投稿日: 2025-05-312025-06-26 投稿者: 編集室取材手帖・露地を撮る。《上七軒》片山通夫 京都には祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の5つの花街があり、そのうちの上七軒は「かきひちけん」と読み、京都の北野天満宮の表参道に面した花街を言う。歴史は古く1444年(文安元年)室町幕府の頃、北野社殿が一部焼失した。十代足利義稙は所司代 細川勝元に命じて、社殿の造営を命じた。その時の社殿造営の残材をもって、七軒の茶店を建て天満宮参詣人の休息所とし、これが上七軒の始まりだと言われている。