参議院選挙がご承知の通り終わった。大方のマスコミやSNSの予想通りの結果だと思える。しかし「他人のふりをしたい」自民党内の空気が憐れと憤りを覚える。
*続投表明の首相に自民党内で辞任要求相次ぐ…「居座り続けるならリコール規定使うべき」の声も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250722-OYT1T50004/「自民内には〔このままでは国民に見限られる〕との危機感も強い」と言う自民党内の声がある。しかし立ち止まって考えてみたい。
石破首相の味方をするつもりはさらさらないが、昨年10月1日に首相に就任だからまだ一年経っていない石破首相の足を引っ張るのは自民党内であまりにも短絡過ぎるのではないか。顔のすげ替えで新たな一歩を踏み出せるという安直な考えはもう捨てたほうがいい。新聞などによると、石破首相が率いてきたこの一年足らずに3回の大型選挙があり、ことごとく敗れたと言われている。「だからリコールしても首相の首を」なんて実に無責任で安直な考え方だ。
これでホントに石破首相をまさか高市、河野、もしくは小泉と言う「いままで閣僚など、政権の中枢にいた輩」にとって変えても同じ穴の狢だろうと思う。
なぜなら彼らもそれぞれの時代に内閣を担っていた一人だからだ。日本では基本的に内閣の一員は閣内不一致では済まされないということを鑑みても責任は首相と同様にある。大臣の席にしがみついているのでは、首相と同様の責任がある。まさかぬけぬけと・・・。
直近では「闇金問題」がある。発覚した当時は自民党員で国会議員で、まして閣僚だったら「徹底的に海を出す」努力をしたか?印象ではなあなあの決着で終わっている。それを国民は覚えている。また高市氏が総務大臣だった時には、放送局を恫喝したよな?また河野氏が、外務大臣だった時には「大臣専用機が欲しい」と発言し、「悪名高いマイナンバーカードをごり押し」したよな?それをまさか「手柄」だとは思っていまいよな?探せばまだまだありそう。
石破首相!このような「中途半端な対応」をしていたから今の自民党があるのではないか?腹をくくって出直すならこれら国民の疑問や不満を徹底的に表にさらけ出すことだ。