現代時評plus《金の匂いに群がるというより食い物にする輩たち》山梨良平

既視感がこの数年いつも筆者の頭というか感情に付きまとっていた。モリカケに始まって、いや実はもっと以前からそうだったのだろうが、「悪徳御用商人と悪代官」と云うコンビが我が国の政界を徘徊しているという構図である。

例えば東京新聞によると「国から769億円の事業委託を受け、そのほとんどを電通に流すサービスデザイン推進協議会のトップ笠原英一代表理事は業務内容は知らないと言い、辞任するそうだ。

そしていつもとは言わないが、ここでも電通とパソナという名前が出てくる。どうしてこんな構図が恥ずかしげもなく徘徊するのか全く理解に苦しむ。コロナ惨禍で中小企業などを支援する持続化給付金の国の事業で、手続き業務全体を受託した民間団体「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」が、過去に経済産業省の計14件の事業(総額約1600億円)を受託していたことがわかった。そのうち少なくとも7件では協議会だけが入札をしていたという。
(この項朝日新聞 

マスクと言いこの中小企業が窮地に陥っている今現在でも訳の分からない中間搾取としか思えない企業が介在する構図は許すことができない。
金の匂いに群がる電通やパソナはまさに政治家や官僚と結びつく政商だ。