1959年から1967年にかけて、「朝鮮」籍約50万人弱のうち、北朝鮮に永住帰国したのはおよそ9万3,000人(うち、北朝鮮に渡った『日本人妻』は約1,831人)であった。
写真は新潟港の様子。
once-upon-a-time《60年代の日本 003》片山通夫
once-upon-a-time《60年代の日本 002》片山通夫
once-upon-a-time 60年代の日本 001》片山通夫
現代時評《弥生3月》片山通夫
旧暦では、和風月名(わふうげつめい)と言う「月」の和風の呼び名を使用していた。その和風月名によるとご存じのように弥生は3月のこと。 “現代時評《弥生3月》片山通夫” の続きを読む
新聞スクラップ038《 河野太郎氏「マイナカード持って避難」に能登から沸き上がる疑問 政府が「Suica」を配った理由 》片山通夫
新聞スクラップ039《 河野太郎氏「マイナカード持って避難」に能登から沸き上がる疑問 政府が「Suica」を配った理由 》片山通夫
https://www.tokyo-np.co.jp/article/308042
新聞スクラップ039《 植物由来たんぱく質の「代替魚」、商品化相次ぐ》片山通夫

植物由来のたんぱく質を使い、魚に食感や味などを似せた「代替魚」の商品が広がりつつある。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20230217-OYO1T50000/
現代時評《春一番》片山通夫

季節が冬から春へと変わる時期にはじめて吹く、南寄りの風のことを「春一番」と呼ぶらしい。気象庁によると「立春(2月4日頃)から春分(3月21日頃)までの期間に限る」と言う。また「木枯らし一番」とか日本語には季節を思わせる美しい言葉が多い。キャンディーズというグループに同名の歌がある。踊るような、また知らない人にも声をかけてみたくなる、そんなウキウキした感じの歌だった。
2024/2/15 12:22の新潟日報のニュースに「北陸で今年初の春一番」とあった。昨年より13日早いとか。気象庁によると、春一番は2024年全国で初めてだという。
能登半島地震の被害が甚大で、今も避難所生活を余儀なくされている人たちが1万4千人以上おられるという。春一番が吹いても輪島の気温は5℃から10℃の間を上下するような極端な予報である。この季節、地震があっても「三寒四温」は確実にやって来ているようだ。それでも能登半島地震をめぐる復興の足音も春一番とともに確実にやってきている。
《朝ドラ「まれ」、被災地にエール 出演者ら寄せ書き―輪島》は時事通信のニュース。
⇒https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021401157&g=soc
また「のと鉄道、一部運転再開 1カ月半ぶり、通学生ら「感謝」―石川」とも。 ⇒https://www.jiji.com/jc/article?k=2024021500185&g=ieq
石川県のニュース・速報⇒https://www.47news.jp/localnews/area-ishikawa
一方現在開かれている通常国会では「政倫審出席拒まずと自民萩生田氏」が述べたようだが、きっちりと「条件」とつけている。共同通信によると「出席の明確な基準が公表され、その対象になるのであれば」という。「条件闘争」で出席のハードルを高くするが「拒んでいない」と言うスタンスで逃げ切るつもりか。潔く無条件で出席するべきだ。狡猾としか言いようがない。
しかし国民には何の罪もないのだが、能登地震で壊滅的な被害を受けた人々の先はまだまだ見えてこない。全国の自治体からの支援はもちろん、ボランティアの懸命の努力はまだまだ続く。それに比して保身に走る政治家のなんと醜いこと。
春一番は吹いたけれど身を寄せて避難している人々に、裏金スキャンダルの政治家も少しは心を寄せて欲しい。
春よ来い。
新聞スクラップ037《 原発立地の町長が姿勢一転「安全性アピールは難しい」と再稼働に慎重発言 震度7の石川・志賀 稲岡健太郎氏 》東京新聞

⇒昨年末、前町長が逮捕された贈収賄事件に伴う町長選で初当選。その約1週間後、未曽有の震災が起きた。町長選では「化石燃料に頼り、電気代も高騰している現状では、すぐにでも原発を再稼働すべきだ」と主張したが、一転、慎重な姿勢に態度を変えた。 中略
◆これまでの避難訓練「現実的でなく、訓練のための訓練だった」
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/307209
現代時評《芽吹く春に思う》片山通夫
節分も過ぎた。鬼も退散したようだ。ふと庭に目をやるとしだれ梅の芽が膨らんでいる。春が近い。柿の木やイチョウの木の葉が茂る春が近いことを告げている。そういえば季節を表現する言葉に「木枯らし一番」とか「春一番」という言葉がある。「春一番」は北日本(北海道・東北)・甲信・沖縄を除く地域で春先に吹く南寄り(東南東から西南西)の強風を指す。この春一番が吹いた日は気温が上昇し、その後は寒さが戻ることが多い。しかし確実に春は近いのだ。そういえばもう大昔の話だが「青春」という今や懐かしい言葉もあった。「青い春」とはよく言ったものだ。
このように日本語には新しい季節を著す言葉が多くあった。そんな言葉を耳にする時、とても豊かな気分になれる。他の国の他の民族の言語にも当然そのような表現がああるのだろうが、残念ながら筆者にはわかりようもない。
話は現実に戻す。政治の世界は吹きすさぶ嵐の真っただ中で岸田首相は逆風に逆らって保身に走る。内閣の重要な、それこそ旧統一教会に解散命令を出す立場の盛山文科相の教団側会合に参加し推薦状まで受け取ったと言う報告。ここで野党の言いなりに盛山氏の首を切ったらただでさえ低い支持率がさらに低下し、内閣は崩壊する危険があると首相自身が感じたからであろう。内閣は支持率から判断すればほとんど死んでいるように見える。岸田氏率いる自民党は振り返ってみれば安倍政権時代から、問題を矮小化し、誤魔化し、官僚を管理してあの長期政権と言われる時代をすり抜けた。旧統一教会の広告塔としての安倍元首相の立ち位置を見れば、他の議員も安倍に続けとばかりに旧統一教会に走り、その指示を受けるのは当然のことだ。「親亀こけたら皆こける」は自民党の好きな日本の伝統なのだ。
さてこれから季節は春に向かう。まず木々の芽が膨らみ、その後花をつける。最初は梅だ。古来梅は人々に愛されてきた。梅を愛でる歌も多い。
色よりも かこそあはれと おもほゆれ たが袖触れし やどの梅もぞ よみ人しらず
「すぐれた色より香りこそ趣深い この宿の梅はいったい誰の移り香なのだろう」
犯罪すれすれの闇に身をおいている政治家はどんな思いで春を迎えるのだろう。