現代時評《三方一両損》山梨良平

落語に「三方一両損」という話がある。ご存じでない方のために説明すると「財布を拾った職人、落とした持ち主、そして裁く奉行(名奉行・大岡越前)の3者が、それぞれ自分の一両を損する形で物事を解決する話を指す。落とした大工と拾った左官が互いに金銭の受け渡しを拒否して争い、裁判に持ち込まれた際、大岡越前が自らの資金を加えて解決したという話。
参考 春風亭小柳枝師匠の落語。 “現代時評《三方一両損》山梨良平” の続きを読む

609 Studio email newsletter 2025年10月28日号 #1230

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609 Studio email newsletter 2025年10月28日号 #1230
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◆現代時評《三方一両損》山梨良平
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落語に「三方一両損」という話がある。ご存じでない方のために説明すると
「財布を拾った職人、落とした持ち主、そして裁く奉行(名奉行・大岡越前)
の3者が、それぞれ自分の一両を損する形で物事を解決する話を指す。 “609 Studio email newsletter 2025年10月28日号 #1230” の続きを読む

現代時評《臍を噛む人、噛まれる人・・・》山梨良平

今日、25/10/15の各社報道を読んでみると、三連休明けの高市氏が維新の吉村代表と会談「連立視野に政策協議に入る」ことで一致し、国民・玉木代表とは「一緒に責任を担って」と首相指名選挙での協力と連立見据えた連携促したと記者団に話した。総理指名選挙での協力を要請したという。 “現代時評《臍を噛む人、噛まれる人・・・》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《もはや内戦状態》山梨良平

トランプ大統領の国連演説は国連批判と説教と自慢に終始した。一国のそれも
アメリカと言う民主主義の手本だった国を、大統領自らが破壊していることを
まざまざと世界に示したと言える。少し調べてみた。調べて見れば見るほど、
もはやアメリカは内戦状態であり、外国にはいちゃもんを大統領自らがつけ、
ジェノサイドを現在進行形で行っているイスラエルのネタニヤフ氏を保護もし
くは容認している。如何にアメリカがユダヤ人グループの政治力や経済力がも
のを言う社会だとしても、いささかどころでなく常軌を逸している。 “現代時評plus《もはや内戦状態》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《世の中どんどんおかしくなってきた》山梨良平

アメリカはトランプ氏が大統領に就任し、イスラエルがパレスチナでジェノサイドを開始し、ロシアの戦争は解決をまったく実と失せない。我が国はと言えば、このところまともだった石破総理を引きずり下ろし「三馬鹿大将」ならぬ極右から怪しい推薦人を集めた「五馬鹿の候補者」がどんぐりよりも似たような公約を集めて戦っている。中には奈良のシカが外国人に虐待されているから外国人を「排斥」するとかしないとか…。

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現代時評plus《解党と言う選択技もある。》山梨良平

勿論自民党の話だ。少数与党に落ち込んだ公明党と自民党だが、石破勝利を退陣に党内で追い込み、総裁選で国民の顰蹙(ひんしゅく)を買ってまで続ける意味があるのか、はなはだ疑問に感じる。党首の腰の定まらない、極右の参政党やその他超右派の政党と組んで連立内閣を構成する予定なのか?極端な右翼政党と組めば公明党は離れるだろう。維新も一時の勢いがなくなっり、ここもしょっちゅう政治資金の問題で新聞紙上をにぎわしている。 “現代時評plus《解党と言う選択技もある。》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平

 最近の大方の見方では、石破続投と言う世論が後押しをしてどうも石破氏の続投が決まりそうだ。反石破の面々にとっては、「真夏の夜の(悪)夢」だったようだ。今後どのように動くかは予断を許さないだろうが、高市氏と言う眼はなさそうだ。彼女に「自民党を出て参政党と組めば」と言うような提言もあったようだが、「なぜ私が?」と反発したようだ。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 3》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《自民党はどこへ行く 2》山梨良平

自民党の内部で大きな嵐が吹いている。その嵐は地獄から脱する為の生みの苦しみの嵐か、それとも極右もしくは内部分裂への茨道なのか。安倍首相時代から現在に至るまでの間、菅と岸田の二人の首相を自民党は支えた。この二人は、安倍の専横を踏襲していた。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 2》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《自民党はどこへ行く 1》山梨良平

石破氏を引きずり降ろそうと言う動きが自民党の内部でかなり活発に起こっている。先月の参議院選後の結果と報道各社は伝えている。なんでも選挙敗退の責任を石破首相にとれということらしい。驚くことに既に後任の首相やそれに続く重要なポジションまでささやかれているという話だ。

週刊ポストはこう書いた。 “現代時評plus《自民党はどこへ行く 1》山梨良平” の続きを読む

現代時評plus《トランプ関税》山梨良平

 2025年に入ってトランプ氏が大統領に就任して以来、所謂トランプ関税に世界は極度の混乱に陥っている。所で筆者は経済には滅法弱いことを最初にお断りしておく。けれども滅法弱い経済脳でもってしても、いやだからかもしれないが、トランプ大統領がよしとするアメリカの関税対策はどうにも腑に落ちないのだ。(写真は「フランスへ帰る!」自由の女神)

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現代時評plus《25/8/15 》山梨良平

今朝25/8/15の朝刊には「きょう終戦の日、各地で310万人の戦没者追悼…戦後80年の「首相談話」発表は見送り」と言う記事(読売新聞)が踊っていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250814-OYT1T50271/

「首相談話」発表が見送られる。なんでも10年前の「安倍晋三氏の談話を上書きされてたまるか!と言う自民党内保守派(?)の圧力のようだ。

結局石破首相は
戦没者追悼式の式辞で「反省」という言葉を復活させ、
「反省と教訓は一体だ」
とその理由を述べた。

【609 Studio】email newsletter 2025年7月29日 #1217

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◆現代時評《真夏の石破颪(おろし)》山梨良平
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 自民党内で石破颪(おろし)が吹き荒れている。奈良県連は24日、「役員各位の英
断をもって党の刷新を」との意見書を党に提出したと発表した。
 読売新聞によると13の県連が同様の意見書を出したらしい。この期に奈良から「役
員各位の英断」とはうさん臭い。奈良の山には山姥がいるようだ。

 しかし見事に故安倍晋三氏の亡霊が見えてくる真夏の石破颪である。誰が「惨敗す
るような自民党」にしたのか、反省も何もあったものじゃない。良く「日本人は都合
の悪いことはすぐ忘れる」、もしくは「国民は忘れるから」、または「いつまで済ん
だことを」と彼らと彼らのシンパは言う。しかし今回の参議院選では明らかになった
ことは「国民は忘れていないし、鉄槌をくだしただけ」なのだ。それをわからずに、
「石破では戦えない」などと言っているうちは駄目だ。

 筆者は決して現在の自民党に立ち直って欲しいわけではない。このまま消えればいいとも思うときがある。また現在の野党に夢を持っているわけではない。けれども与党も野党も主導権争いをしている場合ではないことは、現状の我が国を見ればわかるはず。どうして、一度は自分たちで選んだ首相を下ろすという力が働くのか不思議なのだ。きっと真夏の石破颪には、山姥が跋扈している。奈良辺りから出没して。

 この日曜だったか、朝日新聞に「誰が自民を駄目にした」と記事が。石破首相の言だという。考えてみればこの石破おろしの「首謀者」はもと安倍派の流れを汲む所謂闇金グループのようだ。例えば旧統一教会と密接な関係を垣間見られる萩生田氏は「自民党の矜持と伝統は共有していると信じる」石破首相の出処進退でこう述べたという。厚顔無恥が「自民党の矜持」とはちゃんちゃらおかしい。そりゃ石破首相でなくともぶちぎれるわな。

 山姥を無視して、少なくとも防災庁設置を言う石破首相を支持したいものだ。まさか国民も「目先が変われば」と思っているわけではあるまい。地震、台風、豪雨、異常気象、山火事などに立ち向かえる防衛庁の設置を待ちたいものだ。戦時じゃなく赤十字防災船を日本沿岸に配置したいものだ。日本人の知恵で仮設住宅の迅速な設置を実現したいのだ。これには誰も文句はつけられまい。
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◆今週のTOPIX  
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[地震]

*北海道からトカラ列島まで、小さいが広範囲に地震が起こっている。
 詳しくは以下で。
〔気象庁地震情報〕
 https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/index.html?lang=jp

【世界で】

*NASA、4000人が退職 全体の20%超、予算削減に反発か―米
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072700105&g=int

*ロシア兵12万人の戦死確認 平均39歳、BBC調査
https://news.jp/i/1321950550817424216

*フランス、9月にパレスチナ国家承認へ  イスラエルは反発
(CNN) フランスのマクロン大統領は24日、9月に開かれる国連総会でパレスチ
ナ国家を承認すると発表した。マクロン氏は「中東における公正で永続的な平和に向
けたこれまでの取り組みにのっとり、パレスチナ国家を承認することを決定した」と
X(旧ツイッター)に投稿した。
https://www.cnn.co.jp/world/35235902.html?tag=nl

【石破辞めるなコール】+順不同 250726現在

*「石破辞めるな」官邸前で首相激励の市民集会 「石破コール」も
https://mainichi.jp/articles/20250725/k00/00m/040/385000c

*「石破おろし」に必死の自民、また顔のすげ替え? 裏金問題や国民の生活苦に向
き合わず、見放されたのに (東京新聞)
:石破茂首相(自民党総裁)の参院選惨敗の責任を問うために「両院議員総会」の開
催を目指す議員らは25日、総会招集に必要な党所属国会議員3分の1以上の署名を集め
た。党青年局も退陣要求を森山裕幹事長に提出。自民派閥の裏金事件をはじめとする
金権体質や、国民の生活苦に有効策を打てないことで支持を失ったはずなのに、党の
顔をすげ替えて目先を変えようと、党内抗争は過熱するばかりだ。(井上峻輔)
https://www.tokyo-np.co.jp/n/politics

*自民・萩生田氏「進退は自分で決めよ」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072501150&g=pol

*「石破降ろし」へ、署名集まる 狭まる包囲網、首相なお続投意欲―自民
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025072500899&g=pol

*官邸前で集会「石破辞めるな」 500人が激励、消極支持も
https://www.47news.jp/12918005.html

*「石破さん辞めないで!」異例の激励デモ 写真掲げ「イシバ」コール…官邸前に
駆けつけた人たちの思いとは
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423840?rct=politics

*石破首相の地元・鳥取の自民県連は「続投」要請…共同提出呼びかけた島根県連は
「手間がかかる」と応じず
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250726-OYT1T50019/

*麻生派が幹部会合 退陣不可避との見方「ポスト石破」の条件も話題
https://www.asahi.com/articles/AST7T4QNGT7TUTFK01JM.html

【SDGs】

〔解説〕Sustainable Development Goals (SDGs)

直訳すると「持続可能な開発目標」。地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進するために世界を変えようという運動の骨子となるものです。17の分野の目標から構成され、2030年までの達成を目指し、2015年9月の国連のサミットで全会一致で採択されました。
貧困や飢餓、気候変動への対応、公正な社会の実現などに向けて、すべての人に行動することを求めています。それぞれの分野は独立しているわけではなく、関連しています。この目標達成に向けて努力するにあたり、国連は「誰一人として取り残さない」ことを掲げています。(AFP News)
https://www.afpbb.com/feature/sdgs/top?utm_source=specialfeature

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片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”

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60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年
代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルート
の重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟とな
ったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして
時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。

全286頁。モノクローム写真239点を収録。
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お問合せ・ご注文はメールで。
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◇編集長から:片山通夫  
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 どうして自民党の政治家は、石破颪(おろし)に血道を上げるのだろう。闇金疑惑
の議員や安部政権で甘い汁を吸ってきた連中程石破颪に熱心だ。このまま石破氏が首
相を続けたら、よほど不都合なのだろうとしか思えない勢いだ。しかしこの参議院選
でいつまでも国民は寛容ではないと思い知ったはずなのに。こたえんやっちゃ!!

 それにしても政府がこれだけ弱体化しているのに、野党第一党と自負しているはず
の立憲民主党からは野田氏ともども「総理に」との話はないな。

 選挙時の票にならん層や運動体、政策案などに一切見向きもせん輩の集合体が政治
を動かしている。簡単に言うと、票にならんもしくは金にならんことには見向きもせ
ん輩がっかり。
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発行日  2025年7月29日 #1217

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現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平

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自民党内で石破颪(おろし)が吹き荒れている。奈良県連は24日、「役員各位の英断をもって党の刷新を」との意見書を党に提出したと発表した。
読売新聞によると13の県連が同様の意見書を出したらしい。この期に奈良から「役員各位の英断」とはうさん臭い。奈良の山には山姥がいるようだ。 “現代時評《みっともない、真夏の石破颪(おろし)》山梨良平” の続きを読む