比較しては不謹慎だとは思うが、英国のエリザベス二世(96歳)が亡くなられた。在位70年という。BBCニュースによると、《王室は声明で、「女王は本日午後、バルモラルで穏やかに亡くなった」と発表。「国王と王妃は今晩、バルモラルにとどまり、明日ロンドンに戻る」と発表した。》チャールズ皇太子が直ちに国王に疲れたということだ。女王の死去に世界から驚きと悲しみが伝えられた。特に印象的なのは現在ロシアに侵攻されているウクライナの大統領からのメッセージを紹介したい。 “◇現代時評《不謹慎だとは思うが・・・》片山通夫” の続きを読む
現代時評《旧統一教会問題》山梨良平

自民党だけではないと思われる。が、相当深く政権与党に食い込んでいるようだ。朝日新聞の調査では8割が自民党だとか…。冗談ではなく「容易ならざる事態」ととらえたほうが良い。それを 自民・茂木幹事長は《旧統一教会と関係断絶「守れなければ離党も」》などと筆者に言わせればのんきに構えているではないか。一部では「信教の自由」や「政教分離」といった憲法の観点から取り締まりに及び腰の人もいるようだが、憲法学者・九州大の南野森(みなみの・しげる)教授は「難しい憲法上の問題と捉えるべきではないんです」と一刀両断(毎日新聞)。つまりこの問題を憲法の観点ではなく《宗教の儀式で人を殺せばその人は逮捕されるし、詐欺をやったら逮捕されたり、また損害賠償も請求されたりするでしょう。それだけのことです。外形的に法に触れる行為や反社会的行為があれば、制裁を受けるのは当たり前です。》と明快だ。つまり強引な勧誘や壷などを高額で売り付けたり、寄付などを強引に強要するのは決して宗教活動ではないと言うことだ。これらの行為は強要や詐欺などの犯罪でしかない。加持祈祷事件を見ても明白だ。そしてこのような「犯罪団体」、つまり今でいう「反社団体」を宗教法人格を持たせることが問題で、人々に誤解を招ねかせる。
重ねて言う。
「信教の自由」などと言わせないで、警察力を使ってでも信者の救済に当たるべきだ。そのための国家権力行使は、かの安倍元首相時代の「レイプ犯逮捕状握り潰し事件」よりも国民の支持を受けること間違いがない。そのために自民党は旧統一教会の名称変更を認めたいきさつを精査して、精査状況・報告をリアルタイムで国民の前にさらけ出して宗教法人格を抹消すべきだ。
当時の文科大臣・下村博文一人のメンツなんぞより、自民党全体のメンツの方が重要なはずである。いやそれよりも、山上容疑者に代表される「信者の救済」の方が遥かに重要だ。
*加持祈祷事件:宗教的行為である加持祈祷によって少女を死に至らしめた僧侶が、傷害致死罪に問われた事件である。宗教的行為を処罰することが、憲法20条(信教の自由)に違反しないかが争われた憲法学上著名な判例の一つである。 詳細 https://is.gd/lsekJp (ウイキペディア)
現代時評《時代錯誤の元首相国葬》井上脩身

8月20、21日に毎日新聞が行った世論調査によると、岸田内閣の支持率が36%と7月の調査より16ポイントも急落した。回答者の87%が自民党と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係に問題があるとし、安倍晋三元首相の国葬に53%が反対している。旧統一教会と深いつながりがある安倍氏の国葬に半数以上の国民が嫌悪感をいだいているのである。安倍氏が銃弾によって非業な死を遂げたことはまぎれもない。だがそれが「政治家安倍」の知られざる精神世界を浮き上がらせたことも事実である。国葬が妥当であるのか。私なりにかんがえてみた。 “現代時評《時代錯誤の元首相国葬》井上脩身” の続きを読む
現代時評plus《三大がっかり》片山通夫

「●●三大がっかりというがっかり」が世界中にある。自民党と旧統一教会との関係だ。もしかして「すでにカルト宗教」にわが国の政府・与党は侵され尽くしているのではないかと言う危惧である。我々国民はこの問題から目をそらしてはいけない。実態が日に日に明らかになり、それにつれて「がっかり度」が上がってゆく。なんだか不気味な状況だ。この「がっかり」はいつになったら払拭出来るのか。 “現代時評plus《三大がっかり》片山通夫” の続きを読む
monolog「まどろむ」片山通夫

ねっとりと肌にまとわりつくような空気が、先ほどまで乗っていた電車のひんやりとした車内から出て感じる。そんな夕刻、ボクはサンダルで駅から自宅にに向かって歩いていた。昼間の熱気がアスファルトの道からサンダルを通して伝わってくる。誰にでもある経験。こんな時打ち水が恋しい。定番のは浴衣姿の女性が手桶に柄杓(ひしゃく)を持って下町の路地で打ち水をする・・・・。もう出来上がった景色だ。
筆者が子供の頃は、漫画や挿絵には縁台に座った大人達とその周りでちんちくりんの浴衣を着た子供、女性はバケツにいれた水を撒くという風景が描かれていた。絵だけでなく実際にそんな風景がそこここで見られた。もう少し時間がたって辺りが暗くなって来ると、線香花火の出番だ。勿論昔ながらの「蚊遣り」はすでに煙を出している。遠くで子供の歓声が聞こえてくる。本の文字を追う眼を閉じる。筆者の手から本が落ち、遠くの歓声も聞こえなくなった。しばしまどろむ。
monolog《俺のレンズにゃ味がある。004》片山通夫

つまりこれはフィルム時代の話だった。それからボクは50ミリと言うレンズに惚れた。簡単に言うと、使い方によっては広角にも、中望遠のように使えることに気づいた。絞りも開けばバックはボケるし、絞ればそこそこ広角レンズのように表現できた。それにはf2という明るいレンズだったから。所でズミタールと言うレンズは余り値段の高いレンズではない。なぜか知らんけど‥‥。ズミクロンなど車が買えるほどの値段だった記憶がある。車にもいろいろあるけど。さてそんなズミタールだがとてもよく写る。ある夏、徳島の阿波踊りを撮りに出かけた。ズミタールを持って。
作例をあげる。見てわかるようにまともに逆光。ISO800 T-MAX400。f2。
俺のレンズにゃ味があるのだ。(完)
monolog《俺のレンズにゃ味がある。003》片山通夫

つまり色々不満だったわけだ。Nikon Fには。それでもFからF3に移り、FMで落ち着いた。そのころ、ちょこっとスポーツ写真も撮っていたので、一眼レフは必須アイテムだったこともある。レンズはNikkorと当時安かった、コムラーというレンズメーカーの135ミリf3.5という変哲もないレンズを買った。無論中古品で。当時はそれが一番長いレンズだった。スポーツ写真を撮ることになって、もう少し長いレンズが必要になったので、200ミリf4のNokkorを手に入れた。頼み込んでコムラーを下取りに。今から考えると、よくあの時とってくれたなと思う。 “monolog《俺のレンズにゃ味がある。003》片山通夫” の続きを読む
◇現代時評plus《旧統一教会問題 その4》山梨良平
米紙がトランプ氏と旧統一教会の癒着を一斉報道。バイデン陣営の追求で岸田首相も「ど壺」にハマる可能 =⇒ 今市太郎
https://www.mag2.com/p/money/1219980
表記の通り、アメリカでも旧統一教会とトランプとの癒着に注目が始まった。カルト宗教禁止法案はないが、違法に集めたカルト宗教がその金をトランプに流していたとあっては、米国民も黙っていないのではないか?同時に中間選挙を控えたバイデンはこの機に共和党を叩く方針のようだ。そうするとわが自民党政権は打撃を受ける可能性が高い。 “◇現代時評plus《旧統一教会問題 その4》山梨良平” の続きを読む
◇現代時評plus《旧統一教会問題 その3》山梨良平
日本の政権与党である自民党と統一教会との関係は亡くなった安倍晋三の祖父で同じ元首相の岸信介までさかのぼる。岸信介の略歴を見ると、旧満州国総務庁副部長、商工大臣(第24代)、衆議院議員(9期)、自由民主党幹事長(初代)、自由民主党総裁 (第3代) 、外務大臣(第86・87代)、内閣総理大臣臨時代理、皇學館大学総長 (第2代) などを歴任。戦後は国民に秘密裏にCIAエージェントとしても活動。 (ウイキペディア)
岸はおそらくその優秀な頭脳を買われて戦犯として収容されていた巣鴨プリズンから、米CIAのエージェントとして出された。当時ソ連の共産主義がアメリカなど自由主義と対立し所謂戦後の冷戦時代に入っていた。 “◇現代時評plus《旧統一教会問題 その3》山梨良平” の続きを読む
現代時評plus《8月15日に思う。「まさかカルトに侵された日本」》片山通夫

第二次岸田内閣が発足した。報道の通り統一教会に世話になったり、献金をもらったりした閣僚をはじめ、親交のあった議員も数多いた。
参照:第2次岸田改造内閣 7閣僚 旧統一教会との関係明らかに
中には「入閣できるなら」とだんまりを決め込んで、入閣が決まった後、自白(?)した閣僚もいたとか…。 “現代時評plus《8月15日に思う。「まさかカルトに侵された日本」》片山通夫” の続きを読む