「山梨良平」カテゴリーアーカイブ

現代時評plus《旧統一教会問題 その1》山梨良平

ここ数年、特に安倍政権の間、官界はもとより政界に吹き荒れていた「安倍旋風」が同氏の死亡以降、徐々にではあるが風向きが変わってきたように思える。言ってみれば「吹き返し」である。ここでいう「吹き返し」は無論安倍氏の死亡に伴う風向きの変化だ。
特徴的なのは東京地検特捜部が東京五輪組織委清算法人をはじめ、高橋治之元理事の自宅、電通、AOKIホールディングス前会長の青木拡憲)氏(83)の自宅などに家宅捜索を始めた事があげられる。素直に考えればなぜこのタイミングで?と思えるのだが、これも「吹き返し」の一つなのだろう。 続きを読む 現代時評plus《旧統一教会問題 その1》山梨良平

現代時評《第3次大戦と核戦争に言及するロシア》山梨良平

核のイメージ

今年2月24日までは世界は「まさか、攻め入らないだろう」と世界は考えていたように思う。一部の報道では「いや、プーチンは(ウクライナ侵攻を)やるだろう」と報道していたようだが。いずれにしてもロシアは隣国ベラルーシの助けを借りてウクライナに攻め込んだ。古来よく言われているように戦争を始めるのは簡単だが終えるのは難しい。今その岐路に立っているのがプーチンのロシアではないかと思うのだ。勿論そう考える理由がいくつかある。一つは諸々の報道から感じる「侵攻当初からの苦戦」だ。「64キロもの機動部隊の停滞」、「兵站が十分でなく食料は勿論、武器弾薬に至るまで不足」、「戦車の損傷」、「ロシア黒海艦隊旗艦「モスクワ」の被弾。沈没」「ロシア兵の損傷」など枚挙にいとまがない。

その陰でプーチンは「イライラしている」とか「部下を逮捕、降格」したとか、「ロシア軍の将軍の戦死が後を絶たない」という悪いニュースには事欠かない。おまけにプーチンは伝えられるところによると、プーチンはパーキンソン病を患っているようにも見える。そんな中プーチンは今月9日に毎年実施される「対独戦勝記念日」に向けて、このウクライナとの戦争に勝利宣言する予定だったようだ。しかしながら充分な戦果を挙げられない現状では勝利宣言などはとても無理だ。

東京新聞が次のように伝える。
> ロシア国防省は29日、モスクワの「赤の広場」で5月9日に行われる第2次大戦の対独戦勝記念軍事パレードで、核戦争などの際にプーチン大統領らが指揮のために乗り込む特別機イリューシン(IL)80が参加すると発表した。ウクライナ侵攻でロシア側への非難を続ける欧米をけん制する狙いとみられる。

またAFP「第3次大戦に発展の恐れ」 とラブロフ・ロシア外相が警告したと報道した。

まさかプーチンが核兵器を実際に使用することはないと思うが、2月23日の時点で、現在のようなウクライナの状況になるとはプーチンを含む世界中のだれもが考えていなかったのではなかろうか。ならば、核兵器を使うという危険もあながち妄想とは言えまい。現にウクライナの市民はロシア兵の蛮行に耐えているのだ。
誰かプーチンを止めなければならない。

現代時評plus《核のボタン》山梨良平

ウクライナが大変なことになっている。ロシアのプーチンは驚くなかれ、「核攻撃も辞さない」と脅しをかけている。クレムリンの報道官は、「ロシアの国が消滅する危険がある場合」だという。

核のボタンに手をかけて世界に脅しをかけるプーチン。その露払いのようにチェルノブイリやその他のウクライナの原発を攻撃した。攻撃したロシア兵達はもしかして、いやおそらく原発の怖さを知らないのかもしれない。

一方、わが国では安倍元首相が「核の共有」などと、この機を利用して核武装論を述べだした。なんでもアメリカが持っている核兵器を「共用」したいらしい。アメリカが簡単に核のボタンを日本に渡すとは思えないが、少なくともそのように安倍や維新の松井などは考えている。

さて読者の皆さんに質問したい。安倍や松井にあなたは「核のボタン」を持たせたいか?持たせても大丈夫か?勿論非核三原則と言う原則はある。憲法9条と言う縛りもある。しかし彼らはこの縛りを変更するつもりのようだ。(敬称略)

現代時評《どさくさ紛れの核論議》山梨良平

ウクライナのカップル、結婚初日にライフル銃を取得 国家防衛のため(インターネットから)

また安倍がどさくさ紛れにこういったらしい。「核の共有、議論必要」、 「タブー視してはならぬ」と。勿論安倍の盟友「ウラジミール」プーチンが核のボタンに手を添えようとしている機をとらえての発言だ。人の(この場合プーチン)発言をご都合主義でとらえる能力だけはすばらしい。ご都合主義でもあり無責任な便乗だとSNS界でも大ブーイング。例えば《プーチンと27回会談した男がいまさら…安倍元首相「私も説得したい」「核兵器共有」に “ご都合主義” の声》、《安倍元首相に“おまえが語るな”批判の大合唱! フジ番組でウクライナ問題にペラペラ持論》

わが国には国是として非核3原則というものがある。これを変えるべく議論するのは論外だ。 続きを読む 現代時評《どさくさ紛れの核論議》山梨良平

現代時評《近頃巷で流行るもの パート2》山梨良平

今年、1月11日号の当メールマガジンに「近頃巷で流行るもの」というタイトルの現代時評が掲載された。
興味ある方はこちらへ⇒    https://is.gd/361iMG

・・・で、筆者も!と思うこと、感じることを書いてみようと・・・。 続きを読む 現代時評《近頃巷で流行るもの パート2》山梨良平

現代時評plus《国は国民を守るか?》山梨良平

 国は国民を守るか?この基本的な質問に政治家はどの様に応えるのだろうか。今沖縄をはじめ岩国の米軍基地を抱える街ではコロナの惨禍にさらされているといっても過言ではない。
沖縄を例にとってみたい。すでに報道されているように沖縄は山口県岩国や広島と1月9日の時点で「蔓延防止等重点措置」が適用された。例えば昨年12月25日の報道を見ると「沖縄県は米軍から新たに米軍関係者19人が新型コロナウイルスに感染したとの報告があった、と発表した。このうち米海兵隊基地キャンプ・ハンセン(金武町など)は15人で、同基地のクラスター(感染者集団)は計255人となった。」とある。1月9日の報道では首相は「首相、在日米軍の不要外出認めず」と述べたが、詳細は検討中というだけだった。先に述べたようにクリスマスから今日までにおよそ3週間、それまで手をこまぬいていたわけだ。疑いたくはないが、米軍キャンプの出入り口で日本側が出入りする米兵を誰何する位でなくてはまともに守られないだろうと思うのは、筆者だけか?
改めて問いたい。「国は国民を守るか」と。 続きを読む 現代時評plus《国は国民を守るか?》山梨良平

現代時評《台湾有事》山梨良平

新年の談話 を述べる台湾 蔡総統

このところ台湾をめぐる情勢が喧しい。台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統は1日、新年の談話で最大の懸案である中国について「(中台の)両岸問題の解決には、軍事的な衝突は絶対に避けなければならない」と語った。さらに「中国が状況を見誤らず、軍国主義の拡大に突き進むことも防ぐように注意を促していく」と大人の対応で述べた。 続きを読む 現代時評《台湾有事》山梨良平

現代時評《第二組合を作れ!》山梨良平

日本労働組合総連合会(以下「連合」と呼ぶ)という組織がある。ウィキペディアによると、日本の労働組合におけるナショナルセンターである。国際労働組合総連合に加盟している。自治労や日教組など官公労中心の日本労働組合総評議会、民間産別主体の全日本労働総同盟の2大ナショナルセンターを含めた4つのナショナルセンターが合同することで誕生した日本最大の労働組合のナショナルセンター。 続きを読む 現代時評《第二組合を作れ!》山梨良平