
ロシアがウクライナに侵攻して戦い続けている。イスラエルが突然ハマスを相手にカザ地区を空襲、その後ろではトランプのアメリカが後押ししていると思うまもなく、イスラエルはこれも突然イランを強襲し戦闘状態に入った。ウクライナで手が一杯のはずのロシアはイランの後押しなのか、イスラエルとイランの仲裁に入ってもいいと発表。アメリカはこれを一蹴。いやその前にイラクのアサド政権が倒れてロシアにアサド大統領が亡命した。
中東は常に世界の火薬庫になっている。たとえは悪いが、アフリカでは一応の落ち着きが見られるのだが、オイル争奪なのかどうか筆者にはわかりかねるが、ロシアのウクライナ侵攻や近頃の中東をめぐる動きは落ち着かない国際情勢だと言える。我が国はトランプの関税騒ぎに右往左往して、自動車産業だけが我が国の産業かのようだ。合間に米騒動で農水相がしきりにパフォーマンスして「次期総理」の噂にいい気になっていて、高市氏は埋没してはならじとばかりに、超右翼的な言動に終始徹底の感あり。一方の野党も、本来ならば政権奪取の好機なのに、決め手に欠くという烏合の衆の愚。
あと一発、火種をどこかで誰かが投ずれば、全面戦争は確実に起こるようなご時世になった。昔、サラエボ事件という事件があった。簡単に説明すると、1914年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント大公夫妻が狙撃暗殺された事件。この事件が第一次世界大戦の導火線となった。
緊張状態の真っただ中で一発銃を討てば、それが引き金となって大戦は起こる。
トランプが「アメリカ第一主義」を主張する中で、宿敵イランを殲滅しようとすればこの機を逃すまい。
世界は、ロシアのウクライナ侵攻に始まり、イスラエルのガザ殲滅作戦やイラン急襲、そしてその気になっているトランプのアメリカ・・・。
とんでもない国から同盟国と呼ばれている日本や韓国はこの混沌とした国際社会を平和裏に乗り切れるのか?
もはや手遅れかもしれない。
参考
サラエボ事件 https://www.y-history.net/appendix/wh1501-001.html