「まさか」と感じた方も大勢おられただろう。石破首相の10万円商品券事件である。報道によると「昨年の衆院選で初当選した自民党議員に、同党総裁の石破茂首相が「会食のお土産」として10万円分の商品券を配った」と言う。(東京新聞その他)石破首相は自民党内でも「同志」と言える人が少ないらしい。だからなのかはわからないが、仲間を増やすために国民が主食である米をはじめ生活に必要な食料の高騰に苦しんでいる時に「まさか」である。 “現代時評《「党内野党」首相の役割》片山通夫” の続きを読む
エッセー《彼岸(ひがん)と此岸(しがん)》片山通夫

「彼岸だそうで。」
なんだか知らないが三途の川を挟んだ向こう岸が彼岸、こちら側が此岸と言うわけらしい。彼岸には春と秋があり、季節の変わり目ともいわれる。古来、「暑さ寒さも彼岸まで」とも言ったようだ。暑さ寒さの中間点、また昼と夜との時間の長さも同じときを行ったものだったが昨今はそうはならない。
彼岸とかいう考え方は仏教の教えがあって、供養や修行をするにはふさわしい時期という考え方がある。そしてなぜか春のお彼岸には「ぼた餅(牡丹餅}」、秋のお彼岸には「おはぎ(萩)」を、仏さまにお供えして供養する習わしがある。 “エッセー《彼岸(ひがん)と此岸(しがん)》片山通夫” の続きを読む
フォトエッセー《春まだ浅き・・・宍道湖》片山通夫
三寒四温とはよく言ったものだ。幸い過日松江を訪れた時は四温の日に当たったのかとても暖かくかつ好天に恵まれた。まさに「春」。そしてそのような風景を探してみた。写真は島根県立美術館の湖畔にあるモニュメント。
フォトエッセー《春まだ浅き・・・木曽路》片山通夫
fiction《アマテラスの誤算013》片山通夫
アマテラス降臨

【609studio】後年、アマテラスはなぜか地上に降りたくなった。殿上人のままだったらきっと今よりも人々の尊敬を集めていたのではと思われる。およそ人間は身近なものよりも遠くで混沌として、ある意味想像できないものには、大いに興味も集めるのではないかと思うからである。 “fiction《アマテラスの誤算013》片山通夫” の続きを読む
フォトエッセー《春まだ浅き・・中山道醒ヶ井宿》片山通夫
現代時評plus【ロシア侵略3年】片山通夫
「漁夫の利」
今年2月で3年が経った。プーチンのロシアは、北朝鮮からの砲弾・ミサイル、兵1万人(推測)を得て侵攻を継続している。そんな中アメリカの大統領は、ゼレンスキーウクライナ大統領をホワイトハウスに招き会談をしたまではよかったが、外交上あり得ない状況で口論し決裂した。取って返してゼレンスキー大統領は欧州で主要各国と会談し、以下に挙げるような、それぞれの国の首長から支持を得た。 “現代時評plus【ロシア侵略3年】片山通夫 ” の続きを読む
story《人形の話》片山通夫
「ひな人形・その由来」

かわいい、もしくは綺麗なお雛様の日、ひな祭りは今日3月3日で女の子の節句として日本各地で盛んだ。ひな祭りの歴史はかなり古く、平安時代中期(約1000年前)にまでさかのぼるという。当時は三月の初めの巳の日に、上巳(じょうし)の節句と言い、無病息災を願う祓いの行事が盛んだった。 “story《人形の話》片山通夫” の続きを読む
fiction《アマテラスの誤算012》片山通夫
天孫降臨

【609studio】さて我々の知っている一般的な天孫降臨は前回書いたように「高千穂(宮崎県)」へ降り立ったニニギノミコトの降臨を指す。記紀神話によると、アマテラスの孫にあたるニニギノミコトは、多くのお供をしたがえて高天原から「九州の高千穂」に降臨し、地上世界の統治者となる。いわゆる「天孫降臨」の神話である。 “fiction《アマテラスの誤算012》片山通夫 ” の続きを読む
現代時評《トランプの陰謀》片山通夫
とうとうその正体を表したと言うのが筆者が受けた印象である。この4年間、バイデン政権の間、トランプはおそらくかなり策謀を巡らせたと思う。自らの近くにバンス副大統領、マスクなどをこの4年間で親しく接したのだろうと思われる。 “現代時評《トランプの陰謀》片山通夫” の続きを読む