【609studio】今更ながらだが「少子高齢化」が目立ってきた。「少子化」とは、定義上の数値設定はないものの、出生率が低くなり、人口に対する年少人口の割合が少なくなることで、「高齢化」とは高齢者人口(65歳以上の人々)の割合が7%以上になることを指す。 さらに、高齢化率が14%以上の社会を高齢社会、21%以上を超高齢社会と呼ぶらしい。 “現代時評《少子高齢化、その先には消滅都市か》片山通夫” の続きを読む
びえんと《大災害時代の安全神話》Lapiz編集長 井上脩身

【LapizOnline】能登半島地震で幕を開けた2024年の1月17日。神戸市中央区の東遊園地で「阪神淡路大震災(以下、阪神大震災)1・17つどいが開かれ、1995年の大地震によって亡くなった6434人の霊を慰めた。早朝から会場にやってきた人たちの多くは、29年前の震度7の激しい揺れに見舞われるまで「大きな地震はこない」と思いこんでいた。阪神大震災はその安全神話をうち砕いたのであった。実は私も「関西に大地震はない」と信じて疑わなかった一人である。恥ずかしいことに、阪神大震災の約20年前、六甲山周辺で直下型地震が発生するおそれがあるとの警戒信号が出されていたことを最近になって知った。能登半島では17年前に震度6に地震が起きた。これほどわかりやすいシグナルはない。にもかかわらず住民たちは「まさかこんな大きな地震が来るとは」と信じられないおもいだったという。警戒警報をも否定する安全神話。それは「安全でありたい」という心理がつくりあげる″安全妄想″に過ぎないのである。 “びえんと《大災害時代の安全神話》Lapiz編集長 井上脩身” の続きを読む
神宿る。《岩部八幡神社大イチョウ》片山通夫
【Lapiz Online】香川県の塩江町に鎮座する岩部八幡神社は養老年間の717年から724年もしくは天平年間の
729~749年の創始と言われている。たまたま境内におられた方に「どっちなんでしょうね」と尋ねたら、「そのころ生きてたら記録しておいたのにね」。
もしかして狐か狸かはたまた貉かと思った。彼はにやりと笑うのみだった。 “神宿る。《岩部八幡神社大イチョウ》片山通夫” の続きを読む
現代時評《都知事選に向けて》山梨良平
【609studio】任期満了に伴う東京都知事選のおもな候補者が出そろった。と言っても現職小池氏、立憲民主党の蓮舫氏、そして元航空幕僚長の田母神氏が都知事選立候補を明らかにした。焦点は現職で知名度抜群の小池氏か蓮舫氏かと言うところだろう。
このところ週刊誌などで盛んに報じられているのは、小池氏の学歴詐称問題。簡単に言うと「カイロ大学を首席(後に訂正?)で卒業した」と同大学の卒業証書まで開示した。
お詫びと訂正:6月7日時点では小池知事が都知事選に出馬するという意思表示はされておりません。すでにされているように読み取れるかもしれません。お詫びして訂正いたします。(Lapiz編集部)
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Opinion《私たちは「いつ」戦争に反対するのか》渡辺幸重
-政権交代を果たし、軍事大国化を止めよう-
【Lapiz Onlin】岸田政権の内閣支持率が低空飛行を続けているなかで、安倍政権時から続いている日本の軍事大国化が後戻りのできない状態にまで進んでいる。 “Opinion《私たちは「いつ」戦争に反対するのか》渡辺幸重” の続きを読む
Lapiz2024夏号Vol.50《巻頭言》井上脩身編集長
【Lapiz Online】2024年は、能登半島が最大震度7の激震に見舞われることから始まりました。ピーク時には能登の住民ら1万2834人が学校や公民館などに避難、多くの高齢者はじっと寒さに耐えました。テレビに映される被災地の模様を見ていて、29年前、阪神大震災の避難所で目にした光景がよみがえってきました。 “Lapiz2024夏号Vol.50《巻頭言》井上脩身編集長” の続きを読む
現代時評《人民不在の国民限定憲法》井上脩身
【609studio】憲法記念日の3日、各地で憲法を考える集会が開かれた。護憲派は「憲法9条が骨抜きにされている」と危機感を募らせ、改憲派は「改正のための世論づくりを」と訴える。こうした相も変わらぬ報道にうんざりきみの私の頭をガーンとたたく記事にであった。現憲法の大原則は「国民主権」であるが、アメリカ合衆国憲法でもドイツ基本法でも、登場するのは「人」であって、「国民」ではないというのだ。私は「憲法は国民のためのもの」と信じて疑わなかった。そうではなく、「憲法は人のためのもの」であるならば、日本国籍のない人にも憲法の人権規定が及ぶはずだ。政府は第9条を拡大に次ぐ拡大解釈をしてきた。ならば「国民主権」を「人民主権」と解釈しても何ら問題はあるまい。いま難民受け入れ申請者や外国人労働者が急増している。「国民限定憲法」の殻を破り、「開かれた憲法」へと柔軟に対応していかなければ、わが国は早晩、諸外国からソッポを向かれるであろう。 “現代時評《人民不在の国民限定憲法》井上脩身” の続きを読む
現代時評《井の中の蛙》片山通夫
【609studio】少し前(24/5/3)に「国境なき記者団(本部パリ)」が報道自由度のランキングを発表した。対象の国・地域180カ国のうち日本は昨年から二つ順位を下げて70位、先進7カ国(G7)で最下位だった。 “現代時評《井の中の蛙》片山通夫” の続きを読む
現代時評《黙っていては何も変わらない》山梨良平
環境省職員が水俣病被害者側の発言中にマイクの音を切った問題。患者側や野党議員の発言が相次ぎ環境省は大臣以下現地熊本で謝罪するに至った。これ自身はとんでもないことで、せっかく作り上げた信頼関係を一瞬にして台なしにした。
【参考記事】 https://mainichi.jp/articles/20240508/k00/00m/040/269000c “現代時評《黙っていては何も変わらない》山梨良平” の続きを読む
新聞スクラップ《薬草でけがを治癒するオランウータン・・・》片山通夫
【バンコクAFP=時事】顔にけがをしたオランウータンが、自ら薬草を塗って傷を治そうとする様子が観察されたとの報告が2日、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。野生動物が薬草を用いて積極的に治療を行う姿が体系的に記録された初めての事例だという。
⇒3歳児より?・・・MORE “新聞スクラップ《薬草でけがを治癒するオランウータン・・・》片山通夫” の続きを読む
新聞スクラップ《環境省、マイク音切った・・・》片山通夫
水俣病の被害者側と伊藤信太郎環境相の懇談の場で被害者側の発言が制止された問題で、環境省は7日、団体側の発言中に持ち時間の3分を経過したため、発言者2人のマイクの音を切ったと認めた。水俣病対策を担当する特殊疾病対策室長が8日に被害者側に謝罪する方針を明らかにした。伊藤環境相から謝罪の指示があったという。
⇒公僕の名は死んだ。一体何様?
共同通信
https://www.47news.jp/10890074.html
現代時評《アルジャジーラに花束を!》片山通夫
アルジャジーラがイスラエル国内から追放されたというニュースが流れた。時事通信(2024年05月05日配信)によると「イスラエル政府は5日、中東の衛星テレビ局アルジャジーラの国内での活動停止を全会一致で閣議決定した」と言うことらしい。
馬鹿なことをしたものだ。勿論イスラエル政府のこと。そんなことをしても当然のことながらアルジャジーラは「ガザ内に残り、イスラエルの大量殺害を非難する数少ないメディアだ」となるだけだ。 “現代時評《アルジャジーラに花束を!》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus【国民の生命と財産を守れ】山梨良平
安倍政権以来10年余りの間、自民党政権はあらゆる問題を先送りしてきた。いやもっと言えば、必要な政策を手をこまぬいていた。その間、政治は、自民党の政治家たちは身を肥やすことに血道をあげてきたように見受けられる。 “現代時評plus【国民の生命と財産を守れ】山梨良平” の続きを読む
SDGs 初夏《皐月(さつき)》片山通夫
和名は早月(さつき)。 早苗(さなえ)を植える月。 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。 木々の葉落ち月(はおちづき)などなど豊かな表現の中に初夏の喜びが感じられる月。
芭蕉は 五月雨を集めてはやし最上川 と詠んだ。 “SDGs 初夏《皐月(さつき)》片山通夫” の続きを読む
現代時評【岸田総理!「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」です。】片山通夫
「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」、自分の命を捨てる覚悟で物事に当たれば、はじめて活路が開け、成功する道もおのずからできてくることをいう。水におぼれかかったとき、へたにあがけばいよいよ深みにはまりこむが、ひとたび運を天に任せて身をゆだねると、浮き上がることができる。そういえば首相は「命がけで」とか「火の玉になって」とか言われてましたね。 “現代時評【岸田総理!「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」です。】片山通夫” の続きを読む