生年も没年もよくわからない不可思議な天皇がいた。第26代継体天皇のことだ。。元の名はヲホドノオウ。彼は450年生まれで没年は531年とされる。近江国高嶋郷三尾野(現在の滋賀県高島市)に生まれた。滋賀県生まれというのも変わっているし、育ちは母方の故郷福井県三国辺りと言われている。その事実だけを見ても、決して幸せな育ちだったとは思えない。 “散歩道《継体天皇》片山通夫” の続きを読む
現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明

あれから80年が経った。今日は原爆が世界ではじめて実戦で使われた日である。1945年8月6日午前8時15分、連合国のアメリカ合衆国が枢軸国の日本に投下、広島市の上空でさく裂し、ウイキペディアによると9万~16万6千人が死亡したと言われている。 “現代時評plus《原爆の日・ヒロシマ》一之瀬明” の続きを読む
現代時評《一枚の写真》片山通夫

既にご存じの方も多いことだと思う。この写真は「焼き場に立つ少年」と名付けられたアメリカ人のカメラマンが1945年長崎で撮ったものである。写真は歯を食いしばって一点を見つめる少年の姿を、おそらく彼の前で燃やされている火を見つめているさまが的確に捉えている。焼き場というタイトル名から、その火が火葬の火であることが理解できる。 “現代時評《一枚の写真》片山通夫” の続きを読む
【609 Studio】email newsletter 2025年8月5日 #1218
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◆現代時評《一枚の写真は語る》片山通夫
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既にご存じの方も多いことだと思う。この写真は「焼き場に立つ少年」と名付けられたアメリカ人のカメラマンが1945年長崎で撮ったものである。写真は歯を食いしばって一点を見つめる少年の姿を、おそらく彼の前で燃やされている火を見つめているさまが的確に捉えている。焼き場というタイトル名から、
その火が火葬の火であることが理解できる。
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現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平
参議院選後、自民党内での「石破おろし」が盛んだ。その最大の原因は「三連敗した石破氏を総裁といただいた選挙に大敗したことにあると、非主流派は述べている。つまり大敗した自民党執行部は退場せよと言うわけだ。 “現代時評plus《み・に・く・い 権力争い》山梨良平” の続きを読む
散歩道《飛鳥から奈良へ・元興寺 写真》片山通夫
散歩道《飛鳥から奈良へ・元興寺》片山通夫

奈良時代と言うと一番に思い浮かぶのは「奈良漬」だというのは、我ながら、いささか恥ずかしい。奈良時代の長屋王の邸跡から出土した木簡に「進物加須津毛瓜(たてまつりものかすづけうり)」と記されていたものが出た。これは約1300年前の奈良時代にまで遡る。ボクは1300年前から、あの謀反の疑いで自害を余儀なくされた長屋王が頂き物の瓜の粕漬けを食べていたことを知って、いっそう長屋王に親しみと憐れみを感じる。 “散歩道《飛鳥から奈良へ・元興寺》片山通夫” の続きを読む