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エッセー《四文字熟語が世界を暴く006》山梨良平

【森羅万象】 しんら-ばんしょう
⇒天地間に存在する、数限りないすべてのもの(万物)や事象。▽「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶ意で、たくさん連なること。「万象」はすべての形あるもの、有形のものの意。「万象」は「ばんぞう」「まんぞう」とも読む。

神は森羅万象を引き受けてくれるというが、この度の元日に起こった「能登半島地震」や翌二日の羽田空港の日航機衝突事故、はたまた政治家の「不起訴」に流れる東京地検などを見ていると・・・。

新聞スクラップ033《 「私の愛してやまない能登」にポスト続々》東京新聞

新聞スクラップ032《 「私の愛してやまない能登」にポスト続々…生みの親「能登デスクさん」が流した涙と抱く希望 》東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/302935

震災に負けない人々がここにいる。明日17日は阪神淡路大震災29年目。思いは能登の被災地に…。

現代時評《隆起、陥没そして次に・・・。》片山通夫

最初にお断りしておく。筆者は地震学とか地質などに関してはまったくの素人である。無論町の研究者でもない。ただただ伝えられる報道に驚き、おののきそして考え込むばかりである。しかし報道される数々の内容にただ驚くばかりでなく「素人なりに考える」能力は多少だが備えていると自負している。下手な考えなんとやらかもしれないが。

ちょっと探してみた新聞記事を以下に並べておく。このコラムのキーワードは隆起・陥没・・・。自民党政権は原発を稼働させる為に様々な理由を挙げている。
今更「トイレのないマンション」という話は書かない。いつまで経ってもこのマンションにはトイレはないがままだから。 続きを読む 現代時評《隆起、陥没そして次に・・・。》片山通夫

新聞スクラップ031《震度5強の志賀原発で「想定外」続々》東京新聞

写真はイメージ

《震度5強の志賀原発で「想定外」続々…なのに規制委は動かない
「安全上影響ない」「一定の時間かかる」とは? 》東京新聞
⇒・・・・だが、今回浮かび上がった課題に対し、原発の事故対策や避難指針の策定を担う原子力規制委員会の動きは鈍い。
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現代時評《国土強靭化計画と災害救助隊》山梨良平

東京消防庁が誇る大規模災害の切り札 スーパーアンビュランス

大規模災害で多数の傷病者が発生した場合に災害現場で応急救護所として活用する車両がある。特殊救急車(スーパーアンビュランス)と呼ぶ。我が国には東京消防庁が1台保有するだけらしい。またその価格は一億円弱と言う。人命救助に活躍するはずのこの特殊救急車がたった一台しかないという心もとさ。筆者は消防行政にはまったく素人だが、この自然災害国日本で、このような救急車が東京にたった一台と言う行政の貧困に驚く。
貧困と言えば未だにこの災害国日本で避難所(たいていの場合避難所は体育館)には段ボールしかないという現実。また大阪の「万博と災害派遣は二者択一ではない」と言う知事。人命と万博を比するのもおこがましい。災害救済が唯一無二の選択だろうに。

少し調べてみた。私たちが時折街で見かける救急車はトヨタでは「ハイメディック」、日産では「パラメディック」と命名されているこれらの調達価格は1台約1400万円らしい。一方先に述べた特殊救急車だが、2023年7月現在、特殊救急車と類似の車両として京都市消防局には「高度救急救護車」が、日本赤十字社熊本県支部には特殊医療救護車「ディザスターレスキュー」がそれぞれ一台配備されているようだ。しかしこの特殊救急車が今回の地震のような場合、どれほど活躍する場面があるかは筆者にはわからないが報道を見る限り、この特殊救急車は出動していない。

所でこのような場合、おなじみの自衛隊が救援に駆けつけるのだが、基本的には当該知事の出動要請があって初めて活動するらしい。みだりに市民生活に介入することは厳に慎むという姿勢なのだろう。しかしことは急を要する場合が多い。しかし自衛隊が物々しく移動するのもあまり気持ちのいいものではない。それはともかく岸田内閣は今後5年間の防衛費の総額を43兆円とした。この防衛予算を「外交能力の強化」と、災害救助隊の創設につぎ込めば、自民党の好きな「国土強靭化計画」にもマッチするのではないだろうか?

とりとめのない話《オリジナルLPレコード その2》 中川眞須良

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ジャズは一部しか知らないしそのLPレコードの世界も一部しか知らない。しかし今まで大・小会場、ジャズスポット、スタジオ等でのいわゆる生演奏に数多く接する機会に恵まれたことを幸せに思っている。

この生演奏の現場の雰囲気(熱気とあとをを引くすべての音)を手持ちのスピーカーから最も忠実に再現出来るのがLPレコードと確信する。

特に好みとする時代のジャズ演奏とその録音が1960年代前後に集中しているため、手持ちのLPのほとんどがこの内容のものだ。 続きを読む とりとめのない話《オリジナルLPレコード その2》 中川眞須良

再掲:とりとめのない話《オリジナル LPレコード その1》 中川眞須良

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「アナログ」と言う言葉が死語になりつつある今、LPレコードファンは少数とはいえ消え去ることはないであろう。特にジャズ、クラシックファンは元気、頑固にこの世界にこだわり続けているようだ。私もそのなかのジャズファンの一人で、このLPの世界との付き合いもうすぐ55年を越える。

また今までに大ホールではなく収容人数30~40人以下の、いわゆるジャズスポットと呼ぶにふさわしいスペースでのライブ演奏に接する機会を多く持つことができた事に感謝している。幸せ者である。 続きを読む 再掲:とりとめのない話《オリジナル LPレコード その1》 中川眞須良

北博文写真集

breath of CITY monochrome photography

北博文写真集 breath of CITY monochrome photography
日々変化する都市光景を一期一会として感じるままにファインダー内のレンズフレーム枠全体でトリミングして撮影し、自家暗室にてフイルム現像し印画紙に焼き付けています。

人間が利便性を探求し、長い時間を費やして作り上げてきた都市が今や自らの
生きる術を得たかのように朝・昼・晩と表情を変えながら、そこに生きる人たちの心を揺さぶり、その反応を眺めているかのような虚実的な都市の空気感を捉えていきたいと思っています。

出版社 NextPublishing Authors Press (2023/7/27)
発売日 2023/7/27
言語 日本語
オンデマンド (ペーパーバック) 117ページ
ISBN-10 4802083831
ISBN-13 978-4802083836
寸法 21.59 x 0.69 x 27.94 cm

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現代時評plus《デマとSNS》片山通夫

イソップ物語から

岸田首相が1月2日、「(SNSなどで)悪質な虚偽情報の流布は許されない」と強調した。当然のことだ。こうしている間にも救助を待っている人たちがいる。またそれらの人たちを余震の危険のなか、救助しようと懸命の作業を続けている人々もいる。そんななかでデマや虚偽情報を匿名をいいことに無責任に流す人がいることが信じられない。
地震など自然相手の災害は突然誰の身にも起こりうる。デマが常態になったらあなたの身に何かあっても誰も信じないことも起こりうる。いわゆる「オオカミ少年」の話だ。デマの流布などは絶対慎むべきだ。ことは人命にかかわるのだ。

《悪質な虚偽情報横行か?》片山通夫

この度の能登半島地震に伴う「悪質な虚偽情報が横行している」と岸田首相が全国に呼び掛けた。
共同通信によると《岸田首相は、被害状況に関する悪質な虚偽情報が流布しているとして「こうした行為は厳に慎んでもらいたい」と述べた。》と言うことだ。
人の災難時などに虚偽の情報を流すのはまるで100年前の関東大震災時の「朝鮮人虐殺」の虚偽情報からまったく変わっていない。即刻辞めるべきだ。

現代時評《新しい年雑感》山梨良平

東福寺本堂 蒼龍図 日本画家の堂本印象作。

あけましておめでとうございます。
穏やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。

なんでも今年は龍年だとか。龍は古代中国の神話で神獣とされていて、天子ののシンボルだったそうです。また四神(青竜、朱雀、白虎、玄武)のひとつで、水中に棲みれ、そのなき声で嵐や雷雲を呼び、竜巻となって昇天し、飛翔する。その姿は角は鹿、頭は駱駝、目は鬼、身体は蛇、腹は蜃(想像上の動物)、鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛に似ており、長い髭をたくわえ、あごの下に1枚だけ逆さに生えた逆鱗(げきりん)があり、この逆鱗に触れられるのが大嫌いだとか。
よくも想像上の龍に事細かな特徴を描いたものだと筆者などは感心することしきりである。
我々庶民は師走には正月を迎える様々な準備をし、年が明けると「おめでとうございます」と新しい年を寿ぐ。龍を頂く古代中国の天子様もやはり新年をお祝いされたと推察するする。翻って我が国の天皇家や他の皇族方もやはり古式にのっとったお祝いをされるだろう。つまり身分の高い方々から、我ら庶民に至るまで「新しく来た年」をそれぞれにあった形でお祝いをし、この一年の幸多かれを祈るお正月なのである。

しかしやはり気になるのが自民党の安部派に代表されるキックバック(筆者はこの言葉で誤魔化そうとするマスコミは容認しがたい)問題を抱える政治家どもには新しい年をどのように過ごしているのか、いささか気になる。また法律には疎いのだが、やはりこんな連中は逮捕する必要があるのではないかと考える。この正月、懲りない面々を拘置所で過ごさせることも「体罰」じゃないけど必要だと感情的に思うのだ。

新しき
年のきたるを信ずと言う
われの言葉に嘘はなけれど    石川啄木

新聞スクラップ029《このご時世に、安倍派・大塚拓衆院議員の政治資金パーティー開催 出席者も「世間は許さないでしょ」と戸惑い 》東京新聞

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新聞スクラップ029《このご時世に、安倍派・大塚拓衆院議員の政治資金パーティー開催 出席者も「世間は許さないでしょ」と戸惑い 》東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/298317

⇒よほど鈍感なのか、自信があるのかはたまた資金が枯渇しているのか…。

現代時評《裏金パーティーとジャーナリズム》井上脩身

在京新聞社の社会部長が選ぶ今年の重大ニュースのトップに「自民党の派閥パーティー券問題が選ばれた。師走のあわただしいなか、政治資金パーティー収入の裏金疑惑で政界が激震、安倍派の4閣僚が更迭されたうえ、東京地検特捜部が捜査に乗り出したのだから、今年一番のニュースになるのも当然であろう。ちなみに2位は「ジャニーズ事務所、性加害認め謝罪」である。この二つのニュース相互には何の関係もない。しかしジャーナリズムとしては共通する重大問題をかかえる。ともに、深刻な疑惑があることが明るみに出ているのに、マスコミが調査・報道を怠ってきたという点である。各社の社会部長としてすべきことは、自社のニュース感覚の鈍さへの猛省であろう。 続きを読む 現代時評《裏金パーティーとジャーナリズム》井上脩身