現代時評plus《生活防衛に走るロシア人達》片山通夫

EU各国やアメリカ、それにロシアのウクライナ侵攻に抗議する各国のロシア制裁でロシア国内はルーブルの暴落ともいえる事態に国民は銀行に殺到しているという。筆者はソ連邦崩壊直後のモスクワにいた。
地下鉄をおりて地上に出て驚いたことがある。寒い日の朝だった。 続きを読む 現代時評plus《生活防衛に走るロシア人達》片山通夫

現代時評《どさくさ紛れの核論議》山梨良平

ウクライナのカップル、結婚初日にライフル銃を取得 国家防衛のため(インターネットから)

また安倍がどさくさ紛れにこういったらしい。「核の共有、議論必要」、 「タブー視してはならぬ」と。勿論安倍の盟友「ウラジミール」プーチンが核のボタンに手を添えようとしている機をとらえての発言だ。人の(この場合プーチン)発言をご都合主義でとらえる能力だけはすばらしい。ご都合主義でもあり無責任な便乗だとSNS界でも大ブーイング。例えば《プーチンと27回会談した男がいまさら…安倍元首相「私も説得したい」「核兵器共有」に “ご都合主義” の声》、《安倍元首相に“おまえが語るな”批判の大合唱! フジ番組でウクライナ問題にペラペラ持論》

わが国には国是として非核3原則というものがある。これを変えるべく議論するのは論外だ。 続きを読む 現代時評《どさくさ紛れの核論議》山梨良平

現代時評《プーチン氏の思惑》片山通夫

黄金の門・キエフ公国

プーチン氏がウクライナにこうまで固執する理由を筆者なりに考えてみた。下手な考え休むに似たりともいうけど。ウクライナという国はソ連時代のずっと以前、つまりロシアという国が出来上がろうという時代、元々はキエフ公国という国が発祥。言ってみれば飛鳥時代や奈良時代のようなもの。ロシアの主な宗教はロシア正教というキリスト教の一派。東方キリスト教の一派。東京にニコライ堂がある。あれはハリストス正教会の本部で元々は明治の初め、函館にロシアから伝わった。函館にはハリストス正教会という小さいがきれいな教会がある。
余談はさておきキエフ公国は古代ロシア (ルーシ) の国家。 ドネプル川中流右岸キエフを中心とする公国。 9世紀末から 13世紀にかけてその公が大公として周辺諸公国に君臨したことにより,ロシア最初の統一封建国家 (キエフ・ルーシ) となった国である。 続きを読む 現代時評《プーチン氏の思惑》片山通夫

現代時評 《再婚禁止期間廃止の問題点》井上脩身

法務大臣の諮問機関、法制審議会の親子法制部会は2月1日、女性の再婚禁止期間の規程を廃止することなどの民法改正要綱案をまとめた。とくに注目されるのは、「離婚後300日以内に生まれた子も、女性が再婚していれば再婚相手の子と推定」との規定を設ける点で、無国籍の子どもをなくすためとしている。現行民法は1898年に施行されたもので、戦後、憲法が制定されてからも家父長制度的な規定は温存されてきた。今回の答申はその壁に風穴を開けるという意味では意義は大きい。しかし、再婚しないで子が生まれた場合に対する配慮は十分でなく、保守的な家族観が根強く息づいていることをうかがわせる内容となった。 続きを読む 現代時評 《再婚禁止期間廃止の問題点》井上脩身

現代時評《敵基地攻撃》片山通夫

自民党タカ派などから「敵基地攻撃」に関した議論が盛んだ。(図版)ただこの議論(考え方)は今に始まったことではないようだ。時事通信が伝える。
《敵基地攻撃の基本的な考え方は、他国領域内からミサイルを撃たれる前に発射拠点や司令部を攻撃するというものだ。国会でのやりとりは1956年の鳩山一郎首相の答弁(船田中防衛庁長官が代読)までさかのぼる。ミサイル攻撃を受ける際に、「座して自滅を待つべしというのが憲法の趣旨とするところだとはどうしても考えられない」との内容で、それ以来、憲法上は許されるとの解釈が続く。(時事通信HPより)》
https://www.jiji.com/jc/v8?id=20220121seikaiweb 続きを読む 現代時評《敵基地攻撃》片山通夫

◇現代時評《安倍さん、出番です!ノーベル平和賞のチャンス》片山通夫

ロシアのスプートニク通信(電子版)は2022年2月2日にローター電を引用する形で次のように伝えた。
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官はブリーフィングの中で、「仮にそれが最も建設的なアプローチで、意味があると決定される場合、我々の大統領は完全に対応する用意ができている」と発言した。
先に英国のボリス・ジョンソン首相はウクライナの首都キエフを訪問したほか、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はウラジーミル・プーチン大統領とモスクワで会談する姿勢を示してきた。
なお、米国防総省は現時点においてウクライナ危機の脱却に向けた歩みはロシア側から確認されていないと表明している。フランスのマクロン大統領は、この問題で先月末に電話会談でプーチン氏に対話を促した。
また2月5日の報道によると「ロシア プーチン大統領 フランスとドイツの首脳招き会談へ」とあった。西側の首脳間の分断を図る意図がミエミエだ。 続きを読む ◇現代時評《安倍さん、出番です!ノーベル平和賞のチャンス》片山通夫

現代時評《近頃巷で流行るもの パート2》山梨良平

今年、1月11日号の当メールマガジンに「近頃巷で流行るもの」というタイトルの現代時評が掲載された。
興味ある方はこちらへ⇒    https://is.gd/361iMG

・・・で、筆者も!と思うこと、感じることを書いてみようと・・・。 続きを読む 現代時評《近頃巷で流行るもの パート2》山梨良平

モノローグ《真冬の渡岸寺観音堂(向源寺)》片山通夫

どうがんじかんのんどう(こうげんじ)と読む。断じて「とがんじ」ではない。滋賀県湖北の高月町にある。この寺の十一面観音は、日本全国に七体ある国宝十一面観音の中でも最も美しいとされる。確かに美しい。案内してもらった方に「色っぽい」と感想を述べたら苦笑された。妖艶なのだ。筆者の心の歪みだと思うが・・・。観音像の写真はインターネットから借用。

現代時評plus《特攻隊員と自爆隊員》片山通夫(写真も)

いささか古い記事だが1月4日、共同通信がイスラマバードからのニュースとして次のように伝えた。
《「タリバン、自爆攻撃部隊編成へ 国軍内に、過激派対策」か
この記事を読んで私は「先の戦争(いやな表現だ)」での特攻隊員を描いた映画「ホタル」を思い出した。この映画は当時日本の植民地だった朝鮮半島の若者が特攻隊員として帰ってこなかったところから物語は始まる。ここで映画のストーリーを書くことは出来ないが、朝鮮の若者が「決して望んで」特攻隊に志願したわけではないことを強く感じた。

参考:ホタル⇒ウイキペディア  続きを読む 現代時評plus《特攻隊員と自爆隊員》片山通夫(写真も)

現代時評《″反安全″日米地位協定》井上脩身

~オミクロン株の巣の沖縄基地~

オミクロン株の出現により、国内の新型コロナ感染は1月になって爆発的に激増、昨年8~9月の第5波をはるかに上回る危機的状況を呈している。欧米を中心に世界的に感染が広がるなか、政府は外国からの入国者に対するPCR検査の徹底など水際対策を強化したが、沖縄の米軍基地からコロナウイルスが漏れだし、沖縄県内に感染がまん延。年末年始の観光シーズンの到来とともに全国に広がったとみられる。「日米地位協定」によって米軍基地が日本政府の手の届かない治外法権の鉄の壁で囲まれている結果、水際対策が機能しなかったのである。日米地位協定はわが国にとって不平等な取り決めであるにとどまらず、国民の健康を損なう″反安全協定″であることが明らかになった。 続きを読む 現代時評《″反安全″日米地位協定》井上脩身

現代時評plus「終末時計の針を戻せ!」片山通夫

こんなニュースが今日流れだした。《バイデン氏、プーチン氏は「ウクライナ侵攻するだろう」 西側試せば「高い代償」》
《ロシア軍10万人が集結「ウクライナ侵攻」前夜か CIA元副長官が予測する3つのシナリオ ―“台湾有事”との共通点―》
ウクライナを巡るロシアと西側の対立は年が明けてますます激しくなってきた。
国際社会は同時に
台湾に対する威嚇を続け、そして国際社会は南アジアへ進出する中国に対する対応も迫られている。 続きを読む 現代時評plus「終末時計の針を戻せ!」片山通夫

Photo&Journal P:India