「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれるニシンはかつて、春先に群れを成して北海道沿岸に押し寄せ、北海道に繁栄をもたらしました。日本海に面する渡島(おしま)半島南西部の江差は、江戸時代から明治時代にかけてニシン漁とその加工品の交易で栄え、その繁栄振りは「江差の五月(旧暦)は江戸にもない」と謳われるほどでした。その伝統と文化を伝える町並みや芸能、祭礼・年中行事などは2017(平成29)年度に日本遺産「江差の五月は江戸にもない─ニシンの繁栄が息づく町─」の構成文化財として認定を受けています。 続きを読む 連載コラム・日本の島できごと事典 その128《ニシン》渡辺幸重
once-upon-a-time《インドにて001・90年代》片山通夫
比叡山で学んだインドの僧が案内してくれたインド。素晴らしい経験だった。今月からインド編です。当ページのヘッダー画像もインドの人々のポートレート。
四文字熟語が世界を暴く016《四分五裂(しぶんごれつ)》山梨良平
四分五裂(しぶんごれつ)
魏(ぎ)の国は、南に楚(そ)、東に斉(せい)、北に趙(ちょう)、西に韓(かん)に囲まれ、南の楚と仲良くすると東から斉が攻めて来、斉と仲良くすると北から趙が攻めて来、韓と連合しないと韓が西から攻めて来、 続きを読む 四文字熟語が世界を暴く016《四分五裂(しぶんごれつ)》山梨良平
連載コラム・日本の島できごと事典 その127《ハワイ官約移民》渡辺幸重
ハワイ諸島は1795年からハワイ王国として立憲君主制の独立国家を形成していましたが1893年にアメリカ移民を中心とした選挙でアメリカ合衆国の傀儡国家となり、1898年にはハワイ準州としてアメリカに併合されました。 続きを読む 連載コラム・日本の島できごと事典 その127《ハワイ官約移民》渡辺幸重
現代時評《悪魔の誘惑》山梨良平
人気選手の周辺に事件が起きた。そう、大谷翔平の通訳が莫大な金額を大谷選手の口座から無断でひき出したと言う。
読売新聞オンラインから
https://www.yomiuri.co.jp/sports/mlb/20240326-OYT1T50031/
大谷選手の事件は今後アメリカの警察なり当局が明らかにしてゆくだろうから、ここでは述べない。最初にこの事件を知った時に考えたことをこのコラムで書く。 続きを読む 現代時評《悪魔の誘惑》山梨良平
コラム《4月になりました。》編集部
4月1日はご承知のように「4月馬鹿」と言われて、「嘘をついてもいい日」なのだそうです。起源は全く分からないそうで、どこでだれが始めたのかもわからないということです。
続きを読む コラム《4月になりました。》編集部
LapizOnline2024春号Vol.49はすべて終わりました。
LapizOnline春号Vol.49の掲載は以上です。
次号の予定は6月1日です。お楽しみに・・・。
引き続き 渡辺幸重氏の「連載コラム・日本の島できごと事典」などは入稿され次第掲載いたします。
SDGs 湖北の道《志古淵神社》片山通夫
京都の北側山間部から滋賀県に入り琵琶湖に流れ込む安曇川流域には「しこぶち」という名の神社が7つある。その中で唯一京都府域にあるのが、久多の「志古淵神社」である。この7つの神社には河童にまつわる伝説が残されている。 続きを読む SDGs 湖北の道《志古淵神社》片山通夫
SDGs 神宿る。《杭全(くまた)神社の垂乳根》片山通夫
長年生きてきた樹木には神が宿ると考えられてきた。樹齢1000年ともいわれる樹木はおろか、屋久島には縄文杉、弥生杉などと呼ばれている杉も存在する。ここ大阪にある杭全神社にも樹齢500年程の銀杏の木が凛と立つ。
その銀杏は「垂乳根」と呼ばれている。その昔、母乳の出ない母親がいた。夫婦で杭全神社の銀杏に御願いしたところ、無事に母乳が出て赤ちゃんを無事に育てることができたと言われている。まさに神様のおかげで赤ちゃんを育てることができたと、今も母親の参拝が絶えない。 続きを読む SDGs 神宿る。《杭全(くまた)神社の垂乳根》片山通夫
once-upon-a-time《ブカレスト・90年代》片山通夫
once-upon-a-time《プラハにて・90年代》片山通夫
連載コラム・日本の島できごと事典 その126《焼酎》渡辺幸重
島にはそれぞれ特色のある“味”があり、そして“島酒”があります。「おいしい酒」というと、島に生まれ育った人間や島旅が好きな人はどうしても自分の故郷や贔屓の島の酒を第一に挙げることが多いようです。私の場合は屋久島の芋焼酎「三岳(みたけ)」ということになります。
伊豆諸島・青ヶ島の島酒は「あおちゅう(青酎)」です。酒造会社は1つでラベルも同じですが、各家庭に伝わる製法と味が10人ほどの杜氏に引き継がれ、それぞれが異なる味を持っているといわれます。サツマイモと麦麹を使ったものが主流で、流通量が少なく島外では購入が難しいため“幻の酒”と言われましたが、最近ではスーパーで目にすることもあります。私にとっては「トビウオのクサヤで一杯」が最高です。
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once-upon-a-time《ベルリン・90年代》片山通夫
once-upon-a-time《チェルノブイリ・80年代》片山通夫
現在はウクライナ語でチョルノービリと発音する。1986年4月26日、当時のソ連邦ウクライナ共和国で起こった。
写真は80年代後半に撮影
once-upon-a-time《パレスチナ・70年代002》片山通夫
昨日と同様ベイルートで。
once-upon-a-time《パレスチナ・70年代001》片山通夫
当時もイスラエルと小競り合いは常時あったが、現在のような激しく全面的な戦争はなかった。そんな中、ベイルートで撮った。
写真はゲリラの訓練
once-upon-a-time《東京・60年代》片山通夫
60年安保と呼ばれる激しい戦いが東京や大阪で起こった。
once-upon-a-time《在日朝鮮人の帰還・60年代》片山通夫
1959年から1967年にかけて、「朝鮮」籍約50万人弱のうち、北朝鮮に永住帰国したのはおよそ9万3,000人(うち、北朝鮮に渡った『日本人妻』は約1,831人)であった。
写真は新潟港の様子。
原発を考える。《規制委員会に権限を与えるな!》一之瀬明
《原子力規制委「自然災害への対応は範疇外」 道路寸断、家屋倒壊の中での避難対策は自治体に丸投げ》
⇒東京新聞 2024年2月14日 21時45分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/309302
原発事故が単独でも起こりうるが、今回の能登半島地震や先の東日本大震災の時のように通常考えるに「自然災害」と共に起こるという可能性が高いことは考えれば専門家でなくともわかるだろう。しかるに今回のような地震の場合でも原子力規制委員会は「自然災害への対応は範疇外」と臆面もなく述べた。 続きを読む 原発を考える。《規制委員会に権限を与えるな!》一之瀬明
現代時評《被災地からの警告 その2》山梨良平
能登地震で、もっとも問題になるのは「孤立」と言うキーワードで表されるのではないか。それは地震によって道路の寸断で脱出にも救援にも行くことができないケースのもならず、限界集落化した地域の情報網の寸断にも表れている。となりの家までの道路委の寸断や自宅の崩壊により避難出来なくなったケースも含まれる。 続きを読む 現代時評《被災地からの警告 その2》山梨良平