「編集室」カテゴリーアーカイブ

「持続可能な開発目標」609studio編集部

SDGs (Sustainable Development Goals) への理解と取り組み

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2022年も終わりに近い12月。世間の年末のあわただしさを感じた頃の話。SDGs (Sustainable Development Goals) を考えるにあたり、さて自分に何ができるかと考えた。そう簡単に何かができるわけでもない。人に言うほどのことでもない。いや、黙って見過ごすこともできるがそうもいっておられない地球の環境だ。これでも必死に考えた。けどなんとなくテーマが大きすぎる。じっくり考えよう。今個人で思いつくことは紙の減量だ。ついては年賀状をやめようという安直さ。我ながら情けない。

参考:国連や我が国の関連サイトをあげてみる。
⇒地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進するために世界を変えようという運動の骨子となるもの。17の分野の目標から構成され、2030年までの達成を目指して、2015年9月の国連のサミットで全会一致で採択された。
我が国の取り組み
国連広報センター

 

ONCE UPON a TIME 外伝 ”まずはBarへ。#1”片山通夫

キューバのバー(イメージ)

ここまで来たらもう落ち着いた。まともに言葉が通じるわけでもない。唯一通じやすいのはBarだ。それにこの国はヘミングウエイ以来、いやバチスタ政権以来、アメリカの歓楽地と化していたようだ。酒に関してはボクなんて足元にも及ばないだろう。いくら社会主義なのか共産主義なのかは知らないが。そういえばソ連も中国も酒は欠かしてなかったように聞いた。メキシコはテキーラが国民酒、この国はラム酒がそれだ。
となると、当面しなければならない事もないから、夕方にちょっと散歩してからBarを探した。なんの!驚くなかれこのホテルにもBarがあった。

入ってゆくと気のいい男が案内してくれてカウンターに座った。さすがに元ヒルトンホテルのバーだ。ボクが行ったのは革命後10年なので少し薄汚れていたが、バーテンダーが必死で磨き倒している様子が見て取れる。何しろこっちは若造だしあまりお金もないしで、覚えたてのカクテル名を頼んだ。「クーバ・リブレ」。

そういえば元ヒルトンのこのホテルの名前もHabana Libreだった。Libreは自由という意味のスペイン語。そして頼んだカクテルは・・・。
ラム酒をコカコーラで割ったカクテル。コカコーラはすでにこの国ではなかったので、それに類したコーラだった。(この項続く)

訂正とお詫び

monolog の2023年1月16日の記事からタイトルというか、分類(カテゴリー)を変更させていただきます。この日の monolog から「Once Upon a Time 外伝」に変更いたします。
お詫びして訂正します。

現代時評《河野洋平氏の良識》片山通夫

「70数年前に日本は決心したじゃないかと。尊い命を犠牲にして、我々今ここに繁栄を得ているのです。決して忘れません、決してあの過ちは繰り返しません。何十年も言い続けて、その結果がこの政策転換というのは、私はあり得ないと、そう思っているのです」「安倍政治というものに非常に大きな問題があったと思います」
元衆議院議長・河野洋平氏はTBSの「報道特集」という番組でこう語った。 続きを読む 現代時評《河野洋平氏の良識》片山通夫

書籍紹介

60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集”ONCE UPON A TIME”は作者の歴史でもある。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。またベイルート渡った重信房子とパレスチナ難民の生活。ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして時代を映日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。
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書籍紹介

■新刊のお報せ《新版 日本の島事典 》編集室

*『新版 日本の島事典』* 上下卷計1,600頁 ¥77,000(税込)
監修・編著:長嶋俊介・渡辺幸重 三交社刊
2022年12月6日刊行予定
27年ぶりの改訂新版で国土地理院地図情報をベースに日本の島嶼(島・岩礁)を
精査し、新定義「周囲0.1㎞以上及び0.1㎞未満の名称付き自然島」による我が国
の島嶼数を初めて1万5,528とした。本書は、これを基に有人島など歴史的に重要
な約2,000の島の「沿革」を著し、都道府県別に無人島・人工島などを含む島嶼の
「現在」を示した歴史的大著である。上製本、ケース入り、分売不可。
◎内容
・はじめに 基礎データ(島数概要)
・第1部 日本の島々(解説編)
・第2部 島々の歴史(年表編)
・第3部 島嶼県別集計(データ編)
アマゾンで買う。

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新刊書紹介

新刊のお報せ《新版 日本の島事典 》編集室



*『新版 日本の島事典』* 上下卷計1,600頁 ¥77,000(税込)
監修・編著:長嶋俊介・渡辺幸重 三交社刊
2022年12月6日刊行予定

27年ぶりの改訂新版で国土地理院地図情報をベースに日本の島嶼(島・岩礁)を精査し、新定義「周囲0.1㎞以上及び0.1㎞未満の名称付き自然島」による我が国の島嶼数を初めて1万5,712とした。本書は、これを基に有人島など歴史的に重要な約2,000の島の「沿革」を著し、都道府県別に無人島・人工島などを含む島嶼の
「現在」を示した歴史的大著である。
上製本、ケース入り、分売不可。
◎内容
・はじめに 基礎データ(島数概要)
・第1部 日本の島々(解説編)
・第2部 島々の歴史(年表編)
・第3部 島嶼県別集計(データ編)

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片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”は
アマゾンで電子雑誌として販売中!
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片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”
60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルートの重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。
そして時代を映す日本の折々の風景を
モノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。
全286頁。モノクローム写真239点を収録。
発行 publishing house Lapiz
本体価格 3600円(税込)+送料(370円)
お問合せ・ご注文はメールで。
お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘なく。
info*609studio.com *→@に変えてください。

近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》井上脩身

「片山作品に見る冷戦下のフォトジャーナリズム」 003

祖国への帰還の夢とおく
 米ソ冷戦はヤルタ会談に始まった、と述べた。その合意に基づくヤルタ協定で、樺太南部はソ連に返還されることとされた。この会談の3カ月後、同じアメリカ、イギリス、ソ連の3カ国によってポツダム会議が開かれ、日本はポツダム宣言を受諾して無条件降伏。1951年のサンフランシスコ講和条約で南樺太の全ての権利を放棄することになった。

南樺太は日露戦争後の1905年のポーツマス条約によって日本の領土となり、1931年には、漁業、林業、製紙業を中心に日本人40万6557人が移住していた。 続きを読む 近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》井上脩身

現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

最近朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からのミサイル発射が多くなった。一日に複数のミサイルが発射されることもある。いったい北朝鮮、もしくは東アジアで何が起こっているのかはうかがい知ることは困難だ。 続きを読む 現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫

近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME 》井上脩身

「片山作品に見る冷戦下のフォトジャーナリズム」001

片山通夫さんは私と同い年の1944年生まれである。高校に入学したのが1960年、いわゆる安保の年だ。安保条約はつまるところ東西冷戦のなか、わが国がアメリカの核の傘に入ることであったといえるだろう。核戦争の恐れは1962年のキューバ危機により具体的恐怖となり、人類は核の均衡という緊張状態のなかで息をつめて生きていくことになる。こうした時代背景をうけて、若き日の片山さんはカメラを手にキューバにとび、米ソ対立の最前線にあるカリブの国の人たちの実相に迫った。そこで磨いたカメラアイはやがて日本の敗戦でサハリンに取り残された朝鮮人に向ける。深いしわの奥ににじむ誇りと尊厳。片山さんはレンズを通して物言わぬ辺境の地の人たちに寄り添う。そこに私はフォトジャーナリストとしての鋭い時代感覚と温もりある人間性をみる。 続きを読む 近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME 》井上脩身

現代時評《それでも戦争しますか?》山梨良平

安倍国葬が終わった。世論調査で見れば国葬反対が多くを占めた珍しい現象だった。端的に言えばかなり無理をした国葬だった。安部氏が政権を担っていた時代、我が国はひたすら戦争に向かっていた。
9月10日の日刊ゲンダイに作曲家が書かれた「三枝成彰の中高年革命」と言うコラムに「日本はあらためて戦争放棄を宣言すべきだ」と書かれていたのが目に留まった。そこに書かれていた内容がほとんど私の考え方と似ていたので「ふんふん成程」といちいち納得できた。
我々が、日本の所謂タカ派の政治家がやれ防衛だ、防衛費の増強だ、いや敵地先制攻撃はどうだ?挙句に核の共有だなどと一見勇ましい。とにかく攻めることに力点を置いている。仮想敵国は北朝鮮であり、中国であり、最近はウクライナに侵攻したロシアもその仲間入りした。 続きを読む 現代時評《それでも戦争しますか?》山梨良平

現代時評《令和の国盗り》片山通夫

容易ならざる事態が安倍氏の死以来自民党や旧統一教会などで続いている。人心一新となるはずだった改造内閣も次々と旧統一教会との関連が浮かび上がってきた。まさに自民党や首相にしてみれば容易ならざる事態だといえよう。政権のタッグを組む公明党はバックに創価学会と言う巨大だがいささかならず評判の悪い宗教団体がついているのも心もとない限りだと自民党の面々は感じているかもれない.。

続きを読む 現代時評《令和の国盗り》片山通夫