州兵のみならず海兵隊まで派遣するトランプ大統領。自由の衣をかなぐり捨て
て、イスラエルに肩入れのアメリカ。すこし前に、「自由の女神の返還を要求し
た」フランスの政治家がいたが、アメリカの報道官は「無名の政治家だ」とこの
返還要求を一蹴したようだ。(読売新聞・AFP)
米大統領にしても、この報道官にしても本当にレベルの低い連中で、今のホワ
イトハウスは占められている。 アメリカン・ドリームと言う言葉がある。努力と才能によって、誰もが成功と
豊かな生活を掴み取れるとする、アメリカの理想的な概念を指す。具体的には、
貧しい家庭からでも、努力次第で出世し、幸せな生活を送ることができるという、
アメリカの国民の抱く希望と言え、人種、性別、生まれの背景に関わらず、誰に
でも成功のチャンスを得ることができると言う意味だった。
「だった」と言うのはつい先ごろにそのチャンスは消えてしまったという事だ。
トランプ大統領の登場でアメリカは変質した。移民を受け入れず、人種差別の
激しい国になった。あまつさえ既にいる合法的な移民も自国に追い返す国になっ
た。留学生の受け入れのみならず、滞在ビザを無効にし、自国に追いかえし、大
学の運営に介入し補助金などで思想的に締め付ける国になった。平和的なデモも
許可せず、LGBTを受け入れないと言うアメリカになってしまった。
筆者が考えるに今後数日、もしくは数週間の間にトランプはまたまた変節する
と思う。第一番はイーロン・マスクとの「仲直り」だ。もしかしてこの仲たがい
の茶番は、世界の目くらましかとも思う。陽動作戦。その影でイスラエルはガザ
に侵攻しパレスチナ人を殲滅もしくはアフリカのどこかへ移動させるかもしれな
い。そういえばトランプはガザのパレスチナ人をエジプトもしくはリビアへ移送
すべきだなどど吠えていた。
自由の国、チャンスを与えられる国だったアメリカはどこへ行くのだろう。