【609 Studio】email newsletter 2025年7月2日 臨時増刊

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【609 Studio】email newsletter 2025年7月2日 臨時増刊
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世界のニュース、井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
また諸般の事情によりサハリンの話題は都合により当面休止いたします。 
毎週火曜日発行 購読無料! 
購読 解除 https://www.mag2.com/m/0000052236
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◆現代時評plus《フェイクに騙されないで!》山梨良平
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 古代ギリシャ語に由来し、「民衆」と「導く者」を組み合わせた言葉をいう。現代では大衆の情熱と偏見に訴えることによって支持を求める政治指導者を指すが、いたずらに「偽情報をSNSなどで発信すること」も。典型的な例は「関東大震災時の朝鮮人虐殺」だ。震災のあと、「朝鮮人が井戸に薬物を投下した」、「朝鮮人や社会主義者が暴動を起こした。放火した」などの流言飛語が飛び交った。その結果、多数の朝鮮人や中国人、中には日本人も殺害された。このような事件を正面から調査することもしない国会や政府また地方の知事などは、震災後の混乱に乗じて、「資料がない(国会答弁)」、「震災の犠牲者と一緒に哀悼(都知事)」などと逃げて誤魔化そうとしている。

 事実を調べずに「デマ扱い」する為政者は何重にも責任を問われなければならない。なぜなら震災の犠牲者とは明確に区分されなければならない殺人事件なのだからである。
東京府:朝鮮人の被殺者数は司法省は39名(日本人は25名、中国人は1名)、内務省は63名、東京朝日新聞は37名。
亀戸事件(かめいどじけん):1923年9月3日、関東大震災直後の混乱の中、亀戸署内あるいはその近辺で警察及び軍の手により発生した虐殺事件。
その他詳細は「関東大震災朝鮮人虐殺事件」の字句でWEBサイトなどを検索してもらいたい。
このような政府・行政などが真正面から問題を取り上げずに、逃げたり誤魔化したりする姿勢を、
多く見られるから、一般国民もこれに乗じて「地震など大災害時のデマやフェイクニュースなど」を、匿名を良いことに、無責任に流すという風潮が目に余るようになった。
 
 参議院選挙も近い。デマやフェイクニュースに騙されないようにしなければ。

demagog:大衆の感情や偏見に訴え、扇動的な言動で人々を操ろうとする政治が家や指導者を指す
言葉です。元々は古代ギリシャの民主政治において、民衆を扇動して政治に影響を与える者を意味
していましたが、現代では主に否定的な意味合いで使われます。(AIによる)
https://x.gd/BZipB
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◆TOPIX 〔世界の話題〕 
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【トピックス】 2025/7/1~7/2

まあよく世界ではいろいろな事件や事故が起こるものだ。
中でも不気味なのは地震情報。

ただ地震に関するデマも、SNS中心に無責任に広がっている。気象庁や専門家は
「根拠のないデマ」と一刀両断。(7/2記)

〔地震〕

*鹿児島・悪石島で震度5弱 M5・0、津波の心配なし 6月21日から続発
2日午前4時32分ごろ、鹿児島県十島村の悪石島で震度5弱の地震があった。MORE
https://www.sankei.com/article/20250702-E5IFXVWFJVKVHO6OT6H662BNTM/

*鹿児島県 6/30トカラ列島近海でM5.1の地震 十島村で震度5弱 津波の心配なし
震源地:トカラ列島近海 マグニチュード:5.1 震源の深さ:約30km
https://weathernews.jp/news/202506/301833quake/
⇒この1週間に国内で観測された有感地震の回数は、前週に比べると非常に多い
水準となっています。大半がトカラ列島近海の群発地震です。震度3以上の地震
は25回発生し、そのうち22回はトカラ列島近海を震源とする地震でした。
(6月23日~6月29日10時の集計)

*群発660回、巨大地震前兆「トカラの法則」の風説が広がる 
専門家は「科学的根拠なし」
https://www.sankei.com/article/20250701-MITWOUN6KFLPPADBMHWAS66AJE/

【もう今更驚かないニュース】

*トランプ氏、マスク氏を再び批判「補助金なければ南アに帰る羽目に」
https://www.afpbb.com/articles/-/3586551

*日本は「米国にひどい扱い」 トランプ米大統領
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025040701097&g=int

*トランプ政権、ハーバード大を「公民権法に違反」認定・・・和解協議から一
転し資金打ち切ると警告
https://www.yomiuri.co.jp/world/20250701-OYT1T50067/

〔世界の国から〕

*米国の爆撃受けたイランの核施設、新たな衛星画像が示す作業の様子
https://www.cnn.co.jp/world/35234908.html?tag=nl

*イラン紙記事 ◆独占/ジュネーブ入札後に発表;セイエド・アッバース・ア
ラーグチー外相の警告 イラン紙 2025-06-20 翻訳者:KM(東京外大)
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=60385

*イラン紙記事◆警察が執行:イラン国営放送への攻撃に関与した2名使用され
ている工作員を停止 イラン紙 2025-06-20 翻訳者:SM (東京外大)
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/src/read.php?ID=60386

*「人々ひきつける 多くの謎」ノンフィクション「東洲斎写楽はもういない」 徳島市
:東洲斎写楽を使って徳島を盛り上げないか」。30年前、県郷土文化会館の職
員だった丁山俊彦さんからの提案・・・(読売新聞香川版 2025/05/19 )
https://www.yomiuri.co.jp/local/kagawa/feature/CO043811/20250519-OYTAT50005/

*サハリンで座礁の中国貨物船「安洋-2」、8月離礁作業へ (亜州ビジネス会員限定)
https://ashu-chinastatistics.com/news/204517-311292516920

【SDGs】

直訳すると「持続可能な開発目標」。地球環境を守りつつ、社会の繁栄を推進す
るために世界を変えようという運動の骨子となるものです。17の分野の目標から
構成され、2030年までの達成を目指し、2015年9月の国連のサミットで全会一致
で採択されました。
貧困や飢餓、気候変動への対応、公正な社会の実現などに向けて、すべての人に
行動することを求めています。それぞれの分野は独立しているわけではなく、関
連しています。この目標達成に向けて努力するにあたり、国連は「誰一人として
取り残さない」ことを掲げています。(AFP News)
https://www.afpbb.com/feature/sdgs/top?utm_source=specialfeature

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【出版案内】

片山通夫写真集 ”ONCE UPON a TIME”

アマゾンでも電子雑誌として販売中!  https://onl.bz/EVvmBhx

60年代から撮り続けたドキュメンタリー220点あまりを収録した写真集。1960年
代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ベイルート
の重信房子、ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟とな
ったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして
時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。オンデマンド印刷。

全286頁。モノクローム写真239点を収録。
発行 publishing house Lapiz
本体価格 5000円(税込)+送料(600円)

お問合せ・ご注文はメールで。
michiokatayama*gmail.com  *→@に変えてください。

お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘れなく。
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◇編集長から:片山通夫  
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 臨時増刊です。
トカラ列島付近の頻発地震とトランプ狂騒曲など様々な不安をあおるニュースが
あふれています。政権担当の石破氏はじめ政治家各位は対応に大わらわだろうが、
トランプ氏相手では常識の対応は通用しないかもしれない。
 
 選挙も近いことです。「デマ」には絶対乗らないこと。あなたが過去に生きてき
た歴史や経験が「デマ」を見抜くはず。
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【609 Studio】email newsletter

発行日  2025年7月2日 臨時増刊

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◇禁・無断転載◇ ───── ───── 

現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫  2025/6/21記

サラエボ事件:車上のフェルディナント大公と妻ゾフィーに銃口を向ける暗殺犯 (事件のイラスト)

ロシアがウクライナに侵攻して戦い続けている。イスラエルが突然ハマスを相手にカザ地区を空襲、その後ろではトランプのアメリカが後押ししていると思うまもなく、イスラエルはこれも突然イランを強襲し戦闘状態に入った。ウクライナで手が一杯のはずのロシアはイランの後押しなのか、イスラエルとイランの仲裁に入ってもいいと発表。アメリカはこれを一蹴。いやその前にイラクのアサド政権が倒れてロシアにアサド大統領が亡命した。 “現代時評《第三次大戦前夜》片山通夫  2025/6/21記” の続きを読む

現代時評plus《アメリカン・ドリームの終焉》片山通夫

州兵のみならず海兵隊まで派遣するトランプ大統領。自由の衣をかなぐり捨て
て、イスラエルに肩入れのアメリカ。すこし前に、「自由の女神の返還を要求し
た」フランスの政治家がいたが、アメリカの報道官は「無名の政治家だ」とこの
返還要求を一蹴したようだ。(読売新聞・AFP)
 米大統領にしても、この報道官にしても本当にレベルの低い連中で、今のホワ
イトハウスは占められている。 “現代時評plus《アメリカン・ドリームの終焉》片山通夫” の続きを読む

現代時評plus《第三次大戦の様相を帯びる》一之瀬明

イスラエルがイランを攻撃した。そしてイランはイスラエルに報復と言う名の攻撃を加えてこの両国は戦争状態に陥った。かねてからイスラエルはイランを何度も攻撃を加えるチャンスを待っていたように思える。
6月10日のニューズウイーク日本語版は【イランがイスラエルの数千点に上る機密文書を公開へ…核戦略を含む「宝の山」の文書の内容とは】と報じた。 “現代時評plus《第三次大戦の様相を帯びる》一之瀬明” の続きを読む

【609 Studio】email newsletter 2025年6月17日 #1211

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【609 Studio】email newsletter 2025年6月17日 #1211
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世界のニュース、井上脩身氏のコラムなど多彩な話題満載!
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◆現代時評《大川原冤罪事件にみる特高警察体質》井上脩身
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  化学機械メーカー、大川原化工機(横浜市)の噴霧乾燥器輸出をめぐる冤罪
事件で、東京高裁から違法な捜査・起訴と認定された国と東京都は6月11日、
上告を断念、警察・検察のでっち上げ事件であることが確定した。 “【609 Studio】email newsletter 2025年6月17日 #1211” の続きを読む

現代時評《大川原冤罪事件にみる特高警察体質》井上脩身

化学機械メーカー、大川原化工機(横浜市)の噴霧乾燥器輸出をめぐる冤罪事件で、東京高裁から違法な捜査・起訴と認定された国と東京都は6月11日、上告を断念、警察・検察のでっち上げ事件であることが確定した。わたしはこの報道に接し、1952年に起きた菅生事件を思い起こした。共通するのは、法令の施行・改正に際し、存在しない事件をつくりあげて出世の道具にした点だ。「非国民」の弾圧のためには無実の者をも地獄に落とす戦前の特高警察の体質が、戦後80年のいまも公安警察に脈々と流れていることを示した組織的権力犯罪なのである。 “現代時評《大川原冤罪事件にみる特高警察体質》井上脩身” の続きを読む

◆現代時評《取り残される農家》山梨良平

 闇にうごめいているような印象がある全国農業協同組合連合会(JA全農)の備蓄米。新聞報道によると、農林水産省はこの3月から4月にかけて3回に分けて備蓄米の入札を実施し、JA全農が全体の約95%を落札したとある。その半分がようやく卸売業者にこの程届いたというわけだが、JA全農「意図的に遅らせたわけではない」と言う。一方、5月下旬に随意契約で小売業者に直接売り渡した備蓄米は、契約から数日で店頭に並んでおり、スピードの違いが際立つ。
 精米する時間がとか何とかJA全農には彼らなりの理由がありそうだ。そういえば消費税を下げられない理由に、石破総理は国会で「下げるには技術的に一年はかかる」と述べていたが、上げるときはどうだったか?小売業者は「一晩で出来る」と言い切る。レジスターなどの変更のことだ。 “◆現代時評《取り残される農家》山梨良平” の続きを読む

紀行・岡山の旅《大正ロマン》片山通夫

「大正ロマン」とは大正時代の趣を伝える思潮や文化事象を指す言葉である。それはそこはかとなく郷愁を感じる時代でもあった。次の昭和の時代になると、戦争の記憶が先に出てきて暗い時代になり、挙句の果てには思想も文化、文学も追いやられる時代になったあげく、空襲で大都市は焼け野原に、そしておぞましい原爆が落とされた。 “紀行・岡山の旅《大正ロマン》片山通夫” の続きを読む

現代時評《英語ファースト大統領令の罪》井上脩身

スペイン北部のサンティアゴ市(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)で「ガリシア文学の日」の5月17日、「ガリシア語を守ろう」と訴えるデモが行われた。スペインではスペイン語が広く使われているが、同市が属するガリシア州は「ガリシア語はガリシアで生きる者にとってのアイデンティティー」として、ガリシア語を公用語に指定しているのだ。 “現代時評《英語ファースト大統領令の罪》井上脩身” の続きを読む

現代時評plus《ヤルタ会談の再来》山梨良平

80年程も以前、ヨーロッパではナチスドイツがヨーロッパを戦場に当時のソ連まで戦争の手を伸ばしていた。アジアでは朝鮮や台湾を植民地にした日本が、中国や東南アジアにまで侵略していた。ルーズベルトのアメリカもヨーロッパ戦線に参加した。世界は第二次大戦のさなかだった。 “現代時評plus《ヤルタ会談の再来》山梨良平” の続きを読む