路面電車はのんびりしていて楽しい。札幌、函館、富山、松山、高知等で乗ったことがある。最近高知では乗ったことがないが、「維新號」なんて路面電車が走っているかもしれない。(走っていました!!)勿論車掌は「脱藩じゃ」と叫びながら…。そういえば松山には「坊ちゃん電車」なるものが道後温泉と松山駅をそれらしいいでたちの車掌さんが同乗している。
モータリゼーション華やかになった時代、東京や大阪、京都など大都市でも路面電車は走っていたが、車の増加で邪魔者扱いだった。それでもさきに述べた町では、古い車両を全国から集めて動かしている。いや、市民の足として利用している。お座敷電車、やお花見電車などにも利用されている例は各地にある。
実は筆者は自動車の運転免許証を「返納」した。そうすると、以前は車で「走りぬいた町」をバスなり路面電車で移動することに目が向く。幸いにして最近はインターネットでパソコンやスマホで情報を得ることができる。例えばむかしから路面電車の利用が盛んな富山市ではこんな写真も眺めることができるわけだ。
https://www.toyamashi-kankoukyoukai.jp/?tid=100846
さて本題の晴れの国・岡山では?
「岡山駅前から、二方向へ路線が延びる路面電車。明治45年から100年以上、岡山の街を走り続けています。「おかでん」の愛称で親しまれ、通勤・通学の市民の足であるとともに、後楽園・岡山城・カルチャーゾーンなどへの観光の便利な足として、今日も走り続けています。あなたも、人と環境にやさしい路面電車に乗って、お出かけしませんか?」と呼びかけるホームページを見た。
https://okayama-kido.co.jp/tram/
そもそも岡山はこの「晴れの国シリーズ」ですでにご承知だと思うが、大正ロマンが町のあちこちから香り、藩主池田公の尽力で、後楽園が花開き、我が国における庶民教育の魁(さきがけ)であった閑谷学校の開校など文化の薫る町である。変に気取らないが、いろいろな面で質の高い街である。
その街の文化を担う足として路面電車は活躍する。
路面電車車両