
宮城県松島湾に浮かぶ島々を含む松島湾沿岸には約70ヵ所の縄文時代早期から晩期の貝塚が分布しており、東京湾や霞ヶ浦沿岸とならんで「貝塚が特に密集する地域」として全国的に知られています。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その173《松島湾の貝塚》渡辺幸重” の続きを読む
片山通夫公式サイト photo:秋田県
宮城県松島湾に浮かぶ島々を含む松島湾沿岸には約70ヵ所の縄文時代早期から晩期の貝塚が分布しており、東京湾や霞ヶ浦沿岸とならんで「貝塚が特に密集する地域」として全国的に知られています。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その173《松島湾の貝塚》渡辺幸重” の続きを読む
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【609 Studio】email newsletter 2025年6月24日 #1212
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◆現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫 2025/6/21記
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ロシアがウクライナに侵攻して戦い続けている。イスラエルが突然ハマスを相
手にカザ地区を空襲、その後ろではトランプのアメリカが後押ししていると思う
まもなく、イスラエルはこれも突然イランを強襲し戦闘状態に入った。ウクライ
ナで手が一杯のはずのロシアはイランの後押しなのか、イスラエルとイランの仲
裁に入ってもいいと発表。アメリカはこれを一蹴。いやその前にイラクのアサド
政権が倒れてロシアにアサド大統領が亡命した。
中東は常に世界の火薬庫になっている。たとえは悪いが、アフリカでは一応の
落ち着きが見られるのだが、オイル争奪なのかどうか筆者にはわかりかねるが、
ロシアのウクライナ侵攻や近頃の中東をめぐる動きは落ち着かない国際情勢だと
言える。我が国はトランプの関税騒ぎに右往左往して、自動車産業だけが我が国
の産業かのようだ。合間に米騒動で農水相がしきりにパフォーマンスして「次期
総理」の噂にいい気になっていて、高市氏は埋没してはならじとばかりに、超右
翼的な言動に終始徹底の感あり。一方の野党も、本来ならば政権奪取の好機なの
に、決め手に欠くという烏合の衆の愚。
あと一発、火種をどこかで誰かが投ずれば、全面戦争は確実に起こるようなご
時世になった。昔、サラエボ事件という事件があった。簡単に説明すると、1914
年6月28日、オーストリア・ハンガリー帝国のフランツ・フェルディナント大公
夫妻が狙撃暗殺された事件。この事件が第一次世界大戦の導火線となった。
緊張状態の真っただ中で一発銃を討てば、それが引き金となって大戦は起こる。
トランプが「アメリカ第一主義」を主張する中で、宿敵イランを殲滅しようと
すればこの機を逃すまい。
世界は、ロシアのウクライナ侵攻に始まり、イスラエルのガザ殲滅作戦やイラ
ン急襲、そしてその気になっているトランプのアメリカ・・・。
とんでもない国から同盟国と呼ばれている日本や韓国はこの混沌とした国際社
会を平和裏に乗り切れるのか?
もはや手遅れかもしれない。
参考
サラエボ事件 https://www.y-history.net/appendix/wh1501-001.html
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◆TOPIX 〔世界の話題〕
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〔地震〕
*2025/06/19 08:13 発表
https://x.gd/q7ueL
北海道で6回目の「震度4」太平洋側に続く揺れ…巨大地震の前触れ?防災グッ
ズの売れ行き増加…海外SNSで拡散する「7月5日に大地震」専門家の見解は?
「前兆なく突然来る」普段からの備えの重要性
*気象庁の地震情報一覧 は こちら
https://www.data.jma.go.jp/multi/quake/index.html?lang=jp
〔トランプ政権 大騒動〕
*プーチン露大統領「イランへの攻撃は根拠も正当性もない」
https://x.com/i/web/status/1937092360107647097
*イラン外相、ジュネーブで英仏独EUと協議 冒頭は「非常に緊迫」
https://www.cnn.co.jp/world/35234551.html
*トランプ氏、イラン攻撃は「2週間以内に決断」
https://www.cnn.co.jp/world/35234500.html
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【SDGs】
Sustainable Development Goals (SDGs)
直訳すると「持続可能な開発目標」。地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進す
るために世界を変えようという運動の骨子となるものです。17の分野の目標から
構成され、2030年までの達成を目指し、2015年9月の国連のサミットで全会一致
で採択されました。
貧困や飢餓、気候変動への対応、公正な社会の実現などに向けて、すべての人に
行動することを求めています。それぞれの分野は独立しているわけではなく、関
連しています。この目標達成に向けて努力するにあたり、国連は「誰一人として
取り残さない」ことを掲げています。(AFP News)
https://www.afpbb.com/feature/sdgs/top?utm_source=specialfeature
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【出版案内】
片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”
アマゾンでも電子雑誌として販売中! https://onl.bz/EVvmBhx
60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年
代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルート
の重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟とな
ったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして
時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。
全286頁。モノクローム写真239点を収録。
発行 publishing house Lapiz
本体価格 5000円(税込)+送料(600円)
お問合せ・ご注文はメールで。
michiokatayama*gmail.com *→@に変えてください。
お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘れなく。
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◇編集長から:片山通夫
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今更ながらだが、日本および日本近海は地震が頻発。要注意!
国会が閉会し焦点は参議院選。
イラン緊迫!世界の眼をいやンとアメリカそしてイスラエルに!
1万機超えるドローンショーで世界記録樹立 中国重慶市
⇒ショーの影で殺人ドローン開発が世界で進む。
所でプロ野球交流戦、なんとも言えん(胃炎)のタイガースでした。
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1931(昭和6)年の満州事変から日中戦争、第二次世界大戦までの15年戦争の中でいわゆる「外地」に進出していた人々は1945(同20)年8月の日本の敗戦後、命からがら「内地」に帰ってきました。外地に残された日本人約660万人は日本へ強制帰国(引き揚げ)されることに、大日本帝國軍の軍人・軍属は武装解除の上で民間社会に復帰させる(復員)ことになったのです。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その172《引揚者》渡辺幸重” の続きを読む
「大正ロマン」とは大正時代の趣を伝える思潮や文化事象を指す言葉である。それはそこはかとなく郷愁を感じる時代でもあった。次の昭和の時代になると、戦争の記憶が先に出てきて暗い時代になり、挙句の果てには思想も文化、文学も追いやられる時代になったあげく、空襲で大都市は焼け野原に、そしておぞましい原爆が落とされた。 “紀行・岡山の旅《大正ロマン》片山通夫” の続きを読む
岡山・下津井湊
3月も半ばだが、まだ寒い時期に「備前の国・岡山」に行くことにした。だいぶ以前から下津井と言う港町に興味があった。本州と四国を結ぶ明石海峡大橋と瀬戸大橋、少なくともこの二つの橋は、明石と下津井の町を激変させたようだった。明石は何度もいった。東経135線が町を南北に貫き日本の標準時を定めた明石、また神戸と言う大消費地を控えた明石は瀬戸内海で獲れる海産物の町でもある。一方の下津井は横溝正史の小説に出てきたのでその名を知った。 “取材手帖・晴れの国《北前船が運んできた富・下津井》片山通夫” の続きを読む
不思議な名前の不思議な建物が不思議な場所に建っている。
大正12年築の木造洋風建築物らしい。
これは筆者の偏見と言うかどうかはともかく、岡山は「大正ロマンの香り」が感じられる。横溝正史の推理小説の舞台が、戦後間もなくの岡山県が舞台だというのが多い影響もあり、またそれ以前の「大正ロマン」を満喫させてくれる画家で詩人の竹久夢二の生家もやはり岡山県(邑久町)だったりしてなんとなく親しみを覚える。 “紀行・岡山の旅《岡山禁酒會館》片山通夫” の続きを読む
路面電車はのんびりしていて楽しい。札幌、函館、富山、松山、高知等で乗ったことがある。最近高知では乗ったことがないが、「維新號」なんて路面電車が走っているかもしれない。(走っていました!!)勿論車掌は「脱藩じゃ」と叫びながら…。そういえば松山には「坊ちゃん電車」なるものが道後温泉と松山駅をそれらしいいでたちの車掌さんが同乗している。 “取材手帖・晴れの国《路面電車のある街》片山通夫” の続きを読む
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【609 Studio】email newsletter 2025年5月27日 #1208
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◆現代時評《英語ファースト大統領令の罪》井上脩身
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スペイン北部のサンティアゴ市(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)で「ガ
リシア文学の日」の5月17日、「ガリシア語を守ろう」と訴えるデモが行われ
た。スペインではスペイン語が広く使われているが、同市が属するガリシア州は
「ガリシア語はガリシアで生きる者にとってのアイデンティティー」として、ガ
リシア語を公用語に指定しているのだ。この2カ月前、トランプ氏は大統領令で
英語を公用語に指定した。アメリカでは1割の人がスペイン語を使っているが、
トランプ氏は、「英語を使えない者はUSAから出て行け」とばかりに″英語フ
ァースト″政策を強行した。少数の人たちの言語を許容するのか、封殺・排除す
るのか。世界はいま大きな岐路に直面している。 “【609 Studio】email newsletter 2025年5月27日 #1208” の続きを読む
昔、横溝正史と言う作家が、戦災を避けるために岡山県に疎開した時期があった。そこで生まれたのが本陣殺人事件(1946年)、獄門島(1947年)、八つ墓村(1949年)、犬神家の一族(1950年)などと言うおどろおどろしい推理小説群だった。彼の書く推理小説は岡山県の山村や瀬戸内海に浮かぶ小島を舞台にした戦前からの因習が絡む戦後の世界が主だった。人間の愛憎、物欲などが描かれた小説は人々に強烈な印象を与えた。筆者などは先に挙げた小説以外はあまり評価できないという生意気な分際だ。いずれにしろ、時折大阪から岡山を通って、鳥取や島根に向かう途中の中国山中は、現代でこそ高速道路も通って、列車も東京から「サンライズ出雲」という特急電車が岡山経由で通っている。
いずれにせよ、岡山県を語る時、出雲からの「出雲街道」とともに、外すことができないのが、この横溝正史と言う小説家である。