現代時評《活字真理教》片山通夫

魏志倭人伝

 

聞いた風なフレーズだった。

「フェイクニュースと虚偽操作扇動がこの国の民主主義を脅かしている」(2023年10月の在郷軍人会創設71周年記念式での韓国・尹前大統領の祝辞)このフレーズが大統領の口癖だったようだ。

真贋織り交ぜてインターネット上でニュースが飛びかう。人は自分の考え(思考)に合うニュースは心地よいから、その考えに賛同し、また拡散する。フェイクだとわかっていてもそれを流布する場合もあるかもしれない。 “現代時評《活字真理教》片山通夫” の続きを読む

現代時評〔自然体で生きる〕片山通夫

過日養老孟司さんのインタビュー記事を読んだ。NHKの記事だった。おそらくこの記事はNHKが放送したものだったのだろうから、見られたからも多いと思う。この稿ではとくに彼のインタビュー記事について書くわけではない。ただ養老さんの生きるさまを垣間見たことを書きたく思った。 “現代時評〔自然体で生きる〕片山通夫” の続きを読む

丹波紀行《鬼が行く道 004》片山通夫

「ネムリ神」

ネムリ姫(丹波篠山)

丹波篠山には、いわれ不明の正月神事が今に伝わる。
同市の上板井と言う郷では天満神社では大晦日から元日にかけて行われる神事で、不思議な神が登場する。木の板に「過去と現在の男女が描かれた板」が登場する。その板は境内のご神木などに置かれる。地元に人に聞いてみても「意味わからへんけどずっと続いている」と言うばかりである。研究者でさえ、「いわれは不明。ある意味『奇祭』」という謎っぷりだ。「意味は分からないまま、脈々と受け継がれている風習。みなさんの身近にもあるのでは?」とのこと。
(この項丹波新聞 https://x.gd/h6Zj0 )(続く)

現代時評plus《電話のない生活》片山通夫

電話と言ってもいわゆるスマホの事。何十年も携帯電話と付き合ってきた。国内にいても、どこか遠くの国にいても、まずその国のSIMカードを手に入れることを第一にしていた。ロシア(サハリンが主だったが)へ行くことが年に2・3回と言う時期が続いた頃は、ロシアの電話機を買ったこともあった。その方が簡単で安く上がったからだ。 “現代時評plus《電話のない生活》片山通夫” の続きを読む