秋の夜長に聞く話《鳥居(とりい)001》片山通夫

ここで言う「鳥居」とはあの神社などの入り口に見られる鳥居を指す。漢字を見てみると「鳥が居る」と書く。百科事典などで調べてみる「鳥居とは、神社などにおいて神域と人間が住む俗界を区画するもの(結界)であり、神域への入口を示すもの。一種の「門」である。」とある。神界と俗界の境にある門を指す。結界である。形も様々だが。
神社の元締めは(様々な問題があるが)神社庁という団体だ。そもそも「庁」という役所のような名前を付けるところから怪しいがここでは問わない。その神社庁のホームページに鳥居のことを次のように説明してある。

鳥居の起源については、天照大御神が天の岩屋にお隠れになった際に、八百万の神々が鶏を鳴せましたが、このとき鶏が止まった木を鳥居の起源であるとする説や、外国からの渡来説などがあります。

ここでは「鶏が止まった木」を鳥居というようだ。最も外来の説もあると断っているところなど正直かもしれない。(続く)