本年もお世話になりました。

除夜の鐘

もう一年経ったのですね。今年もコロナで明けてコロナで暮れようとしております。来年こそは治療薬が完成してコロナ何するものぞと言いたいものです。

ニュースを見てみますと
大阪でコロナ飲み薬の治験が開始、国産ワクチンも並行開発中
大阪・年内承認のコロナ飲み薬、対応420薬局をリスト化
などと明るいニュースがあったようですが、その後の話が出てこないのでどのようなものでしょうか?

いずれにしても来年は皆様方にとって良い年でありますように…。

 

現代時評《民主主義サミットの危険性》井上脩身

ONLINE民主主義サミット(Webから)

アメリカのバイデン大統領の呼びかけによるオンライン形式の「」が、12月9日から10日(日本時間)にかけて開かれた。バイデン大統領は世界を民主主義国と専制主義国に二分し、その対立ととらえているように思われるが、現実は同大統領が考えるほど単純ではない。20世紀までに植民地支配をした欧米諸国(日本も含む)の多くは民主主義国であり、逆に植民地支配された国々に専制主義的な傾向がみられるなか、最も注視しなければならないのは植民地支配された国民のもつ屈辱感である。世界の中心軸がアメリカから中国に移りつつある今、その複雑な国民感情がどのように21世紀世界に影響を及ぼすかはまだ見通せない。わかっていることはただひとつ、いたずらに対立を煽ることは火種の元である。 続きを読む 現代時評《民主主義サミットの危険性》井上脩身

2022年片山通夫カレンダー 「道の風景」

今年も残すところ今月一月になりました。今年もコロナで明け暮れました。来年は収束することを願っております。恒例の来年のカレンダーを明日から紹介します。また来春には「Once Upon a Time 」というタイトルで1960年代から撮りためて厳選した150~200点の写真集を発行いたします。時期や価格は現在のところ未定ですが、ぜひお求めいただければ幸いです。

よいお年をお迎えください。

◇現代時評《野球帽をなぜ被る?》片山通夫

米大統領が竜巻被災地を視察

先日、アメリカ・ケンタッキー州等に超大型の竜巻・tornado が襲った。甚大な被害だった。犠牲者の数は16日現在確定していない。つまりまだ多くの行方不明者がおられるようだ。
そんな中、15日に米大統領が竜巻被災地を視察し「被害は想像を絶する」と絶句したとAFP電が伝えた。その大統領はベースボールキャップをかぶっていた。そういえば前大統領もよくかぶっていた写真を見た。
AFP https://www.afpbb.com/articles/-/3381067?cx_part=top_category&cx_position=3 続きを読む ◇現代時評《野球帽をなぜ被る?》片山通夫

現代時評《しのび寄る戦争の足音》片山通夫

幸せなら手をたたこう♪

歌手、坂本九さんはこう歌った。この歌には物語が残されている。その秘話が昨年の8月、東京新聞に掲載された。東京新聞を少し紹介する。
故・坂本九さんが1964年(昭和34年)に歌ってヒットした「幸せなら手をたたこう」。この歌を作詞したのは、61年前にフィリピンを訪れた学生だった。旧日本軍による加害の歴史への贖罪の念と、「苦しみや悲しみを乗り越えて命を尊び、日本人を受け入れてくれた地元の人々に応えたい」との思いがきっかけだった。
この秘話に関しては記事を読んでもらいたい。《旧日本軍による加害の歴史への贖罪の念と、「苦しみや悲しみを乗り越えて命を尊び、日本人を受け入れてくれた地元の人々に応えたい」》という思いが作詞されたきっかけだったとか。 続きを読む 現代時評《しのび寄る戦争の足音》片山通夫

現代時評《第二組合を作れ!》山梨良平

日本労働組合総連合会(以下「連合」と呼ぶ)という組織がある。ウィキペディアによると、日本の労働組合におけるナショナルセンターである。国際労働組合総連合に加盟している。自治労や日教組など官公労中心の日本労働組合総評議会、民間産別主体の全日本労働総同盟の2大ナショナルセンターを含めた4つのナショナルセンターが合同することで誕生した日本最大の労働組合のナショナルセンター。 続きを読む 現代時評《第二組合を作れ!》山梨良平

連載コラム・日本の島できごと事典 その49《ユネスコ「消滅危機言語」》渡辺幸重

2009年(平成21年)、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は世界で2,500の言葉を「消滅危機言語」として発表しました。世界に6000~7000の言語がありますが、各地でマイナー言語 (規模の小さな言語) が消滅の危機にあり、このままでは100年のうちに半数が確実に消滅し、最悪の場合はいまの10分の1~20分の1にまで減るといわれます。ユネスコは日本では8言語・方言を取り上げ、アイヌ語を「極めて深刻」とし、八重山語(八重山方言)・与那国語(与那国方言)を「重大な危機」、八丈語(八丈方言)・奄美語(奄美方言)・国頭(くにがみ)語(国頭方言)・沖縄語(沖縄方言)・宮古語(宮古方言)を「危険」と認定しました。アイヌ語・八丈語以外は沖縄・奄美地方の言語になります。「言語の多様性は人類を豊かにしている」としてその価値を訴え、継承していく活動が起きていますが、マイナー言語はこれからどうなっていくのでしょうか。 続きを読む 連載コラム・日本の島できごと事典 その49《ユネスコ「消滅危機言語」》渡辺幸重