
アマゾンで電子書籍として発売開始です。
アマゾンへ。
片山通夫公式サイト photo:角館・秋田
「片山作品に見る冷戦下のフォトジャーナリズム」 003
祖国への帰還の夢とおく
米ソ冷戦はヤルタ会談に始まった、と述べた。その合意に基づくヤルタ協定で、樺太南部はソ連に返還されることとされた。この会談の3カ月後、同じアメリカ、イギリス、ソ連の3カ国によってポツダム会議が開かれ、日本はポツダム宣言を受諾して無条件降伏。1951年のサンフランシスコ講和条約で南樺太の全ての権利を放棄することになった。
南樺太は日露戦争後の1905年のポーツマス条約によって日本の領土となり、1931年には、漁業、林業、製紙業を中心に日本人40万6557人が移住していた。 “近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》井上脩身” の続きを読む
最近朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からのミサイル発射が多くなった。一日に複数のミサイルが発射されることもある。いったい北朝鮮、もしくは東アジアで何が起こっているのかはうかがい知ることは困難だ。 “現代時評《日本は北朝鮮とどのようなつきあい方をして来たか?》片山通夫” の続きを読む
「片山作品に見る冷戦下のフォトジャーナリズム」001
片山通夫さんは私と同い年の1944年生まれである。高校に入学したのが1960年、いわゆる安保の年だ。安保条約はつまるところ東西冷戦のなか、わが国がアメリカの核の傘に入ることであったといえるだろう。核戦争の恐れは1962年のキューバ危機により具体的恐怖となり、人類は核の均衡という緊張状態のなかで息をつめて生きていくことになる。こうした時代背景をうけて、若き日の片山さんはカメラを手にキューバにとび、米ソ対立の最前線にあるカリブの国の人たちの実相に迫った。そこで磨いたカメラアイはやがて日本の敗戦でサハリンに取り残された朝鮮人に向ける。深いしわの奥ににじむ誇りと尊厳。片山さんはレンズを通して物言わぬ辺境の地の人たちに寄り添う。そこに私はフォトジャーナリストとしての鋭い時代感覚と温もりある人間性をみる。 “近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME 》井上脩身” の続きを読む
安倍国葬が終わった。世論調査で見れば国葬反対が多くを占めた珍しい現象だった。端的に言えばかなり無理をした国葬だった。安部氏が政権を担っていた時代、我が国はひたすら戦争に向かっていた。
9月10日の日刊ゲンダイに作曲家が書かれた「三枝成彰の中高年革命」と言うコラムに「日本はあらためて戦争放棄を宣言すべきだ」と書かれていたのが目に留まった。そこに書かれていた内容がほとんど私の考え方と似ていたので「ふんふん成程」といちいち納得できた。
我々が、日本の所謂タカ派の政治家がやれ防衛だ、防衛費の増強だ、いや敵地先制攻撃はどうだ?挙句に核の共有だなどと一見勇ましい。とにかく攻めることに力点を置いている。仮想敵国は北朝鮮であり、中国であり、最近はウクライナに侵攻したロシアもその仲間入りした。 “現代時評《それでも戦争しますか?》山梨良平” の続きを読む
電子雑誌Lapizは本日から下記HPで、2022秋号を掲載しております。
是非ご覧ください。
https://lapiz-international.com/
容易ならざる事態が安倍氏の死以来自民党や旧統一教会などで続いている。人心一新となるはずだった改造内閣も次々と旧統一教会との関連が浮かび上がってきた。まさに自民党や首相にしてみれば容易ならざる事態だといえよう。政権のタッグを組む公明党はバックに創価学会と言う巨大だがいささかならず評判の悪い宗教団体がついているのも心もとない限りだと自民党の面々は感じているかもれない.。
第二次岸田内閣が発足した。報道の通り統一教会に世話になったり、献金をもらったりした閣僚をはじめ、親交のあった議員も数多いた。
参照:第2次岸田改造内閣 7閣僚 旧統一教会との関係明らかに
中には「入閣できるなら」とだんまりを決め込んで、入閣が決まった後、自白(?)した閣僚もいたとか…。 “現代時評plus《8月15日に思う。「まさかカルトに侵された日本」》片山通夫” の続きを読む
暑い毎日が続いております。また北日本では激しい雨に悩まされているようです。相変わらずコロナは我々の生活を脅かし、世の中は旧統一教会と政界の癒着で見苦しい様相を我々にみせております。一方海外に目を向けると、中国は台湾を脅かし、ロシアはもう何か月もウクライナを侵攻しています。
暑苦しい話題ばかりですが、負けずに乗り越えたいと思います。お体を大切にお過ごしください。ご挨拶まで。
ロシアがウクライナに侵攻してから3か月が経つ。ウクライナの国土は銃弾に破壊され尽くしている。避難した人々の数は何百万人という。かつて「ソ連の穀倉地帯」と呼ばれていたウクライナの小麦はロシア兵に強奪されてそれを積み込んだ船は地中海をさまよい買い手を探している。つい最近もエジプトに打診したがエジプトは断ったというニュースが流れていた。まるで「強盗殺人犯」のロシア兵。それらの頭目は言うまでもなく、安倍晋三元首相が盟友として仲の良かったウラジミール・プーチンだ。最も安倍はゼレンスキー・ウクライナ大統領ど「3回会った」と恥ずかしくも自らのSNSに写真入りで掲載したようだ。早速の変身。 “現代時評《ウクライナ侵攻に乗じる人々》片山通夫” の続きを読む