連載コラム・日本の島できごと事典 その176《全島避難》渡辺幸重

三宅島・雄山の火口(三宅村『三宅島噴火2000 火山との共生』より)

火山島の場合、大噴火によって火砕流やガスが島全体に及び、逃げ場がなくなる場合があります。そういうときには住民全員が島外に避難するしかありません。それが「全島避難」です。前に紹介した伊豆諸島・青ヶ島の「青ヶ島還住」はその一つです。なお、全島避難という言葉は一部連絡員を残した場合にも使われます。 “連載コラム・日本の島できごと事典 その176《全島避難》渡辺幸重” の続きを読む