連載コラム・日本の島できごと事典 その173《松島湾の貝塚》渡辺幸重

松島湾沿岸の貝塚の分布

宮城県松島湾に浮かぶ島々を含む松島湾沿岸には約70ヵ所の縄文時代早期から晩期の貝塚が分布しており、東京湾や霞ヶ浦沿岸とならんで「貝塚が特に密集する地域」として全国的に知られています。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その173《松島湾の貝塚》渡辺幸重” の続きを読む

紀行・岡山の旅《閑谷学校(しずたにがっこう)》片山通夫

閑谷学校
石塀(せきへい)– 重要文化財

岡山県の備前焼きの里に隣接した同じ備前市の山あいにその学校はあった。山深い谷に忽然と表れた建物は眼を見張る規模である。この閑谷学校と名付けられた学校は、江戸時代初期の寛文十年(1670年)岡山藩主池田光政公が日本初となる「庶民のための学校」閑谷学校を設立した。 “紀行・岡山の旅《閑谷学校(しずたにがっこう)》片山通夫” の続きを読む

紀行・岡山の旅《Japan Redの町,備中吹屋》片山通夫

旧吹屋小学校

岡山に吹屋という町がある。その吹屋は弁柄(べんがら)が有名だった。
幕末頃から明治時代にかけては、銅鉱とともに硫化鉄鉱石を酸化・還元させて人造的に製造したベンガラ(酸化第二鉄)における日本唯一の巨大産地として繁栄を極めたとある。 “紀行・岡山の旅《Japan Redの町,備中吹屋》片山通夫” の続きを読む

【609 Studio】email newsletter 2025年6月24日 #1212

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【609 Studio】email newsletter 2025年6月24日 #1212
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また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。 
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◆現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫  2025/6/21記
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 ロシアがウクライナに侵攻して戦い続けている。イスラエルが突然ハマスを相
手にカザ地区を空襲、その後ろではトランプのアメリカが後押ししていると思う
まもなく、イスラエルはこれも突然イランを強襲し戦闘状態に入った。ウクライ
ナで手が一杯のはずのロシアはイランの後押しなのか、イスラエルとイランの仲
裁に入ってもいいと発表。アメリカはこれを一蹴。いやその前にイラクのアサド
政権が倒れてロシアにアサド大統領が亡命した。

 中東は常に世界の火薬庫になっている。たとえは悪いが、アフリカでは一応の
落ち着きが見られるのだが、オイル争奪なのかどうか筆者にはわかりかねるが、
ロシアのウクライナ侵攻や近頃の中東をめぐる動きは落ち着かない国際情勢だと
言える。我が国はトランプの関税騒ぎに右往左往して、自動車産業だけが我が国
の産業かのようだ。合間に米騒動で農水相がしきりにパフォーマンスして「次期
総理」の噂にいい気になっていて、高市氏は埋没してはならじとばかりに、超右
翼的な言動に終始徹底の感あり。一方の野党も、本来ならば政権奪取の好機なの
に、決め手に欠くという烏合の衆の愚。

 あと一発、火種をどこかで誰かが投ずれば、全面戦争は確実に起こるようなご
時世になった。昔、サラエボ事件という事件があった。簡単に説明すると、1914
年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント大公
夫妻が狙撃暗殺された事件。この事件が第一次世界大戦の導火線となった。
緊張状態の真っただ中で一発銃を討てば、それが引き金となって大戦は起こる。
 トランプが「アメリカ第一主義」を主張する中で、宿敵イランを殲滅しようと
すればこの機を逃すまい。

 世界は、ロシアのウクライナ侵攻に始まり、イスラエルのガザ殲滅作戦やイラ
ン急襲、そしてその気になっているトランプのアメリカ・・・。
 とんでもない国から同盟国と呼ばれている日本や韓国はこの混沌とした国際社
会を平和裏に乗り切れるのか?

 もはや手遅れかもしれない。

参考 
サラエボ事件 https://www.y-history.net/appendix/wh1501-001.html
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◆TOPIX 〔世界の話題〕 
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〔地震〕

*2025/06/19 08:13 発表
https://x.gd/q7ueL

北海道で6回目の「震度4」太平洋側に続く揺れ…巨大地震の前触れ?防災グッ
ズの売れ行き増加…海外SNSで拡散する「7月5日に大地震」専門家の見解は?
「前兆なく突然来る」普段からの備えの重要性

*気象庁の地震情報一覧 は こちら
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/index.html?lang=jp

〔トランプ政権 大騒動〕

*プーチン露大統領「イランへの攻撃は根拠も正当性もない」
https://x.com/i/web/status/1937092360107647097

*イラン外相、ジュネーブで英仏独EUと協議 冒頭は「非常に緊迫」
https://www.cnn.co.jp/world/35234551.html

*トランプ氏、イラン攻撃は「2週間以内に決断」
https://www.cnn.co.jp/world/35234500.html

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【SDGs】

Sustainable Development Goals (SDGs)

直訳すると「持続可能な開発目標」。地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進す
るために世界を変えようという運動の骨子となるものです。17の分野の目標から
構成され、2030年までの達成を目指し、2015年9月の国連のサミットで全会一致
で採択されました。
貧困や飢餓、気候変動への対応、公正な社会の実現などに向けて、すべての人に
行動することを求めています。それぞれの分野は独立しているわけではなく、関
連しています。この目標達成に向けて努力するにあたり、国連は「誰一人として
取り残さない」ことを掲げています。(AFP News)
https://www.afpbb.com/feature/sdgs/top?utm_source=specialfeature

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【出版案内】

片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”

アマゾンでも電子雑誌として販売中!  https://onl.bz/EVvmBhx

60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年
代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルート
の重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟とな
ったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして
時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。

全286頁。モノクローム写真239点を収録。
発行 publishing house Lapiz
本体価格 5000円(税込)+送料(600円)

お問合せ・ご注文はメールで。
michiokatayama*gmail.com  *→@に変えてください。

お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘れなく。
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◇編集長から:片山通夫  
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 今更ながらだが、日本および日本近海は地震が頻発。要注意!

 国会が閉会し焦点は参議院選。

 イラン緊迫!世界の眼をいやンとアメリカそしてイスラエルに!
1万機超えるドローンショーで世界記録樹立 中国重慶市
⇒ショーの影で殺人ドローン開発が世界で進む。

 所でプロ野球交流戦、なんとも言えん(胃炎)のタイガースでした。
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【609 Studio】email newsletter

発行日  2025年6月24日 #1212

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現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫  2025/6/21記

サラエボ事件:車上のフェルディナント大公と妻ゾフィーに銃口を向ける暗殺犯 (事件のイラスト)

ロシアがウクライナに侵攻して戦い続けている。イスラエルが突然ハマスを相手にカザ地区を空襲、その後ろではトランプのアメリカが後押ししていると思うまもなく、イスラエルはこれも突然イランを強襲し戦闘状態に入った。ウクライナで手が一杯のはずのロシアはイランの後押しなのか、イスラエルとイランの仲裁に入ってもいいと発表。アメリカはこれを一蹴。いやその前にイラクのアサド政権が倒れてロシアにアサド大統領が亡命した。 “現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫  2025/6/21記” の続きを読む

連載コラム・日本の島できごと事典 その172《引揚者》渡辺幸重

浦頭に引き揚げてきた人たち(佐世保市提供:西日本新聞より)

1931(昭和6)年の満州事変から日中戦争、第二次世界大戦までの15年戦争の中でいわゆる「外地」に進出していた人々は1945(同20)年8月の日本の敗戦後、命からがら「内地」に帰ってきました。外地に残された日本人約660万人は日本へ強制帰国(引き揚げ)されることに、大日本帝國軍の軍人・軍属は武装解除の上で民間社会に復帰させる(復員)ことになったのです。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その172《引揚者》渡辺幸重” の続きを読む

現代時評plus《アメリカン・ドリームの終焉》片山通夫

州兵のみならず海兵隊まで派遣するトランプ大統領。自由の衣をかなぐり捨て
て、イスラエルに肩入れのアメリカ。すこし前に、「自由の女神の返還を要求し
た」フランスの政治家がいたが、アメリカの報道官は「無名の政治家だ」とこの
返還要求を一蹴したようだ。(読売新聞・AFP)
 米大統領にしても、この報道官にしても本当にレベルの低い連中で、今のホワ
イトハウスは占められている。 “現代時評plus《アメリカン・ドリームの終焉》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《第三次大戦の様相を帯びる》一之瀬明

イスラエルがイランを攻撃した。そしてイランはイスラエルに報復と言う名の攻撃を加えてこの両国は戦争状態に陥った。かねてからイスラエルはイランを何度も攻撃を加えるチャンスを待っていたように思える。
6月10日のニューズウイーク日本語版は【イランがイスラエルの数千点に上る機密文書を公開へ…核戦略を含む「宝の山」の文書の内容とは】と報じた。 “現代時評plus《第三次大戦の様相を帯びる》一之瀬明” の続きを読む

【609 Studio】email newsletter 2025年6月17日 #1211

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◆現代時評《大川原冤罪事件にみる特高警察体質》井上脩身
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  化学機械メーカー、大川原化工機(横浜市)の噴霧乾燥器輸出をめぐる冤罪
事件で、東京高裁から違法な捜査・起訴と認定された国と東京都は6月11日、
上告を断念、警察・検察のでっち上げ事件であることが確定した。 “【609 Studio】email newsletter 2025年6月17日 #1211” の続きを読む