散歩道《額田王》片山通夫

額田王像(滋賀県立美術館蔵)

かなりおおらかな時代、飛鳥に都があった時代の話。額田王は彼女の和歌を読む限りだが「恋多き女」だったようで、言い換えれば相当情熱的な女性だったとボクは思えるのだけど。勿論ボクだけでなく皆さんもそうだろうけど・・・。
彼女は大海人皇子のかつての妻で十市皇女(とおちのひめみこ)をもうけている。そして天智天皇(中大兄皇子)の寵愛を受けている。ご存じの通り天智天皇は天武天皇と兄弟。 “散歩道《額田王》片山通夫” の続きを読む

散歩道《陰陽師・安部晴明に会える土御門家史蹟》片山通夫

天壇(名田庄で)

陰陽師(おんみょうじ、おんようじ)は、古代日本の律令制下において中務省の陰陽寮に属した官職の1つで、陰陽五行思想に基づいた陰陽道によって占筮(せんぜい)及び地相などを職掌とする方技(技術系の官人。技官)として配置された者を指す。中・近世においては民間で私的祈祷や占術を行う者を称し、中には神職の一種のように見られる者も存在する。つまり天文学などのプロと考えればいいのだろう。 “散歩道《陰陽師・安部晴明に会える土御門家史蹟》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《石破首相、辞める理由がない》山梨良平

〔自民党内で、石破茂首相(党総裁)の「8月退陣表明」シナリオが半ば公然と飛び交い始めた。参院選の敗北を受けた「石破降ろし」の動きが一段と加速。日米関税交渉の合意で、続投の名目も消えた格好だ。 25/7/24 時事通信〕 “現代時評plus《石破首相、辞める理由がない》山梨良平” の続きを読む

【609 Studio】email newsletter 2025年7月22日 #1216

【609 Studio】email newsletter 2025年7月22日 #1216
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連載コラム・日本の島できごと事典 その175《島の富士山》渡辺幸重

トカラ富士(中之島・御岳:「大分の山・登山記」サイトより)

島には珊瑚礁に囲まれた低い島から火山が噴火する高い島までさまざまな島の形があります。その中で円錐状のコニーデ型火山の島は海上にそそり立つ姿が美しく、よく“○○富士”と呼ばれます。津軽富士(岩木山:青森県)や讃岐富士(飯野山:香川県)、薩摩富士(開聞岳:鹿児島県)などと同じパターンですが、島嶼部に存在する“富士山(郷土富士)”を『新版 日本の島事典』(三交社)で調べてみました。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その175《島の富士山》渡辺幸重” の続きを読む

現代時評plus《身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ》山梨良平

参議院選挙がご承知の通り終わった。大方のマスコミやSNSの予想通りの結果だと思える。しかし「他人のふりをしたい」自民党内の空気が憐れと憤りを覚える。
*続投表明の首相に自民党内で辞任要求相次ぐ…「居座り続けるならリコール規定使うべき」の声も
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20250722-OYT1T50004/ “現代時評plus《身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ》山梨良平” の続きを読む

現代時評《兵庫知事選を再現した参院選》井上脩身

参政党が大躍進し、自民・公明の与党が惨敗した参院選。SNSの駆使によってフェークニュースが飛び交うなど、さながら昨年11月の兵庫知事選の国政選挙版であった。こうしたトランプ型選挙は、当落にどう影響するのであろうか。NHKから国民を守る党(NHK党)の立花孝志党首は同知事選と今回の参院選に立候補した。立花氏の選挙にそのカギがあるのではないか、と考えて立花氏の選挙結果を点検した。 “現代時評《兵庫知事選を再現した参院選》井上脩身” の続きを読む

現代時評plus《ヘイトか?また真贋も確認しよう。》山梨良平

「ヘイト」は、一般的に憎悪や嫌悪の感情、またはそれに基づいた言動を指します。特に、人種、民族、宗教、性的指向などの属性に基づいて、個人や集団を攻撃したり、差別したりする言動を指す「ヘイトスピーチ」という言葉で使われることが多い。 “現代時評plus《ヘイトか?また真贋も確認しよう。》山梨良平” の続きを読む

散歩道《石舞台と飛鳥寺》片山通夫

曽我馬子の墳墓かと思われる石舞台

明日香村(あすかむら)と飛鳥(あすか)は、どちらも奈良県高市郡に属する地名だが、厳密には意味が異なるらしい。明日香村は、高市郡の旧飛鳥村、旧高市村、旧阪合村が合併してできた村の名前で、一方、飛鳥は明日香村の中の大字(おおあざ)の一つであり、かつて飛鳥時代に政治の中心地であった場所を指すと言う。 “散歩道《石舞台と飛鳥寺》片山通夫” の続きを読む

連載コラム・日本の島できごと事典 その174《歌オラショ》渡辺幸重

生月島“隠れキリシタン”の集会(「平戸学」サイトより) 

オラショとは日本の潜伏キリシタン(隠れキリシタン)に伝承されてきた祈りの言葉で、ラテン語のoratio(オラシオ/オラツィオ:祈祷文)に由来します。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その174《歌オラショ》渡辺幸重” の続きを読む

秋田の旅《増田の内蔵》片山通夫

増田の蔵のある商家

通常蔵(土蔵)は表にあって、火事や盗難から中に入れたものを守るというのがその目的だ。だから土壁でその周辺を塗り固め、火事の時に火が入らないよう、実に頑丈に造られている。落語で「味噌蔵」と言うのがある。味噌は火事の時の目張りに使う。詳細は後ほどあげておく。 “秋田の旅《増田の内蔵》片山通夫” の続きを読む

現代時評《省庁の壁をぶっ飛ばせ!》片山通夫

Red Salamander

石破首相が防災庁の設置を加速するよう指示を出したという(250606NHK)。
一方でこの一か月間の間に1000回を超す地震が鹿児島県トカラ列島悪石島で起こっている。悪石島の人口は74人だとか。日本全体の人口から見れば塵芥の如きものだ。しかしそこにも人は住んでいる。生活は営まれている。一方日本地図を眺めてみると、今更だが、まあなんと海岸線の複雑かつ長いことに驚く。 “現代時評《省庁の壁をぶっ飛ばせ!》片山通夫” の続きを読む