京・伏見・酒処 001

 新選組の昔、いやそのもっと昔、1637年の昔、大倉酒造の生みの親・大倉治右衛門が笠置からここ伏見に出てきて酒屋を営んだのがその始まりとされている。

良質の伏流水に恵まれたこの地は秀吉の築いた伏見城とその堀川や宇治川の水運にも恵まれて、京都、大阪の2大都市を結ぶ交通の要衝として栄えた。
そして大倉酒造が生まれ、月桂冠が生まれることになったのは、自然の理だったのかもしれない。写真は酒造に欠かせない伏見の伏流水