現代時評[トランプ!Oh!America!]山梨良平

このところトランプ大統領のアジア諸国訪問で大騒ぎしたのはわが日本だった。いや、我が国の総理大臣とその周辺だった。韓国もアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催国として、参加国を盛大にもてなした。しかしその前にトランプは我が国に立ち寄った。トランプのわが首相の歓待ぶりは異常だった。しかるにマスコミ各社は手放しの褒めようだったという印象を受けた。もちろんトランプ氏にも高市氏にも。

ある記事では「キャピキャピ首相」と書いた。または「ピョンピョン総理」とも。一体あれは何だったのだろう。トランプ氏を歓待するのは彼をあくまで一国の元首として迎えるのだから、尊厳とまでは言わないが、もう少し上品に迎えてもいいのではないかと感じたのは、筆者だけではあるまい。彼の後ろには約3億5千万人の国民がいるのだ。内閣にはもう少し敬意と節度をもって接するように進言できる人物はいないのだろうか?

このところアメリカ国内ではトランプの不支持率はどんどん上がっている。63%が彼を不支持しているという。Cnnの最新の調査によると国と経済に広い不満が現れているという。来年、アメリカでは中間選挙が行われる。これを控えて民主党は勢いずいている。直近の重要な選挙、バージニア州では、中道派の元下院議員アビゲイル・スパンバーガー氏が最も力強い民主党の支持を得て勝利を収めた。ニュージャージー州でも同じく中道派の下院議員マイキー・シェリル氏が、トランプ氏からの支持を受けた共和党候補ジャック・チャタレリ氏を破った。米国の最大都市ニューヨーク(NY)では、「民主社会主義者」のゾーラン・マムダニ氏が勝利した。
https://www.cnn.co.jp/usa/35239998.html
https://www.cnn.co.jp/usa/35240099.html

まさに国民の人気(支持)はうつろいやすいものだが、そんな凋落傾向時期に入った売国にキャピキャピ首相はどのように受け止めているのだろうか。
そういえばノーベル平和賞に彼を推薦したキャピキャピ首相はこの件に関する質問に「答弁を差し控えた」ようである。国民の砕氷から国会で質問されて答えられないようでは首相の資格はない。そういえば安倍時代から「答弁を差し控える」風潮が蔓延しているようだ。馬鹿だね。