毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 全文》井上脩身” の続きを読む
現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 下》井上脩身
参政党の憲法草案
昭和天皇が退位しなかったため、昭和時代は戦後も40年近く経過した1989(昭和64)年までつづいた。1960年ころから経済が高度に成長、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博を経て、「ジャパン・アズ・ナンバー1」といわれるほどに我が世の春を謳歌した。 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 下》井上脩身” の続きを読む
現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 上》井上脩身
毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。天皇主権の国から、 “現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後 上》井上脩身” の続きを読む
現代時評plus《せめて滅びに美学を!》片山通夫
大手新聞社を巻き込んで石破おろしを偽作する自民党旧安倍派や麻生派。何しろ、対米(トランプ)関税交渉も何とか治まったかに見える11日だが、15日の終戦記念日までに、石破おろしを完結したいところだが、 “現代時評plus《せめて滅びに美学を!》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《80年かかってその程度か》一ノ瀬明

今日8月9日は、80年前にナガサキに原発が落とされた日だ。核爆弾の威力はヒロシマで充分味わった。当時の長崎市の人口24万人(推定)で、そのうち約7万4千人が死亡、建物は約36%が全焼または全半壊した。
アメリカがヒロシマとナガサキに形の違う核爆弾を投下したのは、まさに実験だったのだろう。何しろ人間が何万人もいる都市をターゲットに投下したことは、如何に戦争だと言っても許せない暴挙だ。勿論我が国の政府・軍部がせめてもう少し早く降伏していれば、ヒロシマやナガサキの悲劇はなかった。 “現代時評plus《80年かかってその程度か》一ノ瀬明” の続きを読む
現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明

あれから80年が経った。今日は原爆が世界ではじめて実戦で使われた日である。1945年8月6日午前8時15分、連合国のアメリカ合衆国が枢軸国の日本に投下、広島市の上空でさく裂し、ウイキペディアによると9万~16万6千人が死亡したと言われている。 “現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明” の続きを読む
現代時評《一枚の写真》片山通夫

既にご存じの方も多いことだと思う。この写真は「焼き場に立つ少年」と名付けられたアメリカ人のカメラマンが1945年長崎で撮ったものである。写真は歯を食いしばって一点を見つめる少年の姿を、おそらく彼の前で燃やされている火を見つめているさまが的確に捉えている。焼き場というタイトル名から、その火が火葬の火であることが理解できる。 “現代時評《一枚の写真》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平
参議院選後、自民党内での「石破おろし」が盛んだ。その最大の原因は「三連敗した石破氏を総裁といただいた選挙に大敗したことにあると、非主流派は述べている。つまり大敗した自民党執行部は退場せよと言うわけだ。 “現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平” の続きを読む
現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平

自民党内で石破颪(おろし)が吹き荒れている。奈良県連は24日、「役員各位の英断をもって党の刷新を」との意見書を党に提出したと発表した。
読売新聞によると13の県連が同様の意見書を出したらしい。この期に奈良から「役員各位の英断」とはうさん臭い。奈良の山には山姥がいるようだ。 “現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平” の続きを読む
散歩道《額田王》片山通夫

かなりおおらかな時代、飛鳥に都があった時代の話。額田王は彼女の和歌を読む限りだが「恋多き女」だったようで、言い換えれば相当情熱的な女性だったとボクは思えるのだけど。勿論ボクだけでなく皆さんもそうだろうけど・・・。
彼女は大海人皇子のかつての妻で十市皇女(とおちのひめみこ)をもうけている。そして天智天皇(中大兄皇子)の寵愛を受けている。ご存じの通り天智天皇は天武天皇と兄弟。 “散歩道《額田王》片山通夫” の続きを読む