アメリカのトランプ氏が就任してまだ2週間余り。次々に持論をまくし立てて、関税でカナダやメキシコ、それに中国などを、領土でグリーンランドやパナマ運河の買い取りやメキシコ湾の呼称をアメリカ湾に変更など実に積極的な行動に出た。筆者がつかんでいる大統領令にサインした数は実に40件を超えているようだ。 “現代時評《西部劇を演じるトランプ》片山通夫” の続きを読む
fiction《アマテラスの誤算009》片山通夫
アマテラスのプライド
【609studio】話は前後するが、アマテラスは亡くなったイザナミの夫イザナギが禊(みそぎ)をしたその目から生まれた女神である。弟神にツクヨミ、スサノオがいる。このスサノオが問題児で亡くなった母・イザナミに会いたいと黄泉の国に行こうと駄々をこねる。その前に高天原のアマテラスに、いとまごいに出かけ、なぜか高天原で大暴れして遂には高天原から追放される。姉のアマテラスも諦めざるを得ない問題児だった。ただ筆者が思うにアマテラスは今でいう「学級委員長タイプだったのではないか」と。確かに美貌が備わり、神としての能力も他にあまたおられる神様に比してずば抜けていた。 “fiction《アマテラスの誤算009》片山通夫” の続きを読む
冬の風景《雪の札幌ビール園01》片山通夫
ボクは北海道にはなじみがある。と言うのもサハリンへは年に2・3回は行っていた時期があった。残念ながらコロナやプーチンのロシアがウクライナに侵攻したりしてゆくことができなくなった。コロナ渦では親しいロシア人の奥さんが亡くなられたこともあった。
いずれにしろ行き来する間に札幌などの町を撮ることができた。ここに掲載された写真はそのサハリンへの行き来に撮った写真だ。 “冬の風景《雪の札幌ビール園01》片山通夫” の続きを読む
【609 Studio】email newsletter 2025年2月4日 #1193
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【609 Studio】email newsletter 2025年2月4日 #1193
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世界の話題、LAPIZ編集長・井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
なおLapizOnlineは609studioと統合いたしました。
また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。
購読無料! “【609 Studio】email newsletter 2025年2月4日 #1193 ” の続きを読む
現代時評《文字を読まない、書けない》山梨良平
文字を書かない、読まない人が増えてきたと日頃感じていた。そんな折、いささか古い記事で週刊金曜日に田中優子さんの記事を見つけた。
実際に読むのか読まないのかはともかく筆者の近親者にいる若者も読まない。読まないから書けない。一度まじめに筆者は彼らに国語辞典を持って歩いて読むことを進めた。筆者は中学生の頃だったか三省堂の「明快国語辞典」を何度も読み返した。それこそボロボロになるまで…。勿論彼らは明快国語辞典は買わなかった。 “現代時評《文字を読まない、書けない》山梨良平” の続きを読む
fiction《アマテラスの誤算008》片山通夫
お帰り

出雲にお集まりになった神様たちはそれぞれの国へお帰りになるのであるが、それぞれの国ではどのようにお迎えされるのかは定かではない。ただ神在月の間、神様たちはどのような酒を召し上がっていたのか少し興味があるので、今風にインターネットで調べてみた。 “fiction《アマテラスの誤算008》片山通夫” の続きを読む
ご挨拶
今月も今日31日で終わります。明日からは2月、記憶ではこの節分の辺りが最も寒い日が。またコロナやインフルエンザもまだまだ流行っているようです。そして花粉の季節。気を付けて毎日を過ごしたいものです。
くれぐれも御身大切に…。
【609 Studio】email newsletter 2025年1月28日 #1192
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【609 Studio】email newsletter 2025年1月28日 #1192
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◆現代時評《社会不安と大地震の不思議な関係》井上脩身
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~阪神大震災30年に思う~
阪神大震災から30年がたった。1990年にバブルが崩壊し、日本経済が低
迷しはじめるなか、1995年1月17日午前5時46分、M7・3の地震が淡
路島から阪神地方を襲い、6434人の命を奪ったのだった。 “【609 Studio】email newsletter 2025年1月28日 #1192 ” の続きを読む
連載コラム・日本の島できごと事典 その160《戸数制限》渡辺幸重

島では食料生産や生活インフラに限界があることから島内の戸数を制限してきた島があります。静岡県の熱海港沖、相模湾に浮かぶ初島もその一つで、江戸時代から現在まで耕作地や水源、漁獲を島民で均等に分け合う共同体的生活が営まれるようになり、40戸前後の戸数が維持されてきました。「次男以降は島を出て、跡取りがいない家は婿養子をとる」という不文律が脈々と守られてきたのです。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その160《戸数制限》渡辺幸重” の続きを読む
◆現代時評《社会不安と大地震の不思議な関係》井上脩身
~阪神大震災30年に思う~
阪神大震災から30年がたった。1990年にバブルが崩壊し、日本経済が低迷しはじめるなか、1995年1月17日午前5時46分、M7・3の地震が淡路島から阪神地方を襲い、6434人の命を奪ったのだった。わが国の近・現代史をひもといてみると、国の形態を変革する歴史的大事件が起きたときや、戦争、政権交代、恐慌など、政治・経済・社会的に混沌としたとき、大地震が発生している。地震は断層がずれ動くことによって起こる自然現象であって、人間社会の事情とは何の関係もないはずだ。なのに、よりによって先行きが不安になったとき、地震が痛打を浴びせるのである。摩訶不思議というほかない。 “◆現代時評《社会不安と大地震の不思議な関係》井上脩身” の続きを読む