トランプ大統領が来た。そしてわが総理大臣は彼を迎えてキャピキャピと大騒ぎだった。腕を組んで手をつないで、ピョンピョン跳ねて。そして莫大な(書くのもおぞましいので興味のある方は当時の新聞などでお調べください)お金をアメリカに貢いだようなのだ。いや正確にはその予定のようなのだ。
今、我が国の国民は未曽有の生活苦に陥っている。子供が満足に食べられないと子供食堂が全国的に増えて信頼できる統計では昨年の確定値では、全国のこども食堂は10,867箇所。これは、前年度から1,735箇所以上増加し、初めて1万箇所を超えた数で、公立中学校の数(9,265校)を上回っている。この数値は全国の公立中学校数を上回る数である。おそらく首相は「なにしろ私は総理大臣なのだからトランプ大統領のお相手で忙しい」とばかりに国民の生活を知ろうとはしないのではないかと危惧する。
おまけに例えば先の大戦で山本五十六が初めの半年か1年間は戦えるが…と言ったらしいが今の日本も同じかそれ以下だろう。例えば石破時代にはコメの増産を決めたが、何をトチ狂ったのか高市氏が総理になったとたん、減産に舵を切った。過去の世界の歴史でも兵糧無き戦争は必ず負けてる。ただでさえ低い自給率は・・・。敵からみると今も昔も輸送船沈める方が簡単だろう。長い兵站はもろいものだ。
考えてみれば筆者を含む国民はこの国の主権者なのだ。憲法に定める基本的人権をもち、文化的な生活をする権利も保持しているはずだ。しかるに総理大臣が他国の大統領と「きゃぴきゃぴ」では 心もとないし悲しすぎるというものだ。そこには左翼も右翼もない。ただ憲法25条に定める「健康で文化的な最低限度の生活」をさせる義務が国にはある。具体的には社会福祉・社会保障・公衆衛生の向上に努める義務を負い、その具体化として生活保護制度などの社会保障制度が設けられている。生活保護制度を「さもしい」と言い放つ高市首相には早々に退場してもらいたいものだ。
昨今「出没するクマやきゃぴきゃぴ総理にはいささかならずとも閉口」する主権者である。