【609studio】ある時、そう、突然仕事が降って湧いた。徳島の藍染の記録を撮る仕事だった。ボクは有頂天になって「モノクローム」で良いかと確認した。クライアントも当然という風に大きくうなづいた。そして撮った写真のうちの一枚がこれ。
Once Upon a Time《挫折の時代》片山通夫
安保、浅沼委員長暗殺、大学、国鉄・・・。暗かった社会のはけ口を若者たちはデモで社会に政府に大学、いわゆる体制側に訴えた。決してとは言えないが、あまり効果はなかったように思える。「挫折」と言う言葉が若者の間にはびこった時代でもあった。 “Once Upon a Time《挫折の時代》片山通夫” の続きを読む
光と影が綾なすとき《百鬼夜行》写真・片山通夫

その昔、平安時代のこと。京の都には百鬼が跋扈していた。百鬼夜行と言い、深夜に徘徊をする鬼や妖怪の群れ、および、彼らの行進を指す。
つまり人に災いをもたらす妖怪変化どもが深夜に都大路を練り歩いていた。
そんな時代に彼らが人間にもたらす災いを避けるために陰陽師がいた。陰陽師は天文学に優れて星の運行を読んで未来を読んだという。有名な陰陽師に安倍晴明がいた。時代が流れ京の都が応仁の乱にあった時、安倍晴明の子孫は若狭の国名田庄に疎開した。その名田庄に天壇が今に残る。 応仁の乱
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*天壇:土御門総社にある「天壇」。四神を示す四色の鳥居が四方を囲む神聖な空間。平安時代の大陰陽家として名高い安倍晴明を始祖とする土御門家は、「陰陽寮」の長官を世襲していました。その後、応仁の乱などの戦火を逃れるため、1400年代にこの名田庄の地に移り住んだと言われている。
不定期・連載
Once Upon a Time《街で》片山通夫
【609studio】町にカメラを持ってよく出かけた。この習慣は今でも変わらないと思う。持ってるカメラだが当時は無論フィルムカメラで50ミリもしくは35ミリのレンズを愛用していた。これも今と変わらない。ただデジタルカメラになっただけだ。それとカメラがとても軽くなった。 “Once Upon a Time《街で》片山通夫” の続きを読む
現代時評《八王子市民は良識を!》片山通夫
「高市氏、裏金候補を精力的に支援」とは2024年10月19日07時27分配信の時事通信だ。あの高市氏が八王子で、壺と裏金でだんまりを決め込んだ萩生田光一候補(東京24区)。自民党の公認を得られずに無所属で立候補している。「こんなすばらしい政治家を押し上げなくてどうするのか」とべた褒めだと時事通信は伝えた。 “現代時評《八王子市民は良識を!》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《知性と品性》一之瀬明
衆議院が解散されて、公認されない裏金議員の恨み節が聞こえる。自らの行いを恥じず責任転嫁も甚だしい。国民を愚弄した報いだと思うのだが、どうもそうは思っていないようだ。恨むなら安倍、管そして岸田氏を恨めばいい。いや、自らの以前の行いを恨むべしだ。 “現代時評plus《知性と品性》一之瀬明” の続きを読む
光と影が綾なすとき《メリケン波止場の壁画》写真・片山通夫
【609studio】神戸港にメリケン波止場と言う波止場がある。なんでも当時、この近くにはアメリカの領事館があり、当時の人々は「アメリカ」を「メリケン」と聞き間違えたため、メリケン波止場と呼んだらしいと言うが、アクセントが「メ」にあったのでそう聞こえたということではないのかとボクは思っている。当時は聞こえたまんま発音したであろうから。

光と影が綾なすとき《差し込む光・妻籠宿》写真・片山通夫
【609studio】妻籠宿は馬籠宿と並んで中山道の有名な宿場町である。写真は脇本陣奥谷で、格子から太陽の光が差し込む光景を秋から早春と言った季節限定(9月から3月の晴れた日)だが見ることができ、今や妻籠宿の風物詩となっている。
新聞スクラップ《「何度も立ち上がった」 被爆者、船旅で実相訴え》片山通夫
現代時評plus《もっと外交交渉力を!》山梨良平
南北、つまり韓国と北朝鮮両国の事である。もともとそんなに仲がいいわけではなかったが、このところ極度に悪くなってきている。真相はわからないから、筆者の憶測でしかないが、一触即発の危機であるなんでも汚物風船を飛ばしたとか。なんだか子供の喧嘩じみているが、あまり楽観はできない。北朝鮮は既にロシアに加勢してウクライナ戦線に兵を派遣しているようだ。この事態をわが身に置き換えて考えてみればその深刻さがよく理解できよう。 “現代時評plus《もっと外交交渉力を!》山梨良平” の続きを読む