イスラエルがイランを攻撃した。そしてイランはイスラエルに報復と言う名の攻撃を加えてこの両国は戦争状態に陥った。かねてからイスラエルはイランを何度も攻撃を加えるチャンスを待っていたように思える。
6月10日のニューズウイーク日本語版は【イランがイスラエルの数千点に上る機密文書を公開へ…核戦略を含む「宝の山」の文書の内容とは】と報じた。 ところが筆者が知る限り以後の関連報道はどこにもない。(2025/6/16現在)
報道各社の後追い記事もない。そうすればこのニューズウイーク日本語版の記事は「がせネタ」なのかという事にもなりかねない。しかしこのような署名入りの記事がガセネタだとも思えない。イランのフェイクなのか、イスラエルのアドバルーンなのかと考えていたら、イスラエル軍は13日からイラン各地にある核関連施設や軍事施設などへの大規模な攻撃を始め、イラン軍のトップなどを殺害したほか、首都テヘランがある州では少なくとも78人が死亡したと伝えられている。
そしてこの稿を書いている16日午後、時事通信が
「イラン首都に大規模攻撃 全土に対象拡大―イスラエル軍」と伝えた。戦争は拡大の一途である。攻撃は今後ますます激しさを増す可能性がある。今のイスラエルには「狂気」が漂う。そうすればイランが持っているという「イスラエルの機密文書」がどの時点で公けになるかがポイントだ。いやもしかしてイスラエルはこの機密文書を亡きモノにするのが目的で今回の攻撃を仕掛けた可能性が高い。頼みのトランプのアメリカは、イスラエルを手助けこそすれ、邪魔はしないだろうから。(2025/6/18記)
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【イランがイスラエルの数千点に上る機密文書を公開へ…核戦略を含む「宝の山」の文書の内容とは】
025年6月10日(火)19時20分
アミール・ダフタリ
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https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2025/06/555450.php