現代時評plus《解党と言う選択技もある。》山梨良平

勿論自民党の話だ。少数与党に落ち込んだ公明党と自民党だが、石破勝利を退陣に党内で追い込み、総裁選で国民の顰蹙(ひんしゅく)を買ってまで続ける意味があるのか、はなはだ疑問に感じる。党首の腰の定まらない、極右の参政党やその他超右派の政党と組んで連立内閣を構成する予定なのか?極端な右翼政党と組めば公明党は離れるだろう。維新も一時の勢いがなくなっり、ここもしょっちゅう政治資金の問題で新聞紙上をにぎわしている。 “現代時評plus《解党と言う選択技もある。》山梨良平” の続きを読む

散歩道《子午線のまち》片山通夫

明石私立天文科学館

ボクの家の最寄りの駅(JR)から、ちょっとした旅のつもりで各駅停車の電車に時には乗る。その電車はおよそ2時間かけて明石と言う東海道線の駅に着く。駅は高架駅なので、冬などは吹き晒しだ。今は真夏なのでうだるような暑さ。駅のホームからは明石城址が見える。この城は明石藩の政庁と藩主の居所が置かれていた。別名、喜春城(きはるじょう、きしゅん-)、錦江城(きんこうじょう)とも呼ばれる。この城には天守がない。大分県中津城の天守を移築する予定だったらしいが、から天守を移築する計画があったらしいが、築城に神経をとがらせる幕府に配慮し、また大砲の技術が進み標的になる建物を建てる必要がなかったとの理由で天守は造られなかったと伝えられるが定かではない。 “散歩道《子午線のまち》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《石破首相側のブラフ?》片山通夫

新潟日報号外

ややっこしい、いや正当な「ブラフ」か、突然、石破おろしの自民党内に、解散風が吹き出した。「総裁選の前倒しが決まったら『選択肢は3つある』と石破首相は周囲に語っているとか。ひとつは、ギブアップして退陣する。ふたつ目は、自分も総裁選に出馬する。みっつ目には、解散総選挙に踏み切ると言う選択。石破氏の選択技は多い。ところが反石破派にはあまり選択はなさそうにも見える。現執行部に反旗を掲げているのに解散になった時「党の公認が得られるか」、「選挙費用は?」と悩ましいことになりそうだ。 “現代時評plus《石破首相側のブラフ?》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平

 最近の大方の見方では、石破続投と言う世論が後押しをしてどうも石破氏の続投が決まりそうだ。反石破の面々にとっては、「真夏の夜の(悪)夢」だったようだ。今後どのように動くかは予断を許さないだろうが、高市氏と言う眼はなさそうだ。彼女に「自民党を出て参政党と組めば」と言うような提言もあったようだが、「なぜ私が?」と反発したようだ。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《自民党はどこへ行く 2》山梨良平

自民党の内部で大きな嵐が吹いている。その嵐は地獄から脱する為の生みの苦しみの嵐か、それとも極右もしくは内部分裂への茨道なのか。安倍首相時代から現在に至るまでの間、菅と岸田の二人の首相を自民党は支えた。この二人は、安倍の専横を踏襲していた。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 2》山梨良平” の続きを読む

現代時評《反ユダヤ主義》片山通夫

絵画「エルサレムの包囲と破壊」デヴィッド・ロバーツ画

最近、新聞紙上などで「反ユダヤ主義」と言う言葉がよく聞かれる。イスラエルがハマスとの戦闘でガザ地区を攻撃している状況の中で、イスラエル側についたアメリカのトランプ大統領などからも、彼にとっては金科玉条のようこの言葉をよく聞くことがあるが、ユダヤ教やその歴史、またナチスのホロコーストなど、あまり日本人になじみのない歴史や言葉が頻繁に出てくる。もう一度筆者もおさらいするつもりで考えてみることにした。 “現代時評《反ユダヤ主義》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《トランプ関税》山梨良平

 2025年に入ってトランプ氏が大統領に就任して以来、所謂トランプ関税に世界は極度の混乱に陥っている。所で筆者は経済には滅法弱いことを最初にお断りしておく。けれども滅法弱い経済脳でもってしても、いやだからかもしれないが、トランプ大統領がよしとするアメリカの関税対策はどうにも腑に落ちないのだ。(写真は「フランスへ帰る!」自由の女神)

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現代時評plus《25/8/15 》山梨良平

今朝25/8/15の朝刊には「きょう終戦の日、各地で310万人の戦没者追悼…戦後80年の「首相談話」発表は見送り」と言う記事(読売新聞)が踊っていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250814-OYT1T50271/

「首相談話」発表が見送られる。なんでも10年前の「安倍晋三氏の談話を上書きされてたまるか!と言う自民党内保守派(?)の圧力のようだ。

結局石破首相は
戦没者追悼式の式辞で「反省」という言葉を復活させ、
「反省と教訓は一体だ」
とその理由を述べた。

【609 Studio】email newsletter 2025年8月12日 #1219

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【609 Studio】email newsletter 2025年8月12日 #1219
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世界のニュース、井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。 
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◆現代時評《昭和天皇が退位しなかった戦後》井上脩身
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 毎日のようにラインで近況を知らせてくる旧知の友人の報告のなかに、数年
前から「天皇陛下バンザイ」の書き込みが頻発するようになった。「天皇陛下
バンザイ」という強い響きは、わたしには「名誉の戦死」とかさなり、80年
前のあの重苦しい戦争のイメージがつきまとう。天皇主権の国から、戦後、国
民主権の国になり、天皇自身「戦争勝利の神」から「平和をねがう象徴」に変
わったはずだ。この20年あまり、わが国の右傾化が目立ちだしたが、気の合
う友まで天皇崇拝者になったことにショックをうけ、このままでは戦前のよう
な国になってしまうのでは、とおそれおののいた。その懸念が戦後80年のこ
とし、現実化した。「天皇は国をしらす」と唱える参政党が躍進したのである。
なぜこのようなことになったのか。現人神から象徴へと天皇制が変更されたに
もかかわらず、昭和天皇が退位しなかったことにその一因がある、とわたしは
思う。戦後、この国は生まれ変わるため新たな憲法を制定した。その公布は新
しい天皇の名でなされるべきであった。 “【609 Studio】email newsletter 2025年8月12日 #1219” の続きを読む