Lapiz2020春号の記事はLapizホームページでも読むことができます。
「編集室」カテゴリーアーカイブ
取材手帖《童仙房余話》片山通夫
ここまで童仙房に伝わる話などを書いてきた。これを書くにあたっては南山城村村史に掲載されているエピソードなどを参考にした。今一つ伝説として今に伝わっている話を紹介したい。 続きを読む 取材手帖《童仙房余話》片山通夫
取材手帖《童仙房余話》片山通夫
《童仙房の古老が童仙房に伝わる話を語る・その2》
オコナイという行事がある。滋賀県の湖北地方や滋賀県一帯、京都・南山城村や笠置町、木津などにもその行事は残っている。そして童仙房の隣の集落にもそれは残っているようだ。一般にオコナイとは五穀豊穣を願って主に西日本の各地で年頭に行われる伝統行事である。 近畿地方を中心に中部地方から中国地方にかけて伝承されており、特に滋賀県の湖北地方と甲賀市で盛んである。要するに農業を営む集落の民が神様や仏様に五穀豊穣を祈る行事で、年頭に行われることが多い。 続きを読む 取材手帖《童仙房余話》片山通夫
取材手帳《童仙房余話》片山通夫
《童仙房の古老が童仙房に伝わる話を語る》
どこの国にも伝説がある。もちろん童仙房にも昔から伝わっている話がいくつかあるようだ。参考:童仙房開拓始末記など
明治の開拓時期まではあまりにも山奥で誰も手を出さない、つまりどこにも所属しない丁度地図でいうと白地図の状態だったという。面白いことに誰もが手を出さないということは、租税がかからなかったということに気が付いたが、周りの3つの藩が互いにせめぎあってけん制してその境界を守って平和が保たれたということだった。 続きを読む 取材手帳《童仙房余話》片山通夫
取材手帖《童仙房余話》片山通夫
《童仙房という地名》
まずその地名に関して古文書・大河原の里由来記に記録があるので紹介したい。
道千坊鷲巣山法道寺愛染明王、人王30代敏達天皇の14年商都元興寺落慶の時、山城の国井手に住む者参会して恵智上人(原書には荘人)より仏法伝授を受け大伽藍建立を志して其地を尋ねて諸所を巡遊す。大河原の里に来りて、一夜弓矢御殿に泊る。不思議にや戌亥の方に金光を認め翌日西北の高台に登りたるに俄に天より紫雲棚引き16才許りの童子現れて、
「汝徳行なり我に釈天より天降りたるものなり。其地に伽藍を創立し給え。」と言い直ちに消えたり。即ち此の地に大伽藍を営む堂千房を設けたる故、土千房と呼びたり。桓武天皇の御宇延暦10年より20年まで藤原是公郷岩岸照門刑部太郎等度々往けり。此地土房に天地門とて大門あり。其門付近に早瀬女という女あり。其早瀬を刑部太郎が契約して一男を挙げたりする。其の一男を太郎照元と言う。女あり。其早瀬を土千房検微遺使となしたり。人皇52代嵯峨天皇弘仁元年早良太子の霊鬼是公郷連枝太郎照元の住めるを憎み村内へ崇りありける故一村の氏神として六所現いつきまつりたり。第一早良子、第二伴与親王、第三藤原夫人、第四刈田丸、第五橘花逸、第六火雷神、其御尊、六神あがめ奉りたり。承和10亥年極月7日村民集合して岩岸照門刑部太郎の子孫の住めるを悪み極月7日の朝土千房へ火を放ち大伽藍坊舎とも全く焼み払いたり、金堂納有の千体仏のみ大河原茶場へ持戻りたり。(元禄2年3月3日写す、中村博霞とあり)
現今童仙房を古書によると「堂千房」と記し又「堂千坊」と書き「土千坊」「童千坊」「傍千坊」「道千坊」「道宣坊」等様々なるが、区域内の地名及び付近にある稚滝、三太夫池等々より想いて、以上の古文の内容を思い合すれば自ら肯首されるものがある。尚千体仏は隣区野殿(往寺茶場と称 えしか)福常寺本尊として現存する。(参考資料・南山城村村し続く)
取材手帖《童仙房余話》片山通夫
《初めに》
童仙房・・・。聞きなれない言葉だと思う。「どうせんぼう」と読む。筆者も古い友人から最近になって聞いた。なんでもだいぶ以前にその友人が入院した折に同室だかで知り合ったかなりユニークな人物がその童仙房なる地域の出身だということだった。 続きを読む 取材手帖《童仙房余話》片山通夫
Lapiz2020春号・改訂二版が出来ました。
お詫び
- 新年早々に風邪をひきました。メールマガジンの発行やサイトの更新は出来そうにありません。ご了承下さい。
新年のご挨拶:609studio 片山通夫
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
2020年 元旦
Lapiz 2019冬号 発行しました。
投稿
Lapizからのお知らせ
Lapiz2019秋号はホームページでも読めます!
10/8掲載予定 三匹が撮る《出雲に残るスサノオの世界》片山通夫
10/6掲載予定 三匹が撮る《無題》Dyu Men Su
10/4掲載予定 三匹が撮る《民族の祭典》Lee E-sik
10/2掲載予定 旅するカメラ《ピカドンの町》片山通夫
9/30掲載予定 編集長が行く《もく星号墜落に見る奪われた空》井上脩身編集長
9/28掲載予定 ドローンの世界《夏》小田 真
9/26掲載予定 宿場町シリーズ《東海道・品川宿》井上脩身
9/24掲載予定 Opinion《渡来人と呼ばれた人々》:片山通夫
9/22掲載済 とりとめのない話「ブラジルの憂鬱」中川眞須良
9/20掲載済 徒然の章:中務敦行
9/18掲載済 ミナミ気圧 中川眞須良
9/16掲載済 原発を考える《欺瞞に満ちる汚染土再利用政策 》井上脩身
9/14掲載済 breath of CITY:北博文
9/10掲載済《「安倍=ポチ」論に油断してはならない》:渡辺幸重
9/8掲載済 びえんと《新天皇の「おことば」と憲法9条》文・写真 Lapiz編集長 井上脩身
9/6 掲載済 2019Lapiz秋号《巻頭言》 :Lapiz編集長 井上脩身
Lapiz2019秋号
秋号の記事はLapizんpホームページで順次掲載しております。
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Lapiz2019秋号は9月1日発行です!
主な記事
巻頭言 井上編集長
三匹が撮る! サハリンの二人と日本の一人の写真
カバーストーリー サハリンから韓国へ永住帰国した男の物語
breath of CITY 北博文
徒然の章 中務敦行
随想 安部退陣へ 渡辺幸重
ドローンの世界 ~夏~ 小田真
編集長が行く もくせい号墜落に見る奪われた空 井上編集長
大阪ぐりぐりマルシェ 中川眞須良
歴史の街を行く スサノオ追跡 片山通夫 などなど
Lapiz2019秋号は9月1日発行予定です。
主な項目
連載 アカンタレ勘太<2>
三匹が撮る!
徒然の章
歴史の街を行く《スサノオ追跡》
その他
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609studio email newsletter 8 月13日号
は休刊させていただきます。
グラフ誌 Lapiz
2019秋号の発行は9月1日の予定です。ご期待ください。
主な項目
編集長が行く「もく星号墜落に見る奪われた空」
宿場町シリーズ「東海道、品川宿」
歴史の街を行く「スサノオ追跡」
旅するカメラ「ピカドンの町」
アカンタレ勘太「えんそく」
その他
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Lapiz スサノオ追跡
LapizのHPにLapiz 夏号掲載の「スサノオ追跡」の続きを掲載中!!
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