《トランプ氏、陰謀論の医療設備紹介する動画投稿 ネットで強い反発》とAFPは伝えた。 https://x.gd/3TgjC
この記事はまったくのフェイクでトランプ氏は自分のSNSに投稿したが、しばらくしてその投稿は削除された。はっきりいってトランプ氏は、このような陰謀論をあやつって自分に国民の目を向けさせるが巧いというか巧みだ。様子(反応)を見て引き下げるか、続けて声高に肉声で叫ぶかだ。そういう意味ではSNSは彼にとっては無料のアドバルーンとなっている。
京都大学大学院文学研究科の研究員である三上航志氏はその論文で「陰謀論という現象は歴史的に見ても珍しいものではないが、パンデミックの発生によって、COVID-19に関する陰謀論に大きな注目が集まった。その多くは、ウイルスの存在やワクチン接種を、その背後で働く何らかの有力者の意図に関連づけ、人々が監視されているという警告を発するものだ。典型的には、「新型コロナウイルスは存在せず、有力者が何らかの目的のためにでっち上げたものである」や、「ワクチンにはマイクロチップが埋め込まれている」といった主張が挙げられる。このような主張は時に、「ディープステート(影の政府)」に支配されたアメリカの政財界やメディアが一体となり、「新型コロナウイルスの感染が拡大している」と嘘をつき、経済を停滞させて大統領選挙を有利に進めようとしているといった陰謀論に発展することもある。」と解説している。
https://www.jst.go.jp/ristex/rinca/discours/essay/250310-1.html
このように考えると、トランプ氏は巧みにSNSを利用して、自分の立場を擁護し、かつ主張する。こんな言い方をしては申し訳ないが、そとから見ていると、トランプ氏は「西部開拓史の時代」に生きているように思えるし、陰謀論に加担するアメリカ人は「二丁拳銃の使い手」然としているかのようだ。
チャーリー・チャップリンが主役を演じる「独裁者」という映画を思い出す。
物語は「トメニア国の独裁者ヒンケルと、戦争で負傷し記憶を失ったユダヤ人の理髪師は、うり二つだった。ひょんなことからその独裁者と入れ替わってしまい、ユダヤ人の理髪師が独裁者になることに…。チャップリンは理髪師と独裁者の二役を演じ、初めて本格的にトーキーに挑戦、クライマックスの大演説シーンが、あまりにも有名」な映画。
もしかしてトランプ氏は前回の大統領選で民主党のバイデン氏に破れたときに、議会に押し寄せたトランプ支持派の中で混乱に紛れて記憶を失って・・・。
その後記憶を取り戻したトランプ氏は「関税」と言う記憶だけで・・・。
そんなことはないか。
しかし筆者は「陰謀論はトランプ氏の為にある」と思うのだ。
参考・陰謀論:なんらかの有名な出来事や状況に関する説明で、根拠の有無に
かかわらず「邪悪で強力な集団(組織)による陰謀が関与している」と断定し
たり信じたりしようとするものである。この言葉は、偏見や不十分な証拠に基づいて陰謀の存在を訴えているという、否定的な意味合いを持って使われることが多い。「陰謀論」という言葉は、単純に秘密の計画を指す「陰謀」とは異
なり、科学者や歴史家などその正確性を評価する資格のある人々の間で主流の
見解に反対しているなどの特定の特徴を持つ「仮説上の陰謀」を指すものであ
る。