強制連行

いろいろな説があり「嘘だ、まことだ」と日韓の間で争われているのが「慰安婦問題」と「強制連行問題」である。筆者はこの強制連行の問題に関しては詳しく調べてみた。まず日本側は兵站の問題を抱えながら、無謀な戦争を引き起こした。勢い兵士が不足してくるわけだ。その不足はたちまち国内の石炭の製造に響いてきた。炭鉱の仕事は力仕事なのだ。若くて力のある炭鉱夫を必要とする。必然的に当時植民地だった朝鮮半島から調達することになる。北部朝鮮は地下資源が南部よりも豊富だったらしく、工業を維持するために、南部で人的資源を求めた。筆者が聞いた話では、結婚語2・3カ月程の新婚の夫が野良仕事しているところを「調達」したと聞いた。トラックの荷台に何人もの男を詰め込んでそのままプサンの港まで運ばれたと。残った女性は儒教が社会に浸透しているからか、独身のまま一生を終えた人が多い。強制連行はまさに文字通りの意味である。
暖かい朝鮮南部から突然トラックに乗せられて船で樺太に運ばれた。樺太につくと外洋船は港に入れないのではしけで上陸したとも聞いた。大きな港がなかったのである。無論炭鉱を運営する会社は強制的に連行した人ばかりではなかったようだ。募集といって自ら募集に応募した人々もいたが、2・3年で帰れるとか、給与はこれ位は国元に送れるとか甘い言葉が応募する「餌」になった。
こうして樺太には朝鮮人の労働者が、日本の新聞社の統計では6万人程もいた。