「井上編集長」カテゴリーアーカイブ

編集長が行く《ひろしま美術館 ひだまりの絵本画家・柿本幸造 002》井上脩身

やさしい目の「どんくまさん」

美術館入り口の柿本幸造展表示
美術館入り口の柿本幸造展表示

柿本は「どうぞのいす」より少し早い1966年、至光社創業者の武市八十雄、同社編集者の蔵富千鶴子と話し合い、「不器用で失敗して迷惑をかけるけれど、それなのにどうしても憎めない、こんな主人公の絵本を作ろう」と、「どんくまさん」シリーズを始めた。武市がアイデアを出し、蔵富が文章を書き、柿本が絵を描くという分業方式だった。 続きを読む 編集長が行く《ひろしま美術館 ひだまりの絵本画家・柿本幸造 002》井上脩身

編集長が行く《ひろしま美術館 ひだまりの絵本画家・柿本幸造 001》井上脩身

~旅先で引きこまれた絵本の原画~

柿本幸造氏(ウィキベテアより)

2023年末、広島を旅したさい、ひろしま美術館に立ち寄った。同館にはバルビゾン派以降の西洋絵画のほとんどの巨匠の作品を展示しており、久しぶりに名画に触れてみたいと思ったのだ。訪ねてみると、特別企画として柿本幸造という広島県出身の絵本画家の原画が展示されていた。 続きを読む 編集長が行く《ひろしま美術館 ひだまりの絵本画家・柿本幸造 001》井上脩身

びえんと《京アニ事件で思う死刑の是非 002》Lapiz編集長・井上脩身

遺族「死刑は望まない」

『死刑執行された飯塚事件』の表紙(ウィキベテアより)

78人もが犠牲になるという凶悪事件で、禁固最長21年(延長があるとしても)という判決は日本ではおそらくあり得ないだろう。仮に死刑が廃止されたとしても終身刑以外の刑は考えがたい。事件の被害者や遺族がどう思っているかに
ついてネットで検索すると、朝日新聞の記者が2022年6月、事件に遭って負傷した女性を取材していた。 続きを読む びえんと《京アニ事件で思う死刑の是非 002》Lapiz編集長・井上脩身

びえんと《京アニ事件で思う死刑の是非 001》Lapiz編集長・井上脩身

壁がまっ黒になったアニメーションのスタジオ(ウィキベテアよ り)

36人が亡くなった京都アニメーション放火殺人事件で京都地裁は1月25日、被告男性に死刑を言い渡した。私は、死刑は廃止されるべきだと考える一人である。とはいえ、黒焦げになった京アニのスタジオを間近に目にし、何の理由もなくなく犠牲になった大勢の人たちをおもうと、死刑もやむを得ないのではとの思いが頭をもたげてくる。 続きを読む びえんと《京アニ事件で思う死刑の是非 001》Lapiz編集長・井上脩身

Lapiz2024春号Vol.49《巻頭言》Lapiz編集長・井上脩身

大阪の書店で「サッコ・ヴァンゼッティ」の文字が目に留まりました。書棚から本をとりだすと、『「わたしの死を泣かないでください」サッコ・ヴァンゼッティ冤罪事件』という題がついていて、イタリア近現代史が専門の藤澤房俊
・東京経済大名誉教授が太陽出版から刊行していました。 続きを読む Lapiz2024春号Vol.49《巻頭言》Lapiz編集長・井上脩身

magazine Lapizからのお知らせ

Lapiz2024春号は既報の通り3月1日から毎日一本の記事を掲載いたします。記事が長い場合、2回、3回に分割する場合もあります。
是非お読みください。

 

 

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。 井上脩身Lapiz編集長

Lapizとは・・・。

大変な新年になりました。
地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げ、被災された方々にお見舞い申し上げます。

季刊誌Lapizはこのサイトに移ってまいりました。昨年までの記事は今年8月末まで現状のままです。過去の記事はこちらで読めます。LapizOnlineへ

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味。
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。

Lapizとは?

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味。
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。
Lapiz編集長 井上脩身