現代時評《戦争の責任考》片山通夫

AFPの電子版に次のような記事が掲載されていた。

【10月20日 AFP】第2次世界大戦中にナチス・ドイツ(Nazi)の強制収容所で秘書を務め、ドイツでの裁判を控えた9月末に逃走を図ったイルムガルド・フルヒナー被告(96)が19日、初公判に臨んだが、ほぼ黙秘を貫いた。
AFP通信記事

ナチスドイツの強制収容所で被告は秘書を勤めていたようだ。裁判で検察側は、ガス室に送られた犠牲者が叫ぶ声や錠をかけたドアにぶつかる音は、収容所にいた全員に「はっきりと聞こえるものだった」と検察側は述べた。 続きを読む 現代時評《戦争の責任考》片山通夫

ONCE UPON A TIME 《日本の風景》File No.017

アイヌが手に入れた蝦夷錦の入手ルート

北海道・平取町に源義経がいたという伝説がある。日高の西部、沙流川の中流に位置し、四季折々の美しい風景に恵まれた自然豊かな町。貴重なアイヌ文化を伝える二風谷アイヌ文化博物館などの施設も多くある。
その平取に衣川で敗れた義経が実は難を逃れて北海道から樺太に渡り、最後はモンゴルでジンギスカンになった・・・・・と言われている。そして平取には義経神社が存在する。地図は参考 続きを読む ONCE UPON A TIME 《日本の風景》File No.017

現代時評《ちょっと斜めから見た印象・・・。》片山通夫

当たり前のことだが、世間は総選挙のニュースで持ちきりだ。結果は今月末に出る。希望としては政権交代を望む。しかしおそらくぎりぎりのところで自民・公明が中核をなし、国民民主・維新の補完勢力で政権を維持して、ほとんど変わらない世の中になる可能性がある。今も選挙後も自公や補完政党の立ち位置は同じだとみる。岸田政権とのパイプを作るのに必死であろう維新は、この選挙を機会に必死に政権に食い込むだろうと見た。 続きを読む 現代時評《ちょっと斜めから見た印象・・・。》片山通夫

とりとめのない話《標準レンズをもう一度》中川眞須良

今 カメラ、写真の世界で「標準レンズ」と言う言葉は死語になりつつある。

なぜなら「標準」の語の解釈が大きく変化したように思われるからだ。以前は「人間の眼」という明確な基準があった。レンズの焦点距離に換算すれば56~58ミリで、単焦点であることは議論の余地がない。特に1960年代以降 この人間の視角、視点に近い標準レンズ 各メーカー競って大量に造られてきた歴史がある。距離型式カメラなら40もしくは50ミリ、一眼レフなら50もしくは58ミリの範囲にほぼすべてが収まる。しかしこのレンズ(私は「単コロ」と呼んでいる) 一体何処へ消えたのだろう。 街なかで見かけることは皆無だ。 続きを読む とりとめのない話《標準レンズをもう一度》中川眞須良

連載コラム・日本の島できごと事典 その42《国境離島》渡辺幸重

領海とEEZ(海上保安庁)

近年、日本政府や政治家が急に使い始めた言葉に「国境離島」があります。領海や排他的経済水域(EEZ)などの線引きを行う際に管轄海域の根拠となる基線は国連海洋法条約で「沿岸国が公認する海図に記載される海岸の低潮線等」と定められています。日本は島国ですからその基線となる小島や岩礁がたくさんあります。1987年(昭和62年)の海上保安庁『海上保安の現況』によると、日本にある島嶼は本州島なども含めて6,852島(周囲100m以上)です。このうち、有人60島、無人465島の計525島が「国境離島」とされます(北方四島・竹島地域を除くと484島)。 続きを読む 連載コラム・日本の島できごと事典 その42《国境離島》渡辺幸重

【609 Studio】email newsletter >  2021年10月13日 号外

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◇緊迫する台湾海峡とその周辺
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にわかに台湾をめぐる情勢が緊迫してきた。関連するニュースを拾ってみた。
⇒台湾海峡 https://bit.ly/3BhDCZk

中央社・フォーカス台湾(台湾ニュースチャンネル)https://japan.cna.com.tw/

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