
話は京都へ戻る。いささか百鬼や妖怪とは違うが結構有名なのが一条戻り橋のエピソード。MORE
片山通夫公式サイト photo:祇王寺にて・嵯峨野
話は京都へ戻る。いささか百鬼や妖怪とは違うが結構有名なのが一条戻り橋のエピソード。MORE
さすがの妖狐も神鏡の威光に恐れをなしおとなしくなった。しかし妖狐もさるもので十数年後には復活し、悪事を重ねるようになった。MORE
再び中国に話は戻る。武王より12代後の幽王の時代に王に献上された褒似(ほうじ)という絶世の美女がいた。彼女は一切笑うことがなかった。ある日非常時の召集を告げる烽火が誤ってあげられ、意味もなく集まってきた諸侯たちの滑稽な姿を見て褒似は笑顔を見せた。
華陽婦人とは、伝説上の妖婦であって、その正体はインド、中国、日本の三国において悪逆ぶりを発揮したとされる金毛白面九尾の狐。
紀元前11世紀頃中国殷の国に紂王とその妃・妲己がいたことはすでに書いた。紂王は妲己に骨抜きにされており妲己の思うままに酒池肉林の乱痴気騒ぎや無実の人々を残虐な処刑法での虐殺を繰り返した。これに対して反乱をおこした後の周の武王となる姫発は殷を滅ぼし、その際妲己は武王の軍師の太公望によって照魔鏡という鏡で正体を看破され、剣で引き裂かれてついには息絶える。
・・・とこれは中国の話。
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本日11/2のLAPIZ ONLINE
百鬼夜行夜話 008「平安時代という切り口 2」片山通夫
https://bit.ly/3kUjepe
百鬼夜行夜話 007「平安時代という切り口」片山通夫
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百鬼夜行夜話 005「六道の辻と黄泉比良坂」片山通夫
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本日10/25のLAPIZ ONLINE
百鬼夜行夜話 004「小野篁、閻魔庁でアルバイト」片山通夫
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百鬼夜行夜話 003「小野篁」片山通夫
小野篁(おののたかむら)という人物がいた。昼間は帝(朝廷)に仕えていながら夜になると地獄の閻魔(えんま)大王庁に出仕し、大王の裁判の補佐をしていたという話だ。
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「百鬼夜行夜話 002」片山通夫
魑魅魍魎が都大路を跋扈する。
大江(おほえ)山いく野の道の遠(とほ)ければ まだふみもみず天の橋立
訳:大江山を越え、生野を通る丹後への道は遠すぎて、まだ天橋立の地を踏んだこともありませんし、母からの手紙も見てはいません。
有名な百人一首にある。しかしどうもここに出てくる大江山とは違うようだ。天橋立なんぞが出てくるし、てっきりと思ったが「丹波国桑田郡(現在の京都府西北部)の山。鬼退治で有名な丹後の大江山とは別。大枝山とも書く」とあった。(ややこしい) MORE