサイルが発射されることもある。いったい北朝鮮、もしくは東アジアで何が起こっているのかはうかがい知ることは困難だ。 続きを読む 現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

現代時評《北朝鮮がミサイル発射した。》片山通夫

北朝鮮がミサイルを撃った。最高高度は1000㎞、飛距離は4600㎞。日本の「上空」をはるかに超えて、宇宙空間を飛んだようだ。高度400㎞では、国際宇宙ステーション(ISS)が回っている。その2倍以上の高度となるととてもじゃないけど「日本上空」ではなく「宇宙空間」としか言いようがない。
それを「日本上空を飛んだ」という表現はかなり無理があるというか、まったくの「為にする」嘘だ。ここでかなりの誤解があるようなので北朝鮮が発射する毎に日本国内で説明される「語句」を調べてみた。 続きを読む 現代時評《北朝鮮がミサイル発射した。》片山通夫