現代時評《時代錯誤の元首相国葬》井上脩身

安倍国葬反対集会 ・インターネットより

8月20、21日に毎日新聞が行った世論調査によると、岸田内閣の支持率が36%と7月の調査より16ポイントも急落した。回答者の87%が自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係に問題があるとし、安倍晋三元首相の国葬に53%が反対している。旧統一教会と深いつながりがある安倍氏の国葬に半数以上の国民が嫌悪感をいだいているのである。安倍氏が銃弾によって非業な死を遂げたことはまぎれもない。だがそれが「政治家安倍」の知られざる精神世界を浮き上がらせたことも事実である。国葬が妥当であるのか。私なりにかんがえてみた。 “現代時評《時代錯誤の元首相国葬》井上脩身” の続きを読む

現代時評plus《三大がっかり》片山通夫

田沢湖のたつこ像

「●●三大がっかりというがっかり」が世界中にある。自民党と旧統一教会との関係だ。もしかして「すでにカルト宗教」にわが国の政府・与党は侵され尽くしているのではないかと言う危惧である。我々国民はこの問題から目をそらしてはいけない。実態が日に日に明らかになり、それにつれて「がっかり度」が上がってゆく。なんだか不気味な状況だ。この「がっかり」はいつになったら払拭出来るのか。 “現代時評plus《三大がっかり》片山通夫” の続きを読む

monolog「まどろむ」片山通夫

蚊遣りの煙

ねっとりと肌にまとわりつくような空気が、先ほどまで乗っていた電車のひんやりとした車内から出て感じる。そんな夕刻、ボクはサンダルで駅から自宅にに向かって歩いていた。昼間の熱気がアスファルトの道からサンダルを通して伝わってくる。誰にでもある経験。こんな時打ち水が恋しい。定番のは浴衣姿の女性が手桶に柄杓(ひしゃく)を持って下町の路地で打ち水をする・・・・。もう出来上がった景色だ。
筆者が子供の頃は、漫画や挿絵には縁台に座った大人達とその周りでちんちくりんの浴衣を着た子供、女性はバケツにいれた水を撒くという風景が描かれていた。絵だけでなく実際にそんな風景がそこここで見られた。もう少し時間がたって辺りが暗くなって来ると、線香花火の出番だ。勿論昔ながらの「蚊遣り」はすでに煙を出している。遠くで子供の歓声が聞こえてくる。本の文字を追う眼を閉じる。筆者の手から本が落ち、遠くの歓声も聞こえなくなった。しばしまどろむ。

現代時評《令和の国盗り》片山通夫

容易ならざる事態が安倍氏の死以来自民党や旧統一教会などで続いている。人心一新となるはずだった改造内閣も次々と旧統一教会との関連が浮かび上がってきた。まさに自民党や首相にしてみれば容易ならざる事態だといえよう。政権のタッグを組む公明党はバックに創価学会と言う巨大だがいささかならず評判の悪い宗教団体がついているのも心もとない限りだと自民党の面々は感じているかもれない.。

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monolog《俺のレンズにゃ味がある。004》片山通夫

ズミタール50ミリf2 T-MAX400→800

つまりこれはフィルム時代の話だった。それからボクは50ミリと言うレンズに惚れた。簡単に言うと、使い方によっては広角にも、中望遠のように使えることに気づいた。絞りも開けばバックはボケるし、絞ればそこそこ広角レンズのように表現できた。それにはf2という明るいレンズだったから。所でズミタールと言うレンズは余り値段の高いレンズではない。なぜか知らんけど‥‥。ズミクロンなど車が買えるほどの値段だった記憶がある。車にもいろいろあるけど。さてそんなズミタールだがとてもよく写る。ある夏、徳島の阿波踊りを撮りに出かけた。ズミタールを持って。
作例をあげる。見てわかるようにまともに逆光。ISO800 T-MAX400。f2。

俺のレンズにゃ味があるのだ。(完)