新聞スクラップ003《杉田議員の差別意識》片山通夫

 とても気になるニュースが流れた。《杉田水脈議員のアイヌ民族差別投稿 人権侵害と認定 札幌法務局》NHK 2023年9月20日

《杉田水脈議員はみずからのブログやSNSに国連の会議に参加したときのことについて「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」などと投稿したことに関して会議に参加したアイヌの女性が「侮辱であり、人格を否定しておとしめる差別的な内容だ」として、ことし3月、札幌法務局に人権救済を求める申し立て」を行った》とし、このほど法務局は人権侵害と認定した。

通常公けの場所で、この場合は国連の会議に出席した時に「チマチョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場」、「同じ空気を吸っているだけでも気分が悪くなる」とは発言できないだろうと思うが、彼女は悪びれもなくそれをやってしまう人だった。記者団に過去の発言に問題はなかったかを問われ、「差別とかもしておりませんし、ただ、その真意が伝わりづらいのであろう」と語った。今後の政治活動については「私を支援してくださっている方々がいっぱいおりますので、その方々の代弁者として、しっかり頑張ってまいりたい」と述べた。発言は取り消し謝罪したが「信念は変わらない」とうそぶいたと言う意味か。

与野党がこの件で本人に説明を求めているが、口先で商売している政治家に聞いても無駄だ。通常「日頃の言動」で世間は判断するものだ。政治家は別のようだが。