────────────
【609 Studio】email newsletter 2025年8月12日 #1219
──────────────
世界のニュース、井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。
毎週火曜日発行 購読無料!
購読 解除 https://www.mag2.com/m/0000052236
───────────────
◆現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後》井上脩身
───────────────
毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年
前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下
バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年
前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。天皇主権の国から、戦後、国
民主権の国になり、天皇自身「戦争勝利の神」から「平和をねがう象徴」に変
わったはずだ。この20年あまり、わが国の右傾化が目立ちだしたが、気の合
う友まで天皇崇拝者になったことにショックをうけ、このままでは戦前のよう
な国になってしまうのでは、とおそれおののいた。その懸念が戦後80年のこ
とし、現実化した。「天皇は国をしらす」と唱える参政党が躍進したのである。
なぜこのようなことになったのか。現人神から象徴へと天皇制が変更されたに
もかかわらず、昭和天皇が退位しなかったことにその一因がある、とわたしは
思う。戦後、この国は生まれ変わるため新たな憲法を制定した。その公布は新
しい天皇の名でなされるべきであった。 “【609 Studio】email newsletter 2025年8月12日 #1219” の続きを読む
現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 全文》井上脩身
毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 全文》井上脩身” の続きを読む
現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 下》井上脩身
参政党の憲法草案
昭和天皇が退位しなかったため、昭和時代は戦後も40年近く経過した1989(昭和64)年までつづいた。1960年ころから経済が高度に成長、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博を経て、「ジャパン・アズ・ナンバー1」といわれるほどに我が世の春を謳歌した。 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 下》井上脩身” の続きを読む
現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 上》井上脩身
毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。天皇主権の国から、 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 上》井上脩身” の続きを読む
現代時評plus《せめて滅びに美学を!》片山通夫
大手新聞社を巻き込んで石破おろしを偽作する自民党旧安倍派や麻生派。何しろ、対米(トランプ)関税交渉も何とか治まったかに見える11日だが、15日の終戦記念日までに、石破おろしを完結したいところだが、 “現代時評plus《せめて滅びに美学を!》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《80年かかってその程度か》一ノ瀬明

今日8月9日は、80年前にナガサキに原発が落とされた日だ。核爆弾の威力はヒロシマで充分味わった。当時の長崎市の人口24万人(推定)で、そのうち約7万4千人が死亡、建物は約36%が全焼または全半壊した。
アメリカがヒロシマとナガサキに形の違う核爆弾を投下したのは、まさに実験だったのだろう。何しろ人間が何万人もいる都市をターゲットに投下したことは、如何に戦争だと言っても許せない暴挙だ。勿論我が国の政府・軍部がせめてもう少し早く降伏していれば、ヒロシマやナガサキの悲劇はなかった。 “現代時評plus《80年かかってその程度か》一ノ瀬明” の続きを読む
現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明

あれから80年が経った。今日は原爆が世界ではじめて実戦で使われた日である。1945年8月6日午前8時15分、連合国のアメリカ合衆国が枢軸国の日本に投下、広島市の上空でさく裂し、ウイキペディアによると9万~16万6千人が死亡したと言われている。 “現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明” の続きを読む
現代時評《一枚の写真》片山通夫

既にご存じの方も多いことだと思う。この写真は「焼き場に立つ少年」と名付けられたアメリカ人のカメラマンが1945年長崎で撮ったものである。写真は歯を食いしばって一点を見つめる少年の姿を、おそらく彼の前で燃やされている火を見つめているさまが的確に捉えている。焼き場というタイトル名から、その火が火葬の火であることが理解できる。 “現代時評《一枚の写真》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平
参議院選後、自民党内での「石破おろし」が盛んだ。その最大の原因は「三連敗した石破氏を総裁といただいた選挙に大敗したことにあると、非主流派は述べている。つまり大敗した自民党執行部は退場せよと言うわけだ。 “現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平” の続きを読む
現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平

自民党内で石破颪(おろし)が吹き荒れている。奈良県連は24日、「役員各位の英断をもって党の刷新を」との意見書を党に提出したと発表した。
読売新聞によると13の県連が同様の意見書を出したらしい。この期に奈良から「役員各位の英断」とはうさん臭い。奈良の山には山姥がいるようだ。 “現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平” の続きを読む
散歩道《額田王》片山通夫

かなりおおらかな時代、飛鳥に都があった時代の話。額田王は彼女の和歌を読む限りだが「恋多き女」だったようで、言い換えれば相当情熱的な女性だったとボクは思えるのだけど。勿論ボクだけでなく皆さんもそうだろうけど・・・。
彼女は大海人皇子のかつての妻で十市皇女(とおちのひめみこ)をもうけている。そして天智天皇(中大兄皇子)の寵愛を受けている。ご存じの通り天智天皇は天武天皇と兄弟。 “散歩道《額田王》片山通夫” の続きを読む
散歩道《陰陽師・安部晴明に会える土御門家史蹟》片山通夫

陰陽師(おんみょうじ、おんようじ)は、古代日本の律令制下において中務省の陰陽寮に属した官職の1つで、陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって占筮(せんぜい)及び地相などを職掌とする方技(技術系の官人。技官)として配置された者を指す。中・近世においては民間で私的祈祷や占術を行う者を称し、中には神職の一種のように見られる者も存在する。つまり天文学などのプロと考えればいいのだろう。 “散歩道《陰陽師・安部晴明に会える土御門家史蹟》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《石破首相、辞める理由がない》山梨良平
〔自民党内で、石破茂首相(党総裁)の「8月退陣表明」シナリオが半ば公然と飛び交い始めた。参院選の敗北を受けた「石破降ろし」の動きが一段と加速。日米関税交渉の合意で、続投の名目も消えた格好だ。 25/7/24 時事通信〕 “現代時評plus《石破首相、辞める理由がない》山梨良平” の続きを読む
現代時評plus《身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ》山梨良平
参議院選挙がご承知の通り終わった。大方のマスコミやSNSの予想通りの結果だと思える。しかし「他人のふりをしたい」自民党内の空気が憐れと憤りを覚える。
*続投表明の首相に自民党内で辞任要求相次ぐ…「居座り続けるならリコール規定使うべき」の声も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250722-OYT1T50004/ “現代時評plus《身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ》山梨良平” の続きを読む
現代時評《兵庫知事選を再現した参院選》井上脩身
参政党が大躍進し、自民・公明の与党が惨敗した参院選。SNSの駆使によってフェークニュースが飛び交うなど、さながら昨年11月の兵庫知事選の国政選挙版であった。こうしたトランプ型選挙は、当落にどう影響するのであろうか。NHKから国民を守る党(NHK党)の立花孝志党首は同知事選と今回の参院選に立候補した。立花氏の選挙にそのカギがあるのではないか、と考えて立花氏の選挙結果を点検した。 “現代時評《兵庫知事選を再現した参院選》井上脩身” の続きを読む