現代時評《防衛費の増額で思うこと》貝塚次郎

防衛・・・ 他からの攻撃に対して、防ぎ守ること。(小学館デジタル大辞典)

日本国中がワールドカップの日本サッカーチームの大活躍に燃えている時を見計らった様に自民・公明・両予党は、2023年から始まる次期防衛5か年計画予算を、現在の1.5倍の総額40兆から43兆円に増額することを決定したようです。また敵機攻撃能力を保持することも了承しました。
肝心の財源については、増税によって賄うのか、また国債の発行を増やして賄うのかは、まだ決まっていないようです。 “現代時評《防衛費の増額で思うこと》貝塚次郎” の続きを読む

書籍紹介

60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集”ONCE UPON A TIME”は作者の歴史でもある。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。またベイルート渡った重信房子とパレスチナ難民の生活。ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして時代を映日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。
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書籍紹介

■新刊のお報せ《新版 日本の島事典 》編集室

*『新版 日本の島事典』* 上下卷計1,600頁 ¥77,000(税込)
監修・編著:長嶋俊介・渡辺幸重 三交社刊
2022年12月6日刊行予定
27年ぶりの改訂新版で国土地理院地図情報をベースに日本の島嶼(島・岩礁)を
精査し、新定義「周囲0.1㎞以上及び0.1㎞未満の名称付き自然島」による我が国
の島嶼数を初めて1万5,528とした。本書は、これを基に有人島など歴史的に重要
な約2,000の島の「沿革」を著し、都道府県別に無人島・人工島などを含む島嶼の
「現在」を示した歴史的大著である。上製本、ケース入り、分売不可。
◎内容
・はじめに 基礎データ(島数概要)
・第1部 日本の島々(解説編)
・第2部 島々の歴史(年表編)
・第3部 島嶼県別集計(データ編)
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現代時評《杉田水脈に代表される怪物たち》山梨良平

11月9日の参院倫理選挙特別委員会で、月刊誌への寄稿でLGBTなどの性的少数者について「生産性がない」と記した杉田水脈総務政務官にれいわ新選組の天畠大輔参議院議員が質問した。天畠大輔議員も指摘しているが、一連の杉田水脈総務政務官の発言には唖然とする。天畠大輔議員も「単に障がい者の代表として抗議しているのではない。杉田氏や「やまゆり園事件」の犯人で植松死刑囚らの言動は、生身の人間の価値を手前勝手な生産性という尺度で測ろうという考え方に根ざしたものだ。こうした考え方に対して、一人の人間として抗議している。」と述べる。 “現代時評《杉田水脈に代表される怪物たち》山梨良平” の続きを読む

◆現代時評《旧統一教会のマインドコントロール》井上脩身

永岡桂子文部科学相は22日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して質問権を行使した。旧統一教会に対する解散命令を裁判所に請求できるかどうかの調査として行われたもので、これに先立ち、岸田文雄首相は被害者救済に向けての新たな法案を今国会に提出する方針を表明した。こうした中で浮上したのが、宗教団体が行うマインドコントロールがどこまで許されるか、である。信仰は言うまでもなく個々人の心問題だ。憲法が保障する信仰の自由とは何なのか。1946年11月に公布されて以来初めてといえる憲法上の難問である。 “◆現代時評《旧統一教会のマインドコントロール》井上脩身” の続きを読む

現代時評《節くれだった手》貝塚次郎

ベルリンの壁:撮影1990 片山通夫

 私が今思っていることはロシアとウクライナの戦争です。何の力もない私が何も言いてもどうにもならない事は十分に承知していますが、お付き合い下さい。

過去30年以前の旧ソ連や東欧諸国の歴史を箇条書きにしてみました。

1985年  ゴルバチョフ ソ連共産党書記長に就任 (ペレ    ストロイカ)
1989年  ポーランド選挙で 連帯 圧勝     (ワレサ地藤亮就任)
同    ルーマニアでチャウチェスク政権崩壊
同    ベルリンの壁 崩壊
同    マルタ会談  冷戦終結
1990年  東西ドイツが統一
1991年  ソ連邦崩壊体 ロシア連邦誕生 初代大統領にエリツイン就任 “現代時評《節くれだった手》貝塚次郎” の続きを読む