◇現代時評《安倍さん、出番です!ノーベル平和賞のチャンス》片山通夫

ロシアのスプートニク通信(電子版)は2022年2月2日にローター電を引用する形で次のように伝えた。
ホワイトハウスのジェン・サキ報道官はブリーフィングの中で、「仮にそれが最も建設的なアプローチで、意味があると決定される場合、我々の大統領は完全に対応する用意ができている」と発言した。
先に英国のボリス・ジョンソン首相はウクライナの首都キエフを訪問したほか、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はウラジーミル・プーチン大統領とモスクワで会談する姿勢を示してきた。
なお、米国防総省は現時点においてウクライナ危機の脱却に向けた歩みはロシア側から確認されていないと表明している。フランスのマクロン大統領は、この問題で先月末に電話会談でプーチン氏に対話を促した。
また2月5日の報道によると「ロシア プーチン大統領 フランスとドイツの首脳招き会談へ」とあった。西側の首脳間の分断を図る意図がミエミエだ。

筆者は一つの提案をしたい。ほとんど当事者であろうバイデン米大統領やNATO構成国の首脳がウクライナ情勢で「調停」出来るのか否かと思えば疑問視するしかないのではと思う。如何に天然ガスのロシアからの供給を受けていてもだ。バイデン大統領はさぞかしイライラしていることだろうと思われる。・・・と思っていたら、トルコ大統領がウクライナ訪問、ロシアとの紛争で仲介申し出たとの報道。
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-turkey-idJPKBN2K82CG

その点わが元首相である安倍氏は何しろ「ウラジミール、シンゾ~と呼び合える昵懇の仲」らしく、総理時代に
30回も会談し自分の故郷の春帆楼という料亭に招待したことさえあった。そんな「外交の安倍」氏に世界平和のためにモスクワに乗り込んでもらって、プーチン氏とひざを交えてこれらウクライナ問題の仲を取り持ってもらいたいモノだ。

うまくすれは本年のノーベル平和賞・・・。

まさか、「ウラジミール、シンゾ~」と呼び合える仲だったというのは、我々国民向けの「これも嘘」だったというのじゃないだろうな。