monolog ”カメラの話をしよう #1”片山通夫

上皇陛下とNikonS インターネットから

Nikon Sというカメラに触れたことがあった。大昔の話。相当高かった。今でも中古だが結構な値段で売られている。もちろんコレクション目的だろう。(知らんけど)もしかして、今の上皇陛下が、1953年に欧米14か国を訪問されたおり、スイスのユングフラウヨッホを訪れた時の写真にそのNikon Sが彼の首から下がっていたので、中古でもいい値段?。まさか。
所謂一眼レフではない。レンジファインダーカメラとは、光学視差式距離計が組み込まれており、距離測定に連動して撮影用レンズの焦点を合わせられるカメラのことである。 距離計連動カメラともいう。ボクはそんなカメラに魅せられていた、いや今も魅せられている。
Nikon S はその距離計連動カメラであり、ニッコールというシャープなレンズがついていた。しかしバカ高かった。高かすぎた。ただただ遠くから眺めるだけだった。