友が島 写真ギャラリー
続く
片山通夫公式サイト photo:祇王寺にて・嵯峨野
ボクの家の最寄りの駅(JR)から、ちょっとした旅のつもりで各駅停車の電車に時には乗る。その電車はおよそ2時間かけて明石と言う東海道線の駅に着く。駅は高架駅なので、冬などは吹き晒しだ。今は真夏なのでうだるような暑さ。駅のホームからは明石城址が見える。この城は明石藩の政庁と藩主の居所が置かれていた。別名、喜春城(きはるじょう、きしゅん-)、錦江城(きんこうじょう)とも呼ばれる。この城には天守がない。大分県中津城の天守を移築する予定だったらしいが、から天守を移築する計画があったらしいが、築城に神経をとがらせる幕府に配慮し、また大砲の技術が進み標的になる建物を建てる必要がなかったとの理由で天守は造られなかったと伝えられるが定かではない。 “散歩道《子午線のまち》片山通夫” の続きを読む
追記
阪神タイガースはセ・リーグ優勝したけれど、その夜に石破首相は退陣すると発表した。残念な事態である。
我が国の今後は次の首相に託さなくてはならないが、心配なことである。
まず3選挙に敗北をした。敗因はすべて石破首相にあった。そして石破おろしがあって今回の事態に陥った。ところがこれらの選挙の敗因の分析は行われたということはなかった。ただの石破おろしだったのだ。多くの国民はおそらく知っている。敗因は経済政策や対中政策もあったかもしれないが、選挙の敗因だけを言い募り、遂には首相を追い詰めた勢力があると知っている。いや、知ってしまった。(この稿25/9/08記) “現代時評plus《石破首相側のブラフ?》追記 片山通夫” の続きを読む
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───────────────
◆現代時評》《ヤバいぞ!日本人ファースト》一ノ瀬明
───────────────
80年前の9月2日我が国はアメリカその他の連合軍に無条件降伏した日であり3
日には東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上において降伏文書に調印した。
つまり無条件降伏が確定したともいえる。
参考のために記載するが、この調印された2通の降伏文書のうち、連合国側の1
通は米国の国立公文書館(National Archives)に保管され、もう1通は日本側
のもので外交史料館で所蔵している。原本は節目に一般公開されており日本側
所蔵の原本が近年公開されたのは、戦後70年となる2015年8月31日から9月12日。
場所は外交史料館の展示室にて「一般命令第一号」と共に特別展示された。普
段は、日本側所蔵の文書のレプリカ(完全謄本)が展示されている。
近年、日本がアメリカと戦争をしたと言う事実も知らない若い人たちが多いと
聞く。学校教育の中でも既に取り上げられないのだろうかと疑問に思う。こう
した風潮や無条件降伏の事実などは、「日本人ファースト」に繋がる恐れがあ
り、その考えはかなり危険を感じる。明治維新で我が国は外国の先進的な文明
に目を奪われ、アメリカやフランスなど欧米諸国に視察団や留学生を送って、
かの国々のあらゆるジャンルで模倣をし、「富国強兵」を旨とした。
日清・日露戦争で勝利を得てそれこそ「日本人強い!」と自画自賛して自信を
持った。そして資源も兵站の保証もなく、中国大陸や南方へ手を伸ばした。
そして「原爆2個」をヒロシマ,ナガサキに落とされて、いやその前に沖縄で
は米軍から「鉄の暴風」と呼ばれる攻撃を受けた。この事実の前に我が国は先
に述べた「無条件降伏」と言う憂き目にあった。
1868年の明治維新から、1945年の無条件降伏までたった77年だった。その間に、
朝鮮、台湾も植民地にし、関東大震災時には朝鮮人、中国人を虐殺し、南京で
も未曽有の虐殺を行い、中国東北部には日本の傀儡国満州国を造り、国際連盟
を脱退し、乱暴の限りを尽くした。
そして今年は既に戦後80年となる。明治維新から160年足らずで、我々は何を
学んできたのだろうか。
─────────────
◆今週のTOPIX
─────────────
〔地震〕
*【南海トラフ地震】「想定よりも早まる可能性も」 専門家の間で浮上する
「2035年説」vs「2038年説」…死者数29万8千人の現実味
https://dot.asahi.com/articles/-/264168
*アフガニスタン地震、死者1400人超…M5.2の追加地震も発生
https://x.gd/6grAS
気象庁 地震情報
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/index.html?lang=jp
[トランプ狂騒曲]
*トランプ氏が“新興国も顔負け”の「政敵排除」 家宅捜査、FRB理事の解
任、検察官の調査…投資面での米国信用度が悪化の危険性
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/09040550/
*ハーバード大への補助金凍結は「気まぐれ」で違憲…連邦地裁が交付再開を
トランプ政権に命令
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250904-OYT1T50071/
*トランプ氏支持率、過去70年の歴代大統領の中で最低 就任100日控え
https://www.cnn.co.jp/usa/35232371.html?dicbo=v2-9Kf5n9i
*トランプ政権によるLAへの州兵派遣は違憲、禁止命令は一時保留 米連邦
地裁 https://www.cnn.co.jp/usa/35237472.html
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【609 Studio】email newsletter 2025年9月9日 #1223
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◆現代時評》《ヤバいぞ!日本人ファースト》一ノ瀬明
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80年前の9月2日我が国はアメリカその他の連合軍に無条件降伏した日であり3
日には東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上において降伏文書に調印した。
つまり無条件降伏が確定したともいえる。
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通は米国の国立公文書館(National Archives)に保管され、もう1通は日本側
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近年、日本がアメリカと戦争をしたと言う事実も知らない若い人たちが多いと
聞く。学校教育の中でも既に取り上げられないのだろうかと疑問に思う。こう
した風潮や無条件降伏の事実などは、「日本人ファースト」に繋がる恐れがあ
り、その考えはかなり危険を感じる。明治維新で我が国は外国の先進的な文明
に目を奪われ、アメリカやフランスなど欧米諸国に視察団や留学生を送って、
かの国々のあらゆるジャンルで模倣をし、「富国強兵」を旨とした。
日清・日露戦争で勝利を得てそれこそ「日本人強い!」と自画自賛して自信を
持った。そして資源も兵站の保証もなく、中国大陸や南方へ手を伸ばした。
そして「原爆2個」をヒロシマ,ナガサキに落とされて、いやその前に沖縄で
は米軍から「鉄の暴風」と呼ばれる攻撃を受けた。この事実の前に我が国は先
に述べた「無条件降伏」と言う憂き目にあった。
1868年の明治維新から、1945年の無条件降伏までたった77年だった。その間に、
朝鮮、台湾も植民地にし、関東大震災時には朝鮮人、中国人を虐殺し、南京で
も未曽有の虐殺を行い、中国東北部には日本の傀儡国満州国を造り、国際連盟
を脱退し、乱暴の限りを尽くした。
そして今年は既に戦後80年となる。明治維新から160年足らずで、我々は何を
学んできたのだろうか。
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◆今週のTOPIX
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〔地震〕
*【南海トラフ地震】「想定よりも早まる可能性も」 専門家の間で浮上する
「2035年説」vs「2038年説」…死者数29万8千人の現実味
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*アフガニスタン地震、死者1400人超…M5.2の追加地震も発生
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*トランプ氏が“新興国も顔負け”の「政敵排除」 家宅捜査、FRB理事の解
任、検察官の調査…投資面での米国信用度が悪化の危険性
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*ハーバード大への補助金凍結は「気まぐれ」で違憲…連邦地裁が交付再開を
トランプ政権に命令
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*トランプ氏支持率、過去70年の歴代大統領の中で最低 就任100日控え
https://www.cnn.co.jp/usa/35232371.html?dicbo=v2-9Kf5n9i
*トランプ政権によるLAへの州兵派遣は違憲、禁止命令は一時保留 米連邦
地裁 https://www.cnn.co.jp/usa/35237472.html
*パレスチナ側が米ビザ発給拒否に書簡「パレスチナ人の声を封じ込める」再
考要求
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000450482.html
*トランプ政権によるLAへの州兵派遣は違憲、禁止命令は一時保留 米連邦
地裁 https://www.cnn.co.jp/usa/35237472.html
*中国人留学生へのビザ発給めぐる方針転換、トランプ氏が正当性を主張 支
持層の反発受け
https://www.bbc.com/japanese/articles/c07p7dlppv7o
*トランプは「数兆ドル」の関税収入を得たと主張、実際の数字は?
https://forbesjapan.com/articles/detail/81675
*トランプ氏、「MAGA」派から批判 中国人留学生政策「転換」で
https://mainichi.jp/articles/20250827/k00/00m/030/066000c
*「人々は独裁者を望んでいる」トランプ氏の発言が波紋…SNS「支持者です
ら言ってない」 https://x.gd/7rTE7
*トランプ関税の大半違法、米控訴裁が判断 「完全な災害」と大統領
https://jp.reuters.com/?tag:reuters.com,2025:newsml_KBN3KF1XW-NOJPWD
*「トランプ関税」に再び違法判決 米控訴審 政権側は最高裁に上訴へ
https://www.asahi.com/articles/AST8Y7HQLT8YSFVU1Z5M.html
*トランプ政権、国連の「人権審査」受けないと通知…専門家「人権侵害甚だ
しい国々に口実与える」
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250829-OYT1T50121/
*ブラジル、米国の関税50%に報復措置を検討 政府筋
https://www.afpbb.com/articles/-/3595629
*トランプ氏、「MAGA」派から批判 中国人留学生政策「転換」
https://mainichi.jp/articles/20250827/k00/00m/030/066000c
[国内〕
*新浪氏会見で浮かび上がった〝3つの矛盾〟 「潔白」「ガバナンス」「サ
ントリーへの愛」 https://x.gd/661bb
*立民・野田氏、孤立深める 「刷新」迫られ、対話路線も暗雲
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025090301061&g=pol
*室生犀星「心のにごりを見たくない…」 戦後封印され、全集にも一切収録
されなかった戦争賛美の詩への後悔
https://www.tokyo-np.co.jp/article/432240?rct=80years_postwar
*新浪剛史氏、いつもの歯切れの良さは影を潜め…「サプリ購入」で潔白を訴
えたが、肝心なところは曖昧なまま
https://www.tokyo-np.co.jp/article/433215
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◇編集長から:片山通夫
──────────────
危うい時代になってきた。海の向こうの巨大国アメリカは、常識の通らない男が独裁者然として大統領令を乱発。中東では今のところイランは静かだが、イスラエルがパレスチナ人を虐殺。ロシアは相変わらずウクライナと。ややこしいことにそのロシアとウクライナの間で「影響力」を行使したい独裁者トランプがウロチョロ。よほどノーベル平和賞が欲しいようだ。何しろ仇敵オバマ元大統領も受賞したもんで。トランプだと平和賞の値打ちががた落ちになりそう。
「想定よりも早まる可能性も」 専門家の間で浮上する「2035年説」vs「20
38年説」…死者数29万8千人の現実味の南海トラフ地震。一方、アフガンで大
きな地震があった。地球上どこででも起こり得る地震。石破総理の足を引っ張
ている場合ではないだろう、自民党!
総理の提唱している防災庁を!いや、防災省を、早急に!!
《イスラエルはガザでジェノサイド実行と専門家団体》。こちらは早急に辞めさせろ!アメリカがただちにイスラエル首相をワシントンに呼び、軟禁すべし。ちょうど国連総会の時期だ。トランプに出来るかな?出来ればノーベル平和賞も夢ではないぞ!
──────────────
【609 Studio】email newsletter
発行日 2025年9月9日 #1223
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80年前の9月2日我が国はアメリカその他の連合軍に無条件降伏した日であり、3日には東京湾に浮かぶ米戦艦ミズーリ号上において降伏文書に調印した。(写真左)
つまり無条件降伏が確定したともいえる。
ややっこしい、いや正当な「ブラフ」か、突然、石破おろしの自民党内に、解散風が吹き出した。「総裁選の前倒しが決まったら『選択肢は3つある』と石破首相は周囲に語っているとか。ひとつは、ギブアップして退陣する。ふたつ目は、自分も総裁選に出馬する。みっつ目には、解散総選挙に踏み切ると言う選択。石破氏の選択技は多い。ところが反石破派にはあまり選択はなさそうにも見える。現執行部に反旗を掲げているのに解散になった時「党の公認が得られるか」、「選挙費用は?」と悩ましいことになりそうだ。 “現代時評plus《石破首相側のブラフ?》片山通夫” の続きを読む
自民党がいよいよ崩壊しそうだ。今朝9/5のNHKニュースを見るともなしに見ていたら、自民党のベテラン議員が「石破おろし」を扇動しかように「総裁選の前倒し」を要求していると次のように伝えた。 “現代時評plus《あわれかな。》山梨良平” の続きを読む
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【609 Studio】email newsletter 2025年9月2日 #1222
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◆現代時評plus《自民党はどこへ行く 1》山梨良平 9月25日記
───────────────
石破氏を引きずり降ろそうと言う動きが自民党の内部でかなり活発に起こっ
ている。先月の参議院選後の結果と報道各社は伝えている。なんでも選挙敗退
の責任を石破首相にとれということらしい。驚くことに既に後任の首相やそれ
に続く重要なポジションまでささやかれているという話だ。 “【609 Studio】email newsletter 2025年9月2日 #1222” の続きを読む
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◆現代時評plus《自民党はどこへ行く 2・3》山梨良平
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自民党はどこへ行く 2
自民党の内部で大きな嵐が吹いている。その嵐は地獄から脱する為の生みの苦
しみの嵐か、それとも極右もしくは内部分裂への茨道なのか。安倍首相時代か
ら現在に至るまでの間、菅と岸田の二人の首相を自民党は支えた。この二人は、
安倍の専横を踏襲していた。党内がまだ「安倍時代の余韻」を浸る余裕があっ
たのだ。闇金議員もまた右派を辞任する議員も安倍時代に謳歌した夢を見続け
られた。つまり闇金議員などへの世論の風当たりもあまり目立っていなかった。
いや、国民から見れば不満や疑問はふつふつと湧いてきていた。
大多数の自民党議員は、国民の持つその不満や疑問をほとんど感じないままに
選挙に臨んだ。選挙前には自民党が247議席だったのがこの選挙で191議席に激
変した。公明党も32議席から25議席に落ち込んだ。結局与党は279議席から215
議席に落ちた。選挙を前に真摯に受け止めて党内の引き締めや闇金議員への厳
しい処分など目に見える改革をすれば良かったのだが、おざなりの処置に終始
したことがこの結果を生んだ。国民もようやく目が覚めたということだ。しか
しこの7月の参議院選でも同じことが起こり、野党に流れてはずの、国民の支
持は自民党や民主党など既成政党にもNOを突きつけた。参政党など極右と言
うか面白いことを発する政党に国民の支持は流れた。
分析を様々な報道機関や政党が行っているが、SNSに若者の票が流れたとい
う結果を踏まえて、既成政党はSNSなどを武器に戦略を練り直している現状
だ。おそらくまだ明確な戦略は練り切れていないと思われる。安部政権時代を
支えた一翼にネット右翼(派)がいた。彼らはおそらく変革を好まず、日本古
来の伝統を重んじたグループだったと思う。そして声が大きいのが特徴で、実
際の選挙演説でも安倍首相の言に反対するグループは批判の声を封殺した。事
態は極限にまで安部政権の自由を認めた。それは桜を見る会など些末な件だけ
でなく、憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使を合法化する、あるいは森
友・加計問題や桜を見る会の私物化という問題に表れているように傲慢さがあ
った。
それらの反省からか、旧統一教会信者の家族に暗殺された安部首相の死から事
態はゆっくりだが着実に動き出した。自民党では安倍の路線を踏襲する菅、岸
田両首相のあと、熾烈な総裁選が行われ、石破首相が昨年秋に誕生した。しか
し一方では自民党支持者が激減していた。それはこの稿に書いている安倍首相
への支持層が減ったということに他ならない。通常暗殺されれば同情で支持は
集まるのだが。
現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平
最近の大方の見方では、石破続投と言う世論が後押しをしてどうも石破氏の
続投が決まりそうだ。反石破の面々にとっては、「真夏の世の夢」だったよう
だ。無論、今後どのように動くかは予断を許さないだろうが、高市氏と言う目
はなさそうだ。彼女に「自民党を出て参政党と組めば」と言うような提言もあ
ったようだが、「なぜ私が?」と反発したとか。そのこと自身はそれでいいの
だが、総務相時代に決定的なミスを犯した。彼女はそのミスに対して「その話
は捏造だ」と国会で見栄は切ったが、説明はしなかった。これをどう評価する
かだが、裏金に関して誰も詳細な説明をしていない中での彼女のミスだから国
民は彼女にもNOを突きつけた。そして自民党内では裏金議員が幅を利かせ出し
て、石破おろしの戦闘を切り出した。どうも高市氏を担ぎ出そうというわけだ。
ところが世論は裏金議員にも当然全ながらNOを突きつけた。高市氏に関しては
「高市リスク」とまで揶揄されるようになっている。一方で「石破辞めるな」
の世論が「辞めろ」を上回った。
石破首相は今のところ静かに推移を見守っている。同時に高市氏も裏金議員
も「世論の行く末」を見守っているようだ。幹事長の森山裕氏の動きを見守っ
ていると言った方が正しいかもしれない。
幹事長記者会見 https://www.jimin.jp/news/press/211287.html
さて筆者の考えだが、大方の世論のように、ここは石破氏に続けてもらいた
いと思うのである。理由の最初には「高市氏のようなゴリゴリの安倍信者で保
守的な方はごめんこうむりたい」と言うわけである。無論他の裏金議員は言語
同断である。しかし石破氏しかいないと言う消極的な理由ではない。彼が一年
前に総裁選で言った公約で、筆者が気にいったことがある。それは米軍基地が
日本にあるなら、自衛隊基地をアメリカに置いて共同の作戦をスムーズに出来
るようにしたいと言ったことだ。勿論自民党の面々はどのように、この考えを
受け取ったかは知らないが、筆者は出来る出来ないはともかくとして彼の考え
方の柔軟さ、ユニークさに驚いたし気に入ったのが大きな理由だ。
所で石破おろしの面々は「選挙で大敗した。民意が示された。石破は辞任す
べきだ」との意見が当初自民党内で大半を占めたような「大声」だった。しか
し冷静になるにつれ裏金もしくは極右の連中が叫んでいることがわかってきた
というのが今の状況だと言える。
自民党内の石破おろしがどのようになるかは、今後の動きを注視したい。投
票の書面は総裁選前倒しを求める議員が署名・押印した上で、原則として議員
本人が党本部に持参することとし、病気などやむを得ない場合のみ代理の提出
を認める。都道府県連についても機関決定を経た上で、郵送などを通じて、書
面の提出を求める。石破継続は次善の策なんだろうな。
参考:弁護士の結城東輝氏は「行政トップがこの国はコロコロ変わるんですね。
それが選挙の民意なんだと言われれば解釈の1つかもしれないが…」と言い、
「2大政党制の夢がついえ多党制の時代が当面続くであろうという時に、恐ら
く1党が多数派を取る選挙はほぼ来ない。そうすると毎回誰かが選挙のたびに
責任を取って首相を辞め続けるという未来が来るんでしょうかと」と異論を口
に。石破首相については「続投してもいいんじゃないかと思う」と話した。
毎日新聞:https://mainichi.jp/articles/20250803/spp/sp0/006/251000c
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◇編集長から:片山通夫
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今月1日は防災の日だった。関東大震災が関東地方を襲った日。1923年(大
正12年)9月1日に発生したマグニチュード7.9の地震と、それに伴う大規模火
災や津波、土砂災害の総称。石破首相は自然災害に対処するため「防災庁」の
設置を国民に説いた。是非防災庁と言わず「防災省」と格上げして貰いたいも
のだ。災害ニッポンの手本となるように。
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1923年9月1日。100年余り前のこの日は言わずと知れた関東大震災が起こった日である。この地震で直接的に亡くなられた方はおよそ10万5000人にのぼった。
また全壊家屋10万棟以上で建物の倒壊に加え、地震発生が昼食時だったことから大規模な火災も発生し被害を拡大させた。この被害にも驚かされるが、地震直後から流言飛語が飛び交い、横浜市では「朝鮮人暴動の流言が流布」し始め、翌2日正午には横浜全市にこの流言が伝わった。 “現代時評《関東大震災と流言飛語を思う》片山通夫” の続きを読む
最近の大方の見方では、石破続投と言う世論が後押しをしてどうも石破氏の続投が決まりそうだ。反石破の面々にとっては、「真夏の夜の(悪)夢」だったようだ。今後どのように動くかは予断を許さないだろうが、高市氏と言う眼はなさそうだ。彼女に「自民党を出て参政党と組めば」と言うような提言もあったようだが、「なぜ私が?」と反発したようだ。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平” の続きを読む
第二次世界大戦中、“軍神”とされ戦意高揚に利用された軍人の一人に八重山列島・与那国島(よなぐにじま:沖縄県)出身の大舛(おおます)松市がいます。松市は1943(昭和18)年1月13日、ソロモン諸島・ガダルカナル島で中隊長として部下14人とともに米軍敵陣に突入し、25歳で戦死しました。御前会議でガダルカナル島からの撤退(「転進」)が決定した前年12月31日と実際に撤退が完了した1943年2月初めの間の出来事でした。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その178《軍神とひめゆり》渡辺幸重” の続きを読む
自民党の内部で大きな嵐が吹いている。その嵐は地獄から脱する為の生みの苦しみの嵐か、それとも極右もしくは内部分裂への茨道なのか。安倍首相時代から現在に至るまでの間、菅と岸田の二人の首相を自民党は支えた。この二人は、安倍の専横を踏襲していた。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 2》山梨良平” の続きを読む
石破氏を引きずり降ろそうと言う動きが自民党の内部でかなり活発に起こっている。先月の参議院選後の結果と報道各社は伝えている。なんでも選挙敗退の責任を石破首相にとれということらしい。驚くことに既に後任の首相やそれに続く重要なポジションまでささやかれているという話だ。
週刊ポストはこう書いた。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 1》山梨良平” の続きを読む
織田信長や豊臣秀吉代それに徳川家康などが活躍していた時代、フランシスコ・ザビエル(写真左)というカトリックの司祭がインドのゴアから日本に来てキリスト教(カトリック)の布教を目的として来たのは1549年だった。聖パウロ(初期キリスト教の使徒で、新約聖書の著者の一人)を超えるほどの多くの人々をキリスト教信仰に導いたといわれている。ところが徳川家康の時代になって、キリスト教は禁止されたことは有名である。 “散歩道《セミナリオと禁止令》片山通夫” の続きを読む